【令和の子育て】木下ゆーきと学ぶ!最近よく聞くサステナブルが子育てにも重要な理由
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子育てインフルエンサーの木下ゆーきさんと一緒に、サステナブルについて学びます。なぜ子育ての中で、サステナブルを学ぶ必要があるのか? 新たな気づきを得て、理想の子育てと持続可能な社会とを実現するためのヒントをお届けします。
なぜ子育て世帯がサステナブルを学ぶ必要があるの?
ーー木下さんは今日のテーマ「サステナブル」と聞くと、どんなことを思い浮かべますか?
ーーほとんどの皆さんはそうですよね。サステナブルとは「地球の環境を壊さず、資源も使いすぎず、未来の世代も平和で美しい地球で生活をし続けていける社会」を表す言葉です。木下さんは、地球環境問題について普段から何か意識されてることはありますか?
ごく当たり前のことかもしれませんが、スーパーに買い物に行くときにエコバッグを使ったりするくらいですね。家を出るときに使いまわしのビニール袋を持っていくこともあり、レジで「袋はいらないです」と言って袋詰めしようとしたら、持ってきた袋がコンビニのすごい小さいもので。買ったものが全然入らなくて、両手に抱えて車まで運ぶこととかよくあります(笑)。
あとはつい最近、近所の本屋で「使えなくなった短い鉛筆を3本持って行ったら、新品の鉛筆1本と交換してもらえる」という取り組みを見かけました。息子と一緒に「めっちゃいいね!」と話していたところです。環境にいいのはもちろんですが、物を大事に使う大切さを子どもたちには伝えていきたいし、子どもたちも少しは意識をしているように思います。
木下ゆーきは何問正解?サステナブル理解度チェック!
ーーでは、サステナブルに関するクイズを用意しているので、挑戦していただきます。
はい……!
ーーもし人類が今のままの生活を続けていたら、2100年の世界平均気温は、2000年時点の平均気温と比べてどうなっていると思いますか?(※1)
僕が子どもの頃よりも確実に暑くなってると思うので、10℃くらい上がるのではないでしょうか?
ーー正解は最大で4.8℃上昇すると言われています。
正解より上に答えてしまってすみません(笑)。でも、気温が5℃違うというのはかなり大きいですよね。15℃と20℃だったら着る服だって全然変わりますもんね。今でさえ夏場は子どもたちを外ではなかなか遊ばせてあげられないけれど、5℃も上がったら大変ですよね……。
ーーそうですよね。では次の問題は、『気候変動アクション』とは何でしょうか?
なんとかレンジャーとか、戦隊ものみたいなことですか?
ーー不正解です(笑)。正解は、気候変動をふせぐための改善のアクションのことを指しています。先ほどのエコバッグの話もそうですし、使っていない電気を消すとか、水素エンジンを使うとか、そのような行動の総称のことです。では続いて、『生分解性(せいぶんかいせい)』とは何でしょうか?
生分解性……? 聞いたことないです。
ーー物質が微生物などの生物の作用により分解する性質のことを、生分解性と言います。たとえば野菜は生分解性が高くて土にも還りやすいけれど、ほとんどのプラスチックやガラスは生分解性がなく、土に還ることはありません。
なるほど。最近植木屋さんで観葉植物を買ったんですが、麻紐で根っこの部分を固定していたんですよね。それでお店の方に、植え替えるときに紐を外したほうがいいのかを聞いたら、「そのままでも分解されて、なくなる」と言われて驚いたんですが、そういうことですよね。ビニールの紐だとしたら落ちちゃったときにゴミになるけれど、麻であれば最終的に分解される。
ーーまさにその通りですね。ちなみに一般的には、微生物の働きで分解され、水と二酸化炭素に分解されることを「生分解」といい、微生物の力で生ごみや落ち葉などの有機物を分解・発酵させ、有機肥料をつくることを「堆肥化(たいひか)」といいます。
難しい言葉が多くて眠くなってしまいそうです(笑)。
※1) 2081~2100年の世界平均地上気温の1986~2005年平均に対する上昇量
野菜とガラス瓶。生分解にかかる時間は?
ーーでは次にこの写真を見てみてください。さまざまな素材がありますが、それぞれ生分解するまでにどれくらいの時間がかかるかを予想してみてください。たとえば、ビニール袋は何年かかると思いますか?
そもそもビニールの素材は、永遠に分解されることはないと思っていました。
ーーたしかにひとりの人間が生きている間には分解されることはないのかもしれません。正解は、約500年とのことです。では、ガラス瓶はどうでしょう?
ビニール袋が500年だったら、5千年くらいでしょうか?
ーーすごい、大正解です! 逆に早く土に還りそうなものはどれだと思いますか?
野菜ですかね。たまに野菜室の奥の方から土になりかけの野菜みたいなものが出てきたりしますもんね(笑)。だいたい半年くらいで堆肥化されるのかな。
ーー実はそんなにはかからなくて、環境によっては10日から1カ月ということでした。他の素材を見てみると、一般的には紙が2~5カ月、コットン100%のTシャツは6カ月、牛乳パックは5年、ナイロンが30~40年などという結果がわかっているようです。
おもしろいですね!
今すぐ日常に取り入れられる気候変動アクション!
からだにやさしい素材や製法、健康や自然志向にあわせたスーパーマーケット「ライフ」のプライベートブランドである「BIO-RAL(ビオラル)」から、生分解性が高く自然に還る素材でつくられている製品もあります。
自然に還せる繊維で作ったフローリングシート(60枚入り)
自然に還せる繊維で作ったフェイシャルタオル(20枚入り)
さっき教えてもらった『生分解性』の高い素材で作られている商品なんですね! フェイシャルタオルは美容に意識が高い女性がよく使ってるイメージですよね。僕も普段から顔を拭くタオルは手や体を拭くタオルとは分けているんですが、使い捨てではないし、数日使い回したりしちゃうので、衛生面は気になっていたんです。目に見えない部分だからこそ不安になることはありますよね。
たった40日で土に還る「VEOCEL™(ヴェオセル™)繊維」のここがすごい!
「VEOCEL™(ヴェオセル™)」は、オーストリアのセルロース繊維メーカーであるレンチング社がサステナブルに管理された森林から作った不織布用繊維のブランドです。
- 再生可能な、責任を持って管理された木材資源から得られた繊維(*1)
- ヴェオセル™リヨセル繊維の生産プロセスは、欧州委員会の「責任ある開発のための技術賞」部門において欧州環境賞(European Award for environment)を受賞(2008年)
- ヴェオセル™繊維は、土壌、淡水、海洋条件下で生分解姓があり、完全に自然に還ることができます。(*1)
- 家庭条件下で堆肥化可能な繊維
- ヴェオセル™繊維は自己分解能力を持ち、使用後は自然に還ります
(*1)生分解する時間は、温度や湿度などの環境によりことなります
赤ちゃんのオムツが製造・加工され、梱包、配送され消費者に届くまでには、各工程で膨大な二酸化炭素を排出されています。しかし、もし原材料を気候変動アクションになる「ヴェオセル™繊維」にすることができたなら、環境への悪影響を約半分まで減らすことができるのです。
自分のことだけを考えるのではなく、自然や生きもののこと、よその国の人たち、未来を生きる人たちのことを考える必要性を、子どもたちに伝えていきたい。「ヴェオセル™繊維」を使うことが、その第一歩になるかもしれません。
このマークがついている商品はVEOCEL™(ヴェオセル™)繊維でつくられた証です。BIO-RALの店頭で探してみてはいかがでしょうか。
※ヴェオセル™繊維の詳しいポリシーに関しては、https://www.veocel.com/en/claims/jp をご覧ください。
子どものたちの明るい未来のために
僕も今日お話を聞くまでサステナブルを意識したことはなかったし、どうしても気候変動アクションを自分事として捉えられない人がほとんどだと思います。でも、ゴミを減らせるとしたら、たとえばゴミを焼却するのにかかっている税金を減らせたり、目には見えにくいけれど実は僕たちの生活に大きくかかわっているんですよね。
紹介してもらったフローリングシートやフェイシャルタオルもそうですが、僕たち子育てをしている世代は、普段からオムツやお尻ふきや手口ふきなど、毎日本当に多くのものを使い捨てにしていると思います。その素材がどのような素材なのかを意識することで、子どもたちの未来がちょっと変わってくるかもしれないとしたら、もっとみんなに知ってほしいと思いました。
BIO-RALのInstagramアカウントをご存知でしたか?
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エコ、SGDsなどのキーワードと関連することはなんとなくわかりますが、説明することは難しいし、詳しいことはわからないですね……。