冷蔵庫から取り出し、毎朝食べるだけ…医師が断言「更年期のイライラ」に効く"買い置きの定番食材"とは
「手をかけずに食べられるタンパク質」がいい
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更年期のイライラや体調不良を改善するにはどうしたらいいのか。内科医の梶尚志さんは「体調がすぐれない、疲れやすい、気分が落ち込みやすいといった不調の背景には栄養不足が関係していることが多い。特にタンパク質は欠かせない栄養素だ。おすすめの定番食材があるので参考にしてほしい」という――。 ※本稿は、梶尚志『更年期の不調の原因は栄養不足が9割』(あさ出版)の一部を抜粋・再編集したものです。
不調の原因は「食べない」こと
更年期の食事について話していると、よく「どんな食材がいいですか」「何を食べればいいのでしょうか」といった質問をいただきます。
たしかに食材選びは大切ですが、その前に見直してほしいのは「ちゃんと食べているかどうか」。
体型が気になって食事を抜いたり、家事や仕事に追われて食事の時間がとれなかったりして、「朝は何も食べない」「昼はパンだけで済ませる」といった食生活の方も少なくありません。
結果として、1日に必要なカロリーをきちんと食べられていない人が多くなっています。
体調がすぐれない、疲れやすい、気分が落ち込みやすい……。こうした不調の背景には、栄養不足が関係しているケースがとても多いのです。
私たちの体は、食べたものを材料にしてホルモンをつくり、自律神経や内臓の働きを支え、体温を保っています。タンパク質や脂質、ビタミン、ミネラルなどが不足すれば、体のバランスがくずれて、さまざまな不調があらわれやすくなります。
「食べていない人ほど体調が悪くなりやすい」というのは、栄養療法に取り組む医師のあいだでは、よく知られた事実です。

























