人前が怖く、本番にめっぽう弱かった女性が人気講師に…心の中で唱えた「度胸がつく秘密の言い回し」

人前が怖く、本番にめっぽう弱かった女性が人気講師に…心の中で唱えた「度胸がつく秘密の言い回し」

自信の無さをダダ漏れさせない「プチマウンティング」

自分の好きなことを副業、転職、独立へと活かすにはどうすればよいだろうか。週末アウトプットを指導する池田千恵さんは「ちょっとした工夫で自分の強みを相手に伝えられるようになります。その際に“プチマウンティング”することが相手への思いやりです」という――。 ※本稿は、池田千恵『朝15分からできる! 週末アウトプット』(日本実業出版社)の一部を再編集したものです。

話しベタだった私が講師になれた

私は現在、プレゼン、資料作成、思考整理など、「物の考え方、伝え方」についても講演や研修活動をしていますが、実は昔は人前が怖く、本番に弱かったのです。世の中には書くより話すほうがラクという方もいらっしゃいますが、私は話しベタだったので未だに書くことより話すことのほうがハードルが高く感じます。


友人2人とともに「ネオアラフィフの休憩室」というポッドキャストを配信していますが、いつも私だけ「あのー、そのー」が抜けず、編集の手間をかけてしまっている始末です。

小学校のときの授業中、演劇の感想をひと言言いなさい、と先生に指名されて、2~3分無言で立ち尽くしてしまったときのことを思い出すことがあります。先生はあきらめて、「もういい」と言って私を座らせました。言葉がうまく出てこなかったあのときの無力感はいまでも思い出すとちょっとつらくなります。

話すことはすぐに反応が見えて怖いですよね。とっさに言葉をまとめようと思っても、もたもたしてしまいますし、相手に「え?」と聞き返されると、自分が悪かったのではないか、とドキドキしちゃいますよね。でも大丈夫です。「話す」ことに勇気や心がまえは要りません。こんな私でも堂々と数百人の前で講師ができるようになった「話す」秘訣を紹介します。

前提となる3つの心構え

「話す」のパートに入る前に、まずはこの3つを意識してみましょう。

① どんな小さなアウトプットにもゴールを決める
② 失敗はつきもの。教訓を次に活かす
③ 過去の失敗を思い出して「うわあ!」となっても、「でも大丈夫!」と唱える

①どんな小さなアウトプットにもゴールを決める

これは、狙いを定めるという意味で、とても重要な訓練になります。「あの人から、こういう反応がもらえたら成功!」といった感じで、反応をもらいたい相手を決めて、その反応も予測してゲーム化するのです。

これは発信に限りません。たとえば家族とのやりとりでも有効です。「母親にこういう返事をしてもらうためには、こういうふうに言えばいいかな?」のように想像して、狙って話すことを意識してみましょう。

②失敗はつきもの。教訓を次に活かす

自分の考えが否定されたらどうしよう、とか、断られたらどうしようと思いますよね。

私もずっと怖いです。でも、チャレンジし続けているおかげで、怖さにだんだん慣れてきました。これは数稽古です。

思った反応を得られなかったり、注意されたり、「こんなことやっちゃだめだよ」と言われるときもあると思います。それでも経験値は増えて、「じゃあ、次はこうしよう!」と、違う方向でチャレンジできるようになります。なので「はい、次!」「はい、次!」のような感じで進めていきましょう。

③過去の失敗を思い出して「うわあ!」となっても「でも大丈夫!」と唱える

それでもやっぱり過去の失敗を思い出し「うわあー!」ともだえるときもあります。私もしょっちゅうあります。そんなときは「でも大丈夫!」と自分に言い聞かせてみましょう。

「うわあー!」と過去の失敗を思い出したときは、すかさず、何も考えずに即!「でも大丈夫!」と声に出します。声に出せるタイミングでない場合は、心で唱えても問題ないです。これは全く根拠がない、私のおまじないみたいなものですが、気分がリセットされて、「はい、次!」と思えるようになりますよ。では、早速始めていきましょう。

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2025.09.13

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