受信料収入はピークの3割減、5000億円切れが見えた…大コケ「NHK ONE」移行が予想外に遅れるNHKの阿鼻叫喚

受信料収入はピークの3割減、5000億円切れが見えた…大コケ「NHK ONE」移行が予想外に遅れるNHKの阿鼻叫喚

それでも生き残り策はある

NHKが2025年10月から始めたネット業務「NHK ONE」が大コケしている。前サービスの「NHKプラス」からの移行が進んでいないのだ。次世代メディア研究所代表の鈴木祐司さんは「受信料が危機的な状況に瀕するだけでなく、ネットの世界でNHKの存在感は極めて希薄だ」という――。

「放送100年」で苦境に立つNHK

2025年は、本来なら放送100年の記念すべき1年だった。

1925年にラジオ放送が始まった時は、開局第一声でバラ色の社会像が示された。ところがラジオからテレビへと移行した放送界は百年後に大きな曲がり角に立つ。

特にNHKは長年に渡り先導役を務めて来たが、インターネット時代に後れを取り、さらに生成AI時代の入り口で、次の方向性を見いだせないでいる。

苦戦①:ネット対応

2025年に、NHKは大きな転機を迎えた。1つはインターネットをNHKの必須業務と位置付ける放送法が前年に改正され、25年10月から「NHK ONE」が始まったことだ。

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新旧インターネットサービス比較 イメージ図(画像=プレスリリースより)

従来の「NHKプラス」などのアプリや各ホームページを集約したものだ。ところが新サービスが始まって1カ月での「NHKプラス」からの移行は約201万件、11月末でも235万件に留まった。

旧サービスの9月末でのID数は約668万件だったと報道されている。しかも一週間あたりの視聴UB数は約264万(第1四半期平均)。旧サービス登録者の大半は2~3カ月の間、全くNHKのネットサービスを利用していない計算になる。

そもそも「NHKプラス」のID数は、人口比では1割に満たない。TVerアプリのDL数と比べても10分の1以下で、ネットの世界でNHKの存在感は極めて希薄と言わざるを得ない。放送ではリードする局面が多かったが、ネットでは大きく出遅れているのである。

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