「会社に行きたくないから」だけではない…月曜朝がしんどい人に共通している日曜日のNGな過ごし方
大谷翔平選手が二刀流フル回転でも毎日元気ハツラツなワケ
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【第2回】「あぁ、生き返る~」が「どっと疲れた」に…「温泉に行く前よりグッタリ」の人は入り方を間違えている 休日をどう過ごすのがベストなのか。睡眠コーチの角谷リョウさんは「休みだからと睡眠時間を長めにしたり、じっとして休んだりする人は、かえって疲労物質や毒素が滞留しやすく、月曜朝がしんどくなってしまう」という――。 ※本稿は、角谷リョウ『仕事の質を高める休養力』(フォレスト出版)の一部を再編集したものです。
じっと休んでいても疲労物質は出ていかない
近年、雑誌の疲労回復の特集や、休養系の本でたびたび登場するキーワードが「アクティブレスト(積極的休養)」です。
ドジャースの大谷翔平選手やサッカーのクリスチアーノ・ロナウド選手などは試合後すぐ休まずに、ジョグやチューブなど軽めの運動をして疲労を早く回復させています。その理由は血液やリンパの中に疲労物質や老廃物が残っている状態で休んでも、あまり回復が進まないことを知っているのです。これをたとえて言うと「汚れた服をただ干している」感じです。
この場合「まずは洗濯してから干す」のが正解なのですが、この洗濯にあたる行為が「アクティブレスト」です。
一般的にアクティブレストはアスリートなどの体を動かす人の疲労回復法だと思われていますが、むしろ現代のデスクワーカーのほうが恩恵をたくさん受けられます。
運動不足でストレスフルな現代人はアスリートのようにメリハリがなく、交感神経にストレスを長時間かけているので、活性酸素やアンモニアなどの毒素が溜まりやすい状態です。さらに日本人は世界で一番座っている時間が長いことから、その溜まった毒素が流れることなく体の中に滞在してしまっています。
したがって、現代人が疲労回復するためには、このアクティブレストなくしてありえないのです。特に死んだ細胞などの老廃物を運ぶリンパ液は心臓のようなポンプがなく、運動すること以外で流れることはありません。
ここまで聞くと「アクティブレストってすごいことをしそう……」と思われるかもしれませんが、心配はありません。アクティブレストはストレッチや軽めの掃除程度の簡単に体を動かすレベルで十分に可能です。

























