相手が食事の約束時間に大遅刻…周囲から一目置かれる一流がイライラを顔に出さずに言う咄嗟の"8文字"
「なんで遅れてきたんだよ」と言っても食事がまずくなるだけ
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さまざまな人間関係の中で嫌な思いをしたり腹が立ったりすることがある。どう対処したらいいのか。歯科医の井上裕之さんは「私の答えは『自分を変える』こと。そういう気持ちで受けとめれば、相手から好感をもたれる」という――。 ※本稿は、井上裕之『一流の人間力』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を再編集したものです。
イラッとしたときの魔法の言葉とは?
「反りが合わない上司とはどう付き合えばいいですか。いつもその上司のいやなところばかりが目につくんです」
と相談を受けました。私の答えは
「自分を変える」ことです。
反りが合わない、いやなところが目につく人は、おそらくほかの人にとっても反りが合わない人であり、いやなことをする人です。
なぜ、いやなことをするのか、それには必ず何か背景があります。
ですから、「この上司はいろいろな辛いことがあるんだろう。私にとっていやなことではあるけれど、受け入れてあげよう」と自分の考えを変える。口に出さなくても、自分のスタンスを変えるだけで、相手はいい人に変わります。
私のクリニックには、まれに、何を言っても聞き入れてくれない患者さんが来院されることがあります。一瞬、閉口します。しかし、
「ほかのところでも、同じように振る舞っていて、相手にされていないのかもしれない。だとすれば、私だけでも話を聞いてあげよう」
と自分のスタンスを決めて接すると、その人は俄然いい人に変わります。
これは潜在意識(=自覚していない意識)のエネルギーの法則によって、自分の波動が相手に伝わって共鳴するからです(潜在意識についてここでは詳解を省きます。詳しく知りたい方は、拙著『人間関係が整うとすべてうまくいく』(KADOKAWA)をご覧ください)。

























