イモ・クリ・カボチャでもブドウでもない…糖尿病専門医が「食べ過ぎないで」と警告する糖質が高い「秋の味覚」【2025年10月BEST】

イモ・クリ・カボチャでもブドウでもない…糖尿病専門医が「食べ過ぎないで」と警告する糖質が高い「秋の味覚」【2025年10月BEST】

できれば避けたい「高糖質×高糖質」の糖質デラックスメニューとは

2025年10月に、プレジデントオンラインで反響の大きかった人気記事ベスト3をお送りします。健康部門の第2位は――。 ▼第1位 だから90歳でもボケずに小説を書き続けられる…「大御所作家」が毎日、自分で用意する朝食メニュー ▼第2位 イモ・クリ・カボチャでもブドウでもない…糖尿病専門医が「食べ過ぎないで」と警告する糖質が高い「秋の味覚」 ▼第3位 「靴底の減り方」を見れば一発で分かる…整形外科医が警告「老後にヨボヨボ化する不健康な足の形」

ようやく涼しくなり夏に減退していた食欲も復活する時期。糖尿病専門医の矢野宏行さんは「秋はとにかく食べる量に注意。イモやカボチャなど糖質を多く含む野菜も食べ過ぎないほうがいいが、食事のメインとなりがちな糖質の高い秋のメニューがある」という――。

秋の味覚、甘い野菜やフルーツは糖質が高い

夏の暑さも少しずつ和らぎ、いよいよ食欲の秋。秋の味覚といえば「芋・栗・南京なんきん(カボチャ)」をはじめ、柿・梨・ブドウといった果物類が代表的です。この時期、せっかくおいしい季節が来たのだからと、つい食べ過ぎてしまう人も多いのではないでしょうか。

しかし、私が専門とする血糖値の面から言うと、これらの食材の中には要注意のものもあります。まずイモ(芋)類。サツマイモやジャガイモは糖質を多く含んでおり、特に焼きイモは100gあたりの糖質が約34.5~37.8gと高めになっています。

クリ(栗)の糖質も多く、これが甘栗となるとさらに高くなります。カボチャの糖質の割合はサツマイモや栗に比べれば低いものの、それでも野菜の中では比較的高い部類に入ります。

糖質が高い野菜の代表格はイモ、カボチャ、トウモロコシ。私は、患者さんにはこの3つはなるべく控えるようお伝えしています。野菜=低糖質というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、実はそうとも限らないのです。「今日はサラダを食べた」と言っても、それがポテトサラダやカボチャサラダだったら、栄養面はともかく糖質面では好ましいとは言えません。

今は血糖値に問題がない方も、これらを食べる際はちょっと糖質を意識して、量を半分にする、葉物野菜と一緒に摂るなど工夫しましょう。葉物野菜に含まれる食物繊維には、糖質の吸収を遅らせ、血糖値が急に上昇するのを抑える作用があります。

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2025.11.18

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