ブラックフライデーで「爆買い」しても後悔しない…賢い人がセール1週間前からやっている"3つの準備"
迷ったときはカートに入れて一晩寝かせる
Profile
セールで得する人と損する人の違いは何か。金融教育家の上原千華子さんは「売り文句につられて衝動的に買い物をすると、後で後悔する可能性が高い。セールが始まる前から準備をしているかどうかで差が出る」という――。
セールで得する人と損する人の違いは何か。金融教育家の上原千華子さんは「売り文句につられて衝動的に買い物をすると、後で後悔する可能性が高い。セールが始まる前から準備をしているかどうかで差が出る」という――。
10万円以上使う覚悟を決めた人も…
11月後半は、ECサイトや実店舗が「ブラックフライデー」一色になる季節。つい「お得」の文字に惹かれて買ってしまう――そんな経験はありませんか。
くふう生活者総合研究所の調査によると、ブラックフライデーの認知度は95.5%と非常に高く、予算は「1万~3万円未満」と答えた人が35.5%と最多です。「5万~10万円未満」「10万円以上」も計8.3%おり、つい財布のヒモが緩んでしまう時期かもしれません。

このような大型セールで同じ金額を使ったとしても、得する人と損する人がいます。その違いは、始まる前のひと手間にあります。購買心理と事前準備の両面から、衝動買いを防ぎ、満足のいく買い方を一緒に考えていきましょう。
セールに弱いのは「性格」ではなく「本能」
「残り3点」「本日限定」「タイムセール」
こんな言葉を見ただけで、「今すぐ買わなきゃ」という気持ちになりますよね。これは意思が弱いからではなく、脳の本能が働いているためです。
私たちは「損をしたくない」と感じた瞬間、取り残される不安や焦りを覚えます。その結果、「いま買わなければ」「限定だからすぐになくなるかも」と感情が先に動いてしまうのです。
さらに「人気No.1」「いま◯人がカートに入れています」といった表示にも要注意です。「みんなが買っているなら間違いない」と感じてしまい、必要かどうかを冷静に判断しづらくなります。また割引率が高いほど、お得に買った自分に満足してしまうことも。
このようにセールの舞台は、私たちの脳のクセを巧みに利用した心理戦になっています。だからこそ得する人は、お得に見える理由を見抜ける人です。「これは本当にほしかったもの?」と一呼吸おくだけで、買い物の質と満足度をぐっと上げることができるのです。





























