「旅行先で仕事」「ミスを的確に指摘」は二流…そのとき、成果を上げる一流が選択する対照的な行動
仕事のデキる人が自分のミスではないのに謝る理由
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仕事のデキる人の特徴は何か。営業コンサルタントの菊原智明さんは「稼げる営業は、周りの人とできる限り円滑なコミュニケーションをとる努力をする。そのため旅行先では酔っ払って場の空気を読んで盛り上げ、チームのスタッフのミスを指摘して恥をかかせるようなことはしない」という――。 ※本稿は、菊原智明『決定版 「稼げる営業」と「ダメ営業」の習慣』(明日香出版社)の一部を再編集したものです。
「飛行機でアルコールを飲む、勉強する」どっちがいいか
稼げる営業は旅行で酔っ払い、 ダメ営業は旅行先で仕事をする。 |
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全国の営業が集まる表彰式のことです。
私の席だけ仲間と離れており、他県の営業の人と飛行機で隣の席になりました。
ここで今後のコミュニケーションの取り方に大きく影響する経験をしたのです。
隣に座ったAさんは席に着くなり、アルコール類を注文します。お酒があまり強くないのか? それとも飛行機の気圧の影響なのか分かりませんが、すぐに酔っぱらっていました。
酔っていることもあり初対面の私に対しても気さくに話しかけてくれます。
Aさん「どこからですか?」
私「私は群馬からです」
Aさん「群馬ですかぁ。じゃあ中村さん知っていますか?」
私「ええ、もちろんです」
Aさん「中村さんは有名ですからね。ところで群馬の名物は何ですか?」
その後もフランクにいろいろと話しかけてくれました。
一方逆隣りのBさんは、空港で購入した日経新聞を読んでいます。フライト中に熟読し、メモをとっていました。また日経新聞が読み終わると、タブレットでビジネス書を読みはじめます。「なんて勉強熱心な人なんだろう」と思いながらも、隣で雑談していて気が引けました。
会場に着いたAさんはパーティーがはじまっても楽しそうです。
Aさんのいるテーブルは宴会のようになっています。