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ねんねトレーニングのやり方。年齢別の進め方やポイントとは
同じ部屋で寝るときの方法など
ねんねトレーニングのやり方について、年齢別の方法や寝る場所の様子、寝入るまで同じ部屋にいるか、部屋の外に出るかが気になる方もいるかもしれません。今回は、トントンのみやトントンしない寝かしつけの仕方、同室の場合や部屋を出るときのポイント、トレーニングしてよかったことについて体験談を交えてご紹介します。
ねんねトレーニングについて
ねんねトレーニングとは、これまで授乳や抱っこで眠りについていた赤ちゃんや子どもが、1人で眠れるようになるための練習のことをいうようです。ねんねトレーニングを始めたきっかけについては、子どもが1歳頃に断乳をしたことや、2歳半頃に子ども部屋を設けたことなど家庭によってさまざまなようです。
厚生労働省の資料によると、赤ちゃんは生後6カ月頃から昼夜の区別がつきはじめ、9カ月頃には1日の睡眠時間の7~8割を夜間に取れるようになるとされています。ねんねトレーニングを開始するのは、早ければ睡眠リズムが整い始める生後6カ月頃が一般的なようですが、個人差があるので子どもの様子を見ながらねんねトレーニングを進められるとよさそうです。
ねんねトレーニングのポイント
実際に子どものねんねトレーニングを実践したママたちに、トレーニング方法のポイントを聞いてみました。
ねんねトレーニングの場所を整える
20代ママ
ねんねトレーニングのために、赤ちゃんが寝る場所の環境を整えたというママがいました。ママやパパと寝室が同室の場合は、明かりや音などへの配慮が必要かもしれませんね。
生活リズムを整える
30代ママ
1日の生活リズムを整えることや、夜布団に入る時間を決めることは、ねんねトレーニングをスムーズに進めるためにも大切だと感じます。わが家では早めの起床と午前中の運動を心がけているので、2歳の息子のねんねトレーニングの仕方は、背中をトントンするだけです。
生活の仕方を規則正しく整えることで、寝つきがスムーズになったというママの声がありました。1日のスケジュールに沿って生活することは、ねんねトレーニングの際の大切なポイントのようです。
入眠儀式を決める
30代ママ
わが家のねんねトレーニングのやり方は、寝る前に1歳の娘が大切にしているぬいぐるみに「おやすみ」の挨拶をするという方法です。就寝の30分前くらいに入眠儀式をするのがポイントで、娘もぬいぐるみへの挨拶を済ませると寝室へ場所を移動してくれるようになりました。
就寝前に決まった入眠儀式を行うことで、子ども自身もねんねトレーニングへの移行がしやすいと感じるママがいました。入眠儀式のやり方や方法はさまざまで、眠ることをテーマにした絵本の読み聞かせや、お気に入りの歌を1曲だけ聞かせているママもいるようです。
【年齢別】ねんねトレーニングのやり方
年齢別に、ねんねトレーニングの方法についてご紹介します。
生後5カ月~12カ月
20代ママ
就寝時間になったら寝室に移動し、布団に寝かせています。泣いても抱っこやおっぱいをせずに、背中をトントンのみで10分くらい様子を見るというやり方をパパと決めました。
30代ママ
夜の8時になったら部屋を暗くし、ベットに寝かせて背中を10分程トントンしてあげたら私は部屋の外へ移動します。わが家にはベビーモニターがあり別室から様子を見ることができるのですが、10分以上泣き続けるときはトレーニングを中断するといったように、自分なりの仕方でねんねトレーニングを進めています。
1~2歳
30代ママ
卒乳を考えていたので、1歳の誕生日を期にねんねトレーニングを開始しました。最初は背中トントンのみでは寝てくれなかったので、就寝前に絵本の読み聞かせやおやすみの歌を
取り入れるといった方法で、1カ月経った頃にはひとりで眠れるようになりました。
3歳以降
40代ママ
息子と寝る場所が同じ部屋なので、1歳の頃は背中をトントンするやり方で寝かしつけていましたが、最近は「もう寝る時間だよ」と伝えると、トントンしないでもひとりで寝てくれるようになりました。
ねんねトレーニングをスタートする年齢や寝室の場所によって、やり方もさまざまなようです。子どもの年齢が低いほど、泣いたときに抱っこや授乳をしたい気持ちとの葛藤がありそうですが、背中をトントンしてあげたり、絵本を読んであげたり、それぞれの工夫の仕方でねんねトレーニングを行っているママたちがいました。
完全に寝入る前に部屋の外へ出る場合は、定期的に子どもの様子を見たり、ベビーモニターなどを活用したりできるとママやパパも安心してトレーニングを進められそうです。
ねんねトレーニングを行ってよかったこと
子どものねんねトレーニングを行ってみてよかったことを、ママたちに聞いてみました。
寝つきや目覚めがよくなった
20代ママ
おっぱいや抱っこに頼らず寝かしつけるようにしてから、夜中もぐっすり眠ってくれる時間が増え、翌朝の目覚めもよくなったように感じます。私自身も添い乳や夜間授乳がなくなったので、睡眠不足から解放されました。
子どもが夜中に起きなくなり、ママ自身の睡眠も確保できたという声がありました。ねんねトレーニングはママやパパの根気が必要なときもありますが、子どもがしっかり睡眠をとるためだと考えれば、がんばる励みになりそうです。
パパとママの時間がつくれた
30代ママ
ねんねトレーニングを始めてからトントンしないでも1人で眠れるようになり、子どもが寝た後は自分の時間を楽しめるようになりました。たまりがちだった家事も片づいて、夫と会話をする時間も増えました。
ねんねトレーニングをしたことで、ママ自身の時間が作れたという声がありました。他にも、自分の時間が生まれ余裕ができたことから、子どもと向きあう時間を積極的にもてるようになったというパパの声も聞かれました。
子どもの様子を見ながらねんねトレーニングを進めよう
ねんねトレーニングのやり方について体験談をご紹介しました。スムーズに眠れるように、部屋の明るさや音など寝室の環境を整える方法の他に、子どもの生活リズムを整えたり、寝る場所と同じ部屋に入眠儀式に使うグッズを置いたりするとトレーニングが進みやすくなるかもしれません。
子どもの成長やママたちの工夫の仕方次第で、トントンのみで寝つけるようになったり、トントンしないでも1人で眠れるようになる子もいるようです。子どもが寝入るまで同室の場合も、部屋の外から見守る場合も、定期的に様子を確認しながら、ねんねトレーニングが進められるとよいですね。
ねんねトレーニングのために、寝室の環境を整えることを意識しました。わが家では8カ月の赤ちゃんと寝る場所が同じ部屋なので、お昼寝でも暗くできるように遮光性のあるカーテンを取りつけたり、娘の興味をひくものが目に入り気になって眠れなくならないようにベットメリーなどのおもちゃは就寝時だけ取り外したりしています。