「オイ」でも「コラ」でも「ダメ」でもない…部下のメンタルが一気に崩壊する上司の"2文字の言葉"
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パワハラにならず、部下がやる気を失わない、上手な叱り方はあるのか。人材育成コンサルタントの吉田幸弘さんは「部下が『責められている』と感じて回答ができなくなってしまう言葉は、叱るときに使うべきではない」という――。 ※本稿は、吉田幸弘『「また今日も、部下が浮かない顔してる…」 これからのリーダー必修「サーバント・リーダーシップ」入門』(きずな出版)の一部を再編集したものです。
「やる気」によって仕事の品質に差がでる
モチベーションに頼っていてはいけない、仕組み化して、とにかくやらないといけないようにしたほうがいい、という意見が最近、リーダーの中で出ています。たしかにモチベーションを「やらない理由」にしてしまうのはよくない。
私自身営業をしていた頃、「今日はモチベーションが上がらなかったら訪問件数は少なくていいや」などと手を抜いたことがありました。もちろん「やらざるを得ない仕組み」をつくることもできますが、そうはいっても人間のやることです。
モチベーションによって仕事の品質は出てしまうものです。それに部下のモチベーションは高いほうがいいに決まっています。お客様にきめ細かいサービスをしたり、新たなアイデアを出したりなどいつもより勢いよく仕事をしたという経験は誰しもあるのではないでしょうか。
モチベーションが上がらない3つの理由
ただ、部下のモチベーションを上げるのはそんなに簡単ではありません。理由は3つあります。
1つ目として、モチベーションの源泉は皆違っています。以前私は部下Aさんに、「この成績を上げ続けていれば営業マネジャーに推薦できるよ」と言ったことがあります。すると、「いや、私は現場でお客さんと話すのが楽しいから営業をやっているんですよ。マネジャーはいいですよ」と言い返されました。
逆に私は営業時代新規開拓が楽しかったので、「お客さんが取れるとうれしいだろ」と同行した部下に言ったものの、キョトンとしていました。別の部下から聞くと「彼は企画書作成とかがしたいようで、開発部に行きたいみたいですよ」という答えが返ってきました。
こちらがモチベーションを上げられるのではないかと思ってやっていることがまったく通じなかったのです。こういったケースは少なくありません。部下ごとにモチベーションの源泉を把握していく必要があります。





























