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パートタイムの契約更新はいつ?契約の種類や時期、流れについて
パートの契約更新の時期が近づくと、面談がいつ頃行われるのかや、条件変更について気になる方もいるのではないでしょうか。契約更新されないときや更新しないときの対応などを含め、パートの契約更新の流れと、更新の時期に意識したことなどについて紹介します。
パートの契約更新でママたちが気になること
パートの契約更新について、ママたちはどのようなことが気になるのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
30代ママ
30代ママ
子どもが体調を崩したとき看病しなければいけなかったため、急に出勤日を調整してもらったことがあります。もしかしたら契約更新されないかもしれないと思い不安に感じています。契約更新しない場合には、どのようなことをすればよいか知りたいです。
契約更新の時期や事前に準備しておくとよいことについて知りたいママや、契約更新しない場合はどのようにすればよいか気になるママがいるようです。パートの契約更新について知っておくと、働き方を見直すときに対応しやすいかもしれません。
パート契約の種類
まず最初に、パートの契約にはどのような種類があるのか、見ていきましょう。ママたちに、聞いてみました。
有期契約
20代ママ
私のパート先の契約は、入社して6カ月間は有期契約になっています。3カ月毎に更新が必要なため、都度契約更新をしています。
パート先と有期契約にしているママがいるようです。他にも、6カ月毎に契約更新をしているというママの声もありました。
厚生労働省の資料によると、1回の契約期間について、「労働契約の契約期間の上限年数は原則3年」と定められているようです。ただし、例外として、「高度の専門的知識を有する労働者」と「満60歳以上の労働者」との間に締結される雇用契約に関しては、1回の契約期間を最長5年に設定することが可能とも記されています。
無期契約
30代ママ
勤続年数5年になる私は、面接時に長期的に働きたいことを伝えていたので、無期契約を結んでもらいました。一度契約を交わせば契約を更新する必要がないそうです。
実際に、厚生労働省の調査によると、就業形態別の定着率は、正社員が90%前後なのに対し、パートタイム労働者は70〜80%にとどまっていることが分かります。このことから、長期雇用を前提に採用している正社員に対し、パートタイム労働者は一定期間で入れ替わるのが前提のようです。
しかし、体験談にもあるように、勤務先と無期契約を結んで働くママもいるようです。なかには、入社時は有期契約を結び、契約更新時に無期契約に変更したという声も聞かれました。
パート契約の更新面談はいつ?
次に、有期契約の場合の契約更新のタイミングがいつなのかを聞いてみました。
30代ママ
私は1年契約のパートで働いていました。1年ごとのタイミングで更新するかどうかの意向確認があり、契約の条件に合意できれば雇用契約書が送付されます。
20代ママ
私は短期でのパート契約を結んでいました。もともと長期で働くつもりはなかったので、短期募集のものに応募していました。その後、契約満了で合意解約しました。
ママたちの体験談によると、有期労働契約の期間は仕事によっても異なり、数日間のものもあれば1カ月~3カ月程度のもの、半年や1年単位のものもあるようです。契約に応じて責任者と面談が行われ、労働条件通知書か雇用契約書などの契約書書面に、労働契約期間、契約更新の有無、更新する場合の基準などが記載されます。契約更新がいつなのか把握するためにも、契約時に契約期間をしっかり確認しておくことが大切かもしれません。
パートの契約更新の流れ
では、実際にパートの契約更新の流れはどのようなものなのでしょうか。ママたちに聞いてみました。
面談を行う
40代ママ
会社から事前に面談日の連絡があり、契約の更新について話し合いを行いました。面談当日まで日数があったので、提出する書類や印鑑などの持ち物を用意しておきました。
会社から事前に面談日の連絡がきて、面談を行ったというママがいました。面談の日までに必要な書類や今後の働き方などの考えを整理しておくとよいかもしれません。
契約内容に合意して手続きを行う
30代ママ
更新時の内容に納得できたので、書類に記入や捺印をしました。少しでも疑問に感じたことはその場で会社の方に相談すると、丁寧に教えてもらえたのでよかったです。
契約内容に納得した場合、合意をしてその場で更新手続きを行うこともあるようです。ママのなかからは、契約事項が記された書類の見落としなどないように、項目をひとつずつチェックしながら確認したという声も聞かれました。
契約更新されないとき
パートの契約で更新されない場合、どのように対応すればよいのか気になる方もいるかもしれません。ママたちに聞いた、契約更新されないときの対応をご紹介します。
契約内容を確かめる
30代ママ
会社から契約更新についての連絡がなくて心配したことがあります。契約内容を確認したところ、契約終了の1カ月前に更新について連絡すると記載されていたので、会社からの連絡を待つことにしました。
パートの契約更新について会社から連絡がこないときに、契約した内容を確認したというママがいました。
厚生労働省の資料によると、
・その契約をこれまでに3回以上更新している、あるいは勤務期間が1年を超えている
・契約の更新がないと明示されていない
という条件に該当する労働者との労働契約を更新しない場合には、契約の満了日の30日以上前にその予告をしなければならないと定められています。また、雇用契約書には、現在の契約内容だけでなく更新時期や条件についても記載されていることがあるようなので、契約更新されないときは確認してみるとよいかもしれません。
契約の更新予定があるかを確認する
30代ママ
契約内容を確認しても契約更新の時期についてわからなかったので、会社に確認したことがあります。人事担当の方に確認をとると、契約更新日について調整中という連絡をもらえたのでホッとしました。
契約の更新について、会社に確認したというママがいました。契約更新について気になったときは、自分から会社の方に相談してみるのもよいようです。
契約更新の時期に意識したこと
契約更新の時期に意識しておくとよいことについて、パートタイマーとして暮らすママたちに聞いてみました。
働き方を見直す
30代ママ
子どもとの時間も大切にしたいので、ワークライフバランスのとれた働き方をしたいと常々考えています。契約更新の時期は、今の仕事を続けたいかを見直すきっかけにもなりました。
30代ママ
子どもが少しずつ大きくなって手が離れるようになったので、自分のキャリアアップのために、同業他社へ転職することを考えました。契約更新の面談の際に、その旨をきちんと伝え、お互いに納得した上で退職することにしました。
30代ママ
働いているところの福利厚生があまりよくなかったので、転職も含め、働き方を見直すことにしました。次に働くところでは、仕事とプライベートがきちんと両立できるように福利厚生についてもしっかり確認してから契約したいと思っています。
30代ママ
従業員規模によって社会保険等の加入が必要かどうかの制度が変わり、扶養内での勤務に影響を与えることになりそうだったので、契約更新の際に家族とも話し合いをもちました。
契約を更新するかどうかは、自分の働き方を見直すよい機会にもなるようです。将来的にどのような働き方をしていきたいかをイメージし、契約更新までに考えをまとめておけるとよいかもしれません。
契約条件を考えておく
30代ママ
契約更新の面談当日に備え、更新する場合の条件について事前に考えておきました。会社側にも経営方針などがあると思うので、私個人の気持ちをはっきりさせておくことが双方にとってよいのではないかと感じています。
30代ママ
もともと契約締結の際に、雇用契約書にて配置転換についての規定がある旨を確認していましたが、育児中ということもあり、配置転換先への転勤は基本的に難しいということを会社側にきちんと伝えておこうと思いました。
30代ママ
会社側が労働力不足だと知っていましたが、今までの働き方がしっかり維持できるよう、無理な契約内容ではないか、提示された条件を締結前にきちんと確認しました。
契約更新の時期をきっかけに、契約条件について考えたというママもいるようです。他にも、条件変更がある場合に備えた契約条件を準備しておいたというママの声もありました。
自分の働き方を考えながらパートの契約更新をしよう
パート契約は、更新時期になると面談が行われ、契約内容に納得した場合は更新手続きをするという流れのようです。自分の契約内容をしっかり把握しておくと、契約更新のタイミングや働き方についても、不安にならず働くことができるかもしれません。万が一、会社から契約更新の連絡がないときは、自分から確認したり、雇用契約書をもう一度確認したりすることも大事でしょう。
契約更新の時期は、自分の働き方を見直せる機会のひとつです。今後のライフスタイルを意識しながら、更新する・しないについて事前に考えをまとめておけるとよいかもしれませんね。
パート先で契約更新があると社内周知がありました。どのようなタイミングで契約更新があるのか知りたいです。また、どのような準備をしておくとよいのか気になります。