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在宅ワークとはどんな仕事?主婦が家でできる、パソコンで収入を稼ぐ仕事について
パソコンを使って家でできる副業などで稼ぐにはどうしたらよいか、気になる主婦の方もいるのではないでしょうか。今回の記事では、実際の在宅ワーカーたちの業務内容や平均的な収入、仕事の見つけ方について厚生労働省の資料をもとにご紹介します。
主婦が家でできる在宅ワーク
厚生労働省の資料によると、発注者との請負契約をもとにサービスの提供などを、家で行う仕事を在宅ワークというそうです。請負契約とは、仕事を完成させることを約束し、その結果に対して相手が報酬を支払うことで収入を得ることにつながる契約と記載されています。
実際に、主婦の方などが家でできる在宅ワークにはどのような種類があるのでしょうか。
在宅ワークの業務内容
パソコンなどを使ってできる在宅での仕事には、以下のような業務があるようです。
・文書入力
・音声起こし
・データ入力
・ホームページ作成
・設計や製図
・デザイン
・プログラミング
・翻訳
・システム設計
ほかにも雑誌や書籍など印刷物デザイン、フォーマットの作成をおこなうDTPと呼ばれる仕事もあるようです。
これらの業務を行う際には、期日や仕事内容など契約について発注者と確認してから注文を受け、作業と納品が完了したら、在宅ワーカーによって請求書の発行までを行うと記載されています。
在宅ワーカーと会社員の違い
厚生労働省の資料によると、在宅ワーカーは会社員とは違い個人事業主にあたると記載されており、雇用保険の被保険者にはならないようです。個人事業主として家でできる仕事を始める際には、開業後1カ月以内に税務署に「個人事業の開業・廃業等届」を出し、確定申告についても把握しておくとよいかもしれません。
個人事業主といっても、仕事を発注してもらうという立場であるため雇用されている会社員と似ている点もあるようです。発注者とのトラブルによって、仕事が途切れることも考えられ、在宅ワーカーの生活に大きな影響が出ることもあるかもしれません。
1人では仕事はできないということも意識し、コミュニケーション能力や人脈などを持つことも大切になってくるようです。
在宅ワーカーの実態
全国にはどのくらいの在宅ワーカーがいるのでしょうか。厚生労働省の資料から読み取った情報をもとに、具体的な人数やどれくらいの収入を得ているのかついてまとめてみました。
在宅で仕事をしている人数
厚生労働省の資料によると、2013年時点での在宅ワーカーの人数はおよそ126万4千人と計算されているようです。内訳については、専業で在宅ワークをしている方が91万6千人で、副業で在宅ワークをしている方が34万8千人と記載されています。
稼ぐことができる収入
厚生労働省の資料に掲載されている「過去1年間における在宅ワークの仕事による平均的な月収」のグラフをもとに、在宅ワークでどれくらいの収入が得られるのかを読み取ってみました。
在宅ワークによる1カ月あたりの平均な収入は、「5万円以下」が27.7%で最も多いようです。次に多いのが「10万円から19万円」が18.5%、「6万円から9万円」が18.0%と続くようです。1カ月あたりの平均な収入については「9万円以下」が、全体の45.7%となるようです。
在宅ワークの仕事を見つけるには
家でできる仕事を始めたい主婦の方は、どのようにして仕事を見つけるとよいのでしょうか。在宅ワーカーがどのようなところから仕事を引き受けているのか、厚生労働省の資料をもとにご紹介します。
人からの紹介
厚生労働省の資料によると、在宅ワーカーが仕事を見つける方法には「人からの紹介」関係が最も多いと記載されています。以前勤めていた会社関係の知人からの紹介や勤め先関係以外からの知人の紹介、すでに在宅ワークをしている方からの紹介で仕事を見つける方法もあるようです。
地域でのボランティア活動や家族や知人との会話など、身近なところから在宅ワークの仕事を得られる場合もあるかもしれません。知り合いからの依頼といっても、仕事として請け負うのであればきちんと報酬について話し合うことが気をつけるポイントとなるようです。
公募
公募によって家でできる仕事を得る方法には、インターネットの求人情報への応募、新聞や情報誌、チラシなどの求人広告への応募といった内容があるようです。
クラウドソーシング事業者が運営するWebサイト上で、発注者と在宅ワーカーをマッチングさせるサイトを利用する在宅ワーカーもいるようです。クラウドソーシングでは、 主婦を含む多様なスキルを持つ在宅ワーカーが、さまざまなタイプの仕事から選べることが特徴といわれています。
主婦が家でできる仕事を見つけてみよう
副業で稼ぐ仕事がしたいのか、専業でしっかりと収入を得たいのかなど、主婦の方によって在宅ワークを始める理由はさまざまかもしれません。
在宅ワークは、発注者から受けた仕事を行うという点では会社員と似ているところもありますが、個人事業主として確定申告や請求書の発行など、自分で行う手続きなどもあるようです。パソコンなどを使って家でできる仕事を始める際には、契約について発注者とコミュニケーションを取りながら自分に合った働き方ができるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年5月20日時点で作成した記事になります。