塾に通わず、現役で東大合格できた…「スマホ漬け」なのに成績がぐんぐん伸びた東大生の"YouTube視聴リスト"

塾に通わず、現役で東大合格できた…「スマホ漬け」なのに成績がぐんぐん伸びた東大生の"YouTube視聴リスト"

どうすれば頭がよくなるのか。現役東大生ライターの清野孝弥さんは「教科書だろうが、塾のテキストだろうが、YouTubeだろうが大差はない。一番大切なのはどう使いこなすかだ」という――。

「スマホ」と「勉強」は両立できる

「子供が家に帰ってもスマホばかり見ていて心配」

「子供の成績が悪いのはスマホのせいだと思う」

「子供がスマホばかり見て馬鹿にならないか不安」

世の中の親御さんたちは、このようなスマホにまつわる子育ての不安が尽きないでしょう。筆者も小学生から高校生までさまざまな児童、生徒の学習支援に携わってきましたが、保護者の方から聞く悩みの多くは「スマホとの向き合い方」に関するものでした。

確かに生徒たちと話していても、「YouTubeの動画のあのシーンが良かった」とか「あのYouTuberはめちゃくちゃ推せる」とか、そういった会話を交わすことはもはや日常です。大人でさえYouTubeを見たことがない人のほうが少数派ではないでしょうか。

本稿ではスマホを最大限有効活用することで、独学で東大に現役合格した筆者の経験談をふまえて、「では、どうすればYouTubeと勉強を両立させていけるのか」という話をしていきます。勉強に役立つおすすめのチャンネルなどを具体的に紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください。

“現役東大合格”にYouTubeが役立った

まず筆者から皆さんに覚えておいていただきたいこと。それは「YouTubeを制する者は、受験を制する」ということです。

「YouTubeばかり見ていると頭が悪くなってしまうかもしれない」。実はかつて筆者もそうした意識を持っていました。ただ、最近はこの考え方が完全に過去のものになろうとしています。

コロナ禍以降、スマホを使ってオンラインで学習するという新しい勉強スタイルが拡大しました。そして最近は、YouTubeにも、学校や塾の授業に匹敵するようなレベルの「授業動画」や、勉強法を教えてくれる「勉強指導系の動画」など、多岐にわたる“教育系”というジャンルの動画が投稿されています。

まさしく筆者が東大受験をしたのは2022年のコロナ禍真っただ中で、ちょうどオンライン型の学習法が普及していたタイミングでした。筆者が東大に独学で合格することができたのは、もはやスマホのおかげと言っても過言ではないと思います。

このように、スマホ型の学習だけでも最難関の東大入試を突破できるような時代です。「YouTubeを制する者は受験を制する」というのは、将来的には受験業界の常識となっていくと確信しています。

もしかしたら読者の皆さんの中には「筆者は地頭が良かったから」と疑問を持たれた方もいるかもしれません。断言しますが、一切そんなことはありません。スマホは使いましたが、何一つ特殊な勉強法をしたわけではありませんので、誰しもがマネできる再現性の高いものとなっていると思います。

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https://kidsna.com/magazine/article/entertainment-report-240921-26996518

2024.12.19

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