腰の痛みを「老化のせい」と放置するのは危険…医師「40代になったら受けておくべき"検査の種類"」

腰の痛みを「老化のせい」と放置するのは危険…医師「40代になったら受けておくべき"検査の種類"」

四十肩、五十肩は「年だから仕方ない」と考えてはいけない

体に不調が起きたら、どうするべきか。医師の平松類さんは「肩や腰、膝などに痛みが出ても年齢のせいにして放置する人は多い。しかし治療対象の病気やケガが隠れていることがある。一度は整形外科を受診したほうがいい」という――。 ※本稿は、平松類『それってホントに老化のせい?』(PHP研究所)の一部を再編集したものです。

背中が丸まっている高齢者の多くに起きていること

40歳以降の人が、ある日突然、肩周りに激痛を覚えて、その後しばらく腕が上がらなくなってしまう。四十肩、五十肩などと言いますが、まさにそのあたりの年齢で出やすい症状です。

肩に痛みが発生すると「年だから仕方ない」と、病院に行かない人がたくさんいます。これ、ちょっと危険なので、肩が痛い時には、必ず整形外科を受診して検査してもらってほしいのです。

というのも、単純に年齢のせいで組織などが硬くなり痛みが出ているケースと、「腱板断裂」という状態の可能性があるからです。前者は四十肩や五十肩という診断になりますが、後者は上腕骨と肩甲骨とをつなぐ腱が切れている状態で、場合によっては手術が必要になります。

症状の特徴としては、腕を上げることはできても、力が入りにくかったり、痛みを伴ったり、肩を上げ下げする途中で、「ゴリッ」「ジョリ」という音がしたりします。放置すると、日常生活で困るほどの痛みが出たり、可動域が狭くなってしまうことがあります。

同じような例でいうと、背骨が折れていても気づかない人がかなりいます。まさかと思うかもしれませんが本当です。圧迫骨折と言いますが、最初は痛いけれど、少し経つと痛みが和らいでくるのです。

そのために、「年による腰痛」だから仕方ないと、病院にも行かない人がいて、結局は、骨が折れたままの状態で、周囲の組織が固まってしまう。背中が丸まっている高齢者の多くが、骨折の放置が原因なのです。

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2025.09.07

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