お金の貯まらない家の冷蔵庫からごろごろ出てくる…片づけのプロが証言「貯まる人は旅先で買わないお土産品」
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旅先のテンションのままに、無駄買いをしてしまう人は少なくないだろう。お片づけ習慣化コンサルタントの西崎彩智さんは「衝動買いをする人は、お金が貯まりづらい。実際、お金の貯まらない家からは“使っていない”お土産品が、家中からごろごろ出てくる。無駄買いをなくしたいなら、『購入前に3つの問いかけを』と私はアドバイスしている」という――。
お金の貯まらない人が旅先で買うもの
旅に出ると、つい雰囲気に負けて、財布のひもが緩んでしまう人は少なくありません。
道の駅で買った調味料や乾物、クリームや美容オイルなどのスキンケア品、地名の入ったキーホルダーやクリアファイルなど……、その場の勢いで買ったけれど、家に持ち帰ったら使わなかったという話を、仕事柄よく聞きます。
以前、当社が運営する片づけのセミナーの受講生たちに冷蔵庫を片づけてもらったところ、道の駅で買ったであろうドレッシングやスパイス、ジャム、はちみつ、地域特産品のフルーツソースなどが大量に出てきました。そのほとんどの賞味期限は過ぎていて……なんてもったいない! 数カ月どころか数年単位で賞味期限が過ぎているものが多くありました。特に多いのは、「豆板醬」や「オイスターソース」「トリュフオイル」といった辛さやクセのあるものです。口は開いていて、1~2回ほどは使ったものの、普段食卓に出しているメニューに使用するような調味料じゃなかったため、使わなくなり冷蔵庫の奥に……。そのうち存在ごと忘れられてしまったようでした。
パントリーや引き出しに入れられた、海藻や魚介類、野菜の乾物にも出合うことが多いですね。こちらも賞味期限は過ぎています。「朝、スープに入れよう」と野菜の乾物を購入しても、そもそも朝ごはんを食べない人は習慣化できずに、やはり存在を忘れて月日が経ってしまうんですよね。「美味しいものを購入したら朝ごはんを食べるようになる“かも”」といった“かも”購入はやめた方がいいでしょう。
▼ 本当に必要かチェック!旅先で衝動買いしがちなもの
- 調味料
- 乾物
- スキンケアアイテム
- 地名の入ったグッズ
ちなみに、先日、社員旅行に行ったときのこと。うちのスタッフがお土産屋さんで“フジヤマ”と書いてあるキャップを買ったときには「本当にもう!」と思いました(笑)。帰ってきてから、そのスタッフに「あのキャップ、どうした?」と聞くと、「かぶっていない」と。これぞ、旅先での衝動買いの典型例ですね。
家に眠る「お土産品」をチェック
私も昔は、旅先で無駄遣いをしていました。例えば、海外で買った原色の洋服は、現地では着られるけれど日本ではとても着られません。
国内旅では、調味料や乾物を買ってしまうことが多かったです。買ったけれど、家に帰ってきたら全然食べなかったり、量が多くて使いきれなかったり……。本当に自分が食べるか食べないかを考えてから買うべきでした。
旅先で衝動買いをしているうちは、お金の貯まる人になかなかなれません。実際、お金の貯まらない家には“使っていない”お土産品が家中からごろごろ出てきます。
旅先での無駄遣いを防ぐには、以下の方法が効果的です。