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3人目が7歳差きょうだいの家庭。よかったことや大変だったこととは
年の差育児で意識していること
3人目の子どもが上のきょうだいと7歳差だったり、これから7歳差で3人目が生まれたりする家庭もあるかもしれません。今回の記事では、3人目が7歳差でよかったことや大変なこと、7歳差育児において意識したことなどについて、ママたちの体験談を交えながら紹介します。
3人目が7歳差のきょうだいはどのような関係?
3人目が上のきょうだいと7歳差の子どもがいる家庭や、これから7歳差で子どもが生まれる家庭もあるでしょう。実際に7歳差育児をしているママたちに、7歳差のきょうだいがどのようにすごしているのか聞いてみました。
40代ママ
30代ママ
2人目と3人目が7歳差です。遊びの時間も食事やお昼寝の時間も、完全に3人目のペースで段取りできるので、2人目ができたときよりも楽に子育てできています。
40代ママ
仲良しのママ友が40代で3人目を妊娠しました。長男のお子さんとは7歳差になりますが、おめでたいなと思います。年齢的にもできにくいと思っていたそうで、本人はもちろん、パパや上の2人のお子さんたちもとても喜んでいるようです。
7歳差きょうだいがいる家庭では、上の子が下の子の世話を率先してくれたり、育児や家事を3人目のペースでできるため生活を楽しめたりすることもあるようです。
では、7歳差育児をするときに、ママたちはどのようなことを感じているのでしょうか。聞いてみました。
7歳差育児で大変だと感じたこと
まず、3人目が7歳差で大変に感じたことについて聞いてみました。
家族での旅行
30代ママ
うちの場合はきょうだいのうち、誰かの行きたい場所に行くと、誰かが楽しめないようでした。前に、妹にあわせて旅行先を決めたとき、長男と次男に「つまらない」と言われてしまい、兄妹が納得する旅行先を決めるのは難しいと感じました。
家族での旅行先を決めるときに、家族全員が楽しめる場所を決めることが難しいと感じたママがいるようです。テーマパークに行ったときは乗れるものが違い、上の子はパパと回り下の子はママと回るなど、しばらくは別々に行動していたという体験談もありました。
仕事のキャリアアップ
40代ママ
私は育休を3年取ってから仕事復帰しましたが、やっと軌道に乗り始めたところで3人目を7歳差で妊娠しました。望んだ妊娠でしたが、それ以降、仕事と育児をうまく両立できずキャリアアップすることは難しかったです。
仕事と育児、家事を両立することは多くのママたちが抱える悩みのひとつでしょう。なかでも、7歳差きょうだいがいる場合、育休期間や子育ての期間を考えると、キャリアアップの機会がなく、難しいこともあるかもしれません。子どもの幼少時代はいっしょに過ごす時間を大切にしたいという思いから、時短勤務期間が長くなり、フルタイムに戻る機会がなかなかなかったというママもいました。
老後に向けた貯金
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30代ママ
子どもたちが自立してから老後に向けた貯金をしていこうと思っていましたが、3人目が大学を卒業するころ私たち親はもう定年間近です。子育て中に大学資金を貯めながら、自分たちの老後資金を貯めていかなければならないと感じています。
子どもたちの学費のことを考えながら、自分自身の老後の貯金も考えていけるとよいかもしれません。将来のことを考え、1人目が生まれた機会に、パパと相談して学費貯金と老後貯金を始めたというママもいるようです。
心配事が尽きない
30代ママ
3人目を7歳差で授かりましたが、子どもの年齢別の心配事は尽きませんでした。長男や長女の小学校の心配事や、3人目の成長・発達の心配事など、子育てに関することで毎日頭を悩ませています。
子どもの成長には、年齢別にそれぞれのタイミングでいろいろな心配事があり、そのような幼少時代の悩みに頭を抱えるママもいるようです。義母や親類など、周りに頼ったり自分ひとりで抱え込みすぎないようにパパと話し合う時間を作ったりと、うまく付き合う方法を見つけているという体験談も聞かれました。
お迎えのタイミング
40代ママ
習い事や小学校のあとに通っている民間学童などのお迎えが大変でした。それぞれのお迎えの時間がバラバラのときは、パパと仕事を調整しながら対応しなければいけませんでしたが、どうしても難しいときは義母を頼ったりもしていました。
7歳差のきょうだいがいる家庭のなかには、お迎えのタイミングをうまく調整している方もいるようです。こういった幼少時代の習い事や学童、保育園などといった送りやお迎えも、年の差育児の大変さのひとつと言えるかもしれません。
7歳差育児でよかったと感じたこと
大変なこともあるという7歳差育児ですが、3人目が7歳差でよかったと感じることもあるようです。どのようなときによかったと感じるのかママたちに聞いてみました。
下の子のペースですごせる
40代ママ
7歳差だと上の2人が小学校に通っているので、その間は3人目のペースですごせました。子ども同士、仲が良く、帰宅後は上の子たちが下の子の世話をよくしてくれたので、子育ての点で大変だと感じたことはあまりないような気がします。
上の子が学校に行っている時間は、下の子のペースを中心にすごせるかもしれません。ママのなかからは、長男と長女が学校に行っている時間は3人目と2人の時間が楽しめたという体験談が聞かれました。
1人ずつに手をかけてあげられる
30代ママ
自己満足かもしれませんが、7歳離れていたことでひとりひとりに手をかけて子育てしてあげられたと思っています。3人とも同じようにゆったりとした気持ちで見てあげられました。学校の授業参観なども別々の学年を行き来することなく、一貫して参加することができていました。
1対1で関わる時間をそれぞれ同じように取れるため、1人ずつに手をかけて育児ができたというママもいるようです。ママ自身の気持ちに余裕があり、一番上の子が多感な時期にも穏やかに関われたという声もありました。
学費の負担がかぶらない
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50代ママ
7歳差だと、入学や卒業、進学のタイミングがかぶらないので、学費の負担が分散されてよかったと感じています。その代わり学費を払い続ける期間は長いですが、一度に入学金を払うことがなかったので学費の計画を立てやすかったです。
7歳差きょうだいは学費の準備も計画的に行えるかもしれません。ママのなかからは、上の子にかかる卒業までの学費がおおよそ把握できてから、下の子の進学時に、かかる学費のことを考えられたという体験談も聞かれました。
7歳差育児で意識したいこと
7歳差育児では、どのようなことに気をつけるとよいのでしょうか。3人目が7歳差のママたちに意識していることを聞いてみました。
上の子の気持ちを受け止める
40代ママ
周りの大人たちが3人目をよくかわいがるので、長男と次男は寂しさからか私にべったりになったり急にそっけなくなったりして、気持ちが不安定になっていました。上の子たちの気持ちを受け止めるよう、声をかけたり1対1で関わる時間をもつようにしたりしていました。
下の子の誕生により上の子が嫉妬をしたり、赤ちゃん返りをしたりすることもあるようです。上の子がお世話をしたというときは、その気持ちを尊重していっしょに手伝ってもらい頼りにしたり、甘えたがるときは上の子との時間を取ったりと、子育てのなかで気持ちを受け止めてあげることで安心できるかもしれませんね。
しっかり備えつつ前向きに
20代ママ
7歳差育児では、経済面に不安を感じることもありましたが、学資保険に入るなどして備えをしつつ、「そのときはそのとき!」と前向きに構えることにしました。子どもが学びたいことを学べるように生活イメージをしっかり持って備えたいと思いますが、自分が負担になりすぎないよう息抜きをしながら仕事を楽しもうと思います。
7歳差きょうだいがいるママのなかには、老後に向けた貯金など経済面に不安を感じている方もいるようです。しっかりと今後の生活イメージをすることで、備えをしているから大丈夫だと前向きな気持ちで捉え、子育てを楽しんでいるという体験談もありました。
7歳差育児で感じることはさまざま
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3人目が7歳差の家庭では、家族の旅行先を決めることに苦労したり、仕事のキャリアに悩んだりと、大変なことが多い一方で、3人目のペース中心で過ごせたり、ていねいに子育てできたりと良いこともたくさん感じているようです。なかには、7歳差の子ども同士の仲がよく子どもが多感な時期にも家族の会話が絶えなかったというママもいました。
3人目が7歳差で生まれることによって、家族の絆も深まるかもしれませんね。
わが家は兄弟妹の3人兄弟で、2人目と3人目が7歳差です。みんな3人目がかわいくてかわいくて仕方ないようで、家族全員で溺愛しています。3人目を見て、上の子たちの幼少時代を思い出したりもします。