一から作る組み立ておもちゃの種類と子どもにとって作る遊びの大切さ

一から作る組み立ておもちゃの種類と子どもにとって作る遊びの大切さ

2017.11.03

子どものおもちゃ選びで迷っているママ、一から組み立てられるおもちゃをご存知ですか?ただ遊ぶだけじゃもったいない!おもちゃを作る楽しみがある組み立ておもちゃをご紹介。さらに元幼稚園教諭に組み立ておもちゃの重要性を聞きました。

作る・組み立ておもちゃはいつからできる?

子どもが小さいうちは、おもちゃに触れたり握ったりするので精一杯ですよね。成長するにつれ、クレヨンでなぐり描きができるようになったり、折り紙が折れるようになっていくかと思います。何かを「作る」楽しさに子どもが興味を持ち始めたら、「組み立てる」というステップにも挑戦してみませんか?

遊びのなかに組み立ておもちゃを取り入れることで、ママも子どもも新しい発見があるかもしれませんよ。

組み立ておもちゃ
NadyaEugene/Shutterstock.com

作る・組み立てるおもちゃには何がある?

自分で作るおもちゃには組み立てる工程を楽しむ良さもありますが、組み立てた後も充分楽しめるようです。組み立ておもちゃについて調べました。


車や飛行機、乗り物を組み立てる

組み立てたあとに乗り物のおもちゃとして遊べる商品は、おもちゃ売り場でも見つけやすいかと思います。

子どもに人気のキャラクターがモチーフのおもちゃなど、種類も豊富です。おもちゃによっては子どもでも扱いやすい電動ドライバーが付属品でついていて、組み立て要素も充実。

乗り物おもちゃとして自走する商品もあり、完成した後も子どもが楽しめそうな組み立ておもちゃです。


机や椅子を組み立てる

子ども用の小さな椅子や机を一から作ることができる組み立ておもちゃもあります。

部品や道具の一つ一つが子どもでも扱いやすい大きめサイズになっている商品が多いようです。木のぬくもりを感じられる木製の商品は、インテリアとしても馴染みやすいかもしれません。

子ども用の椅子や机を買おうかなと考えているママは、組み立ておもちゃを検討してみてはいかがでしょう。椅子の背面や座席面にねじ穴などがあり、完成させたあとも付属品の木のトンカチとくぎを叩いて何度でも遊べる要素が満載な組み立ておもちゃも多いようです。


玉転がしを組み立てる

上から玉を転がし、下に落ちるまでのルートを子どもが自由に組み立てられるおもちゃがあります。遊び内容や組み立てがシンプルなため、子どもが小さいうちから取り入れやすい組み立ておもちゃかと思います。

カラフルなプラスチック製のおもちゃと温かみのある木製のおもちゃ、どちらも種類が豊富です。玉を転がすルートも、直線・曲線・波打つようにくねくねしている部品があったりと、おもちゃによってさまざまです。


段ボールハウスを組み立てる

子どもが入れるサイズの段ボールハウスを組み立てられるおもちゃもあるようです。三角屋根に煙突がついていたり、洞窟のように天井部分が半円になっていたりと、形も大きさもいろいろ。

狭い小さな空間にワクワクした経験のあるママやパパもいるのでは?秘密基地感覚で子どもも喜んでくれるかもしれませんね。


大工さんセット

大工セットのおもちゃ
maskalin/Shutterstock.com

子どもが扱うおもちゃとして、木製やプラスチック製の工具セットがあります。トンカチやドライバー、くぎやねじなど、大人が持つ工具箱と変わらない内容が充実しているおもちゃもあるようです。穴の開いている板や棒も付属でついているので、そのおもちゃだけあればすぐに作る遊びが始められます。

付属の部品で車や家などを何度も作ることができるので、物作りが好きな子どもも長く愛用できるおもちゃとなりそうです。

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子どもにとって作る・組み立てる大切さ

保育園や幼稚園でも「作る」「組み立てる」工作の時間がありますよね。作る遊びは子どもにとって何が大切なのでしょう。

家の中で子どもが何かを作る、組み立てる遊びをしているとき、ママは何を意識するとよいのか、子どもへの接し方も含め元幼稚園教諭に聞きました。


子どもが自分で考える時間がある

どんな物を作るか、どんなふうに組み立てるか、など立体的に何かを作る遊びは、他の遊びよりも自分で考える時間があるのが特徴だそうです。

発想し表現する楽しさを子どもに感じてもらえるよう、「こう作るんだよ」と初めから子どもに教えるのではなく、「どうやって作ろうか?」などと子ども自身が考えていけるような声かけを意識するとよいでしょう。


道具を使う

何かを作る、組み立てるとき、いろいろな道具を使います。のりやはさみ、場合によってはのこぎりを使うときもあるかもしれません。普段の生活のなかではあまり触れない道具を使うことで、使い方や手先の感覚を学ぶよい機会になるそうです。

小さな子どもに刃物などを持たせるのはケガの心配もありますが、ママといっしょに道具を使う体験をつんであげたいですね。


完成というゴールがある

理想の形に完成させるため、試行錯誤の先に明確なゴールがあるのが組み立ておもちゃのよい部分だそうです。完成した後の達成感は、子どもの成功体験の一つとなります。親としては、子どもには何度でも経験して欲しいですよね。
子どもが組み立て終えたら、たくさん褒めてあげましょう。作るのが大変だった部分などを具体的に子どもに聞くのもよいそうです。


人と協力しあう大切さ

一人では作れない、組み立てられないときに、誰かと協力しながら作る経験が子どもにとっては重要だそうです。
家で何かを作るとき、場合によってはママやパパの手が必要なときもありますよね。そんなときは子どもに「協力」を体験してもらえる絶好のチャンスです。

「〇〇くん(ちゃん)がこれを担当するなら、ママはあれを担当するね」と子どもと同じ立場になって接してみるのはいかがでしょう。「何かお手伝いする?」と子どもに聞いてみるのもよいかもしれません。誰かと力を合わせて作ることで、完成したときの喜びが増えるとよいですね。

組み立ておもちゃで子どもの「作る」を伸ばそう

組み立ておもちゃで遊ぶ子ども
Gaukhar Yerk/Shutterstock.com

自分で「作る」「組み立てる」おもちゃは、子どもにとっていろいろな体験をしやすいおもちゃなのかもしれません。子どものおもちゃ選びで迷ったら、作るおもちゃや組み立てるおもちゃを考えてみませんか?子どもやママだけじゃなく、パパもいっしょになって楽しめるよい機会になれば幸いです。

2017.11.03

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