お家の「設備」で防災対策!生活に欠かせない水に備えるエコキュートの機能とは。エコや節電だけじゃないエコキュートだからこそできること
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風や大雨、地震などの災害に備えて、防災対策をしたいママやパパもいるのではないでしょうか。なかでも、生活に欠かせない水の対策は、特に大切なポイントになりますよね。今回は、エコキュートだからこそできる防災に役立つ機能に注目し、実際にどのような場面で活躍するのかいっしょに考えていきたいと思います。
座談会の参加メンバー
台風や地震…災害時の備えはどうしてる?
台風や大雨、地震など、災害時の備えに関心の高い方も多いのではないでしょうか。今回座談会に参加されたママたちも、それぞれ災害の対策をしているようです。
わたしも、仲宗根さんと同じで、災害時持ち出し用のバッグを用意しています。今回の台風では、お風呂に水をはり、飲料水を確保するなど、できることは全てするようにしました。
わたしは、日持ちのするパンだったり…食料品や水を慌てて用意しました。先日の台風で自宅近くの川が氾濫しそうになったのでこわかったです。
友人たちと情報を共有しながら、災害に備えたという小野寺さんは、今回の台風によって、より災害時の備えが必要だと強く思ったそうです。
災害時の対策は、必要だとわかっていても、いざどのようにしたらいいのかわからないということもありますよね。
今回は、災害対策で特に確保が必要とされる「水」に注目し、エコキュートの機能についていっしょに学んでいきたいと思います。
意外と知られていない?非常時に役立つ「エコキュート」
まずは、エコキュートのイメージについて、導入されていないお二人に聞いてみました。
CMで耳にしたことがありますが、あまりよく知らなくて…お風呂や水周りのイメージがあります。
わたしもCMは知っています!エコで環境にやさしいというイメージがありますが、実際にどのように役立つのかはわからないかも…。
お二人とも、エコキュートが環境に優しいことや、水周りのアイテムというイメージがあるようですが、具体的にどのようなものかまではわからないそう。
そこで、実際にエコキュートを利用している小野寺さんに、エコキュートを導入したきっかけやよさについてお話ししてもらいました。
きっかけは、3年前に家を建てるときです。給湯器を選ぶときに、省エネということから、工務店の方にエコキュートをすすめられて導入しました。
エコキュートは、お湯の温度を変えたり、お風呂を沸かしたりする給湯器と説明するとわかりやすいかもしれません。
音声ガイダンスで操作が簡単です。人感センサーで温度調節がいらないし、ワンタッチで操作ができるところが気に入っています。深夜電力を使ってお湯を沸かせるので、省エネでお財布にもやさしいですね。
子育てしながらでも、簡単にお風呂を沸かしたり追い炊きしたりする機能や、省エネという部分に満足しているようです。
さて、名前の通り、エコで環境にやさしく、主にお風呂シーンで大活躍のエコキュートですが、実は、災害時や非常時に貯水タンクとして使える機能があることをご存知でしょうか。
非常用水の機能は知らなかったです。3年前に家を建てたときに、もしかしたら聞いていたかもしれないですけれど…、しっかり認識していませんでした。
小野寺さんのように、エコキュートを使っていても「非常時に役立つ機能のことは知らなかった」という人は少なくないようです。
そんな意外と知られていないエコキュートの貯水タンク機能。一体どのようなものなのでしょう。
断水時は「貯水タンク」として活用できる
非常時に役立つエコキュートの貯水タンク機能。活用方法についてパナソニック株式会社広報の奥瀬さんに、くわしくレクチャーをしてもらいました。
「簡単に言うと、エコキュートの貯水タンク機能は、水が確保できるということです。飲料として使うことはおすすめしていません。基本的にはトイレの水や洗い物など、生活用水メインでお使いいただければと思います。」
と奥瀬さん。
台風のときはお風呂にも水をためていたんですけど、設備として付いていると安心ですよね。
子どもが小さいので、お風呂に水を貯めると溺れてしまわないか…など心配になる部分がありました。タンクで貯めておけるなら、とても助かりそう!
エコキュートの貯水タンク機能は、子どもがいるママやパパにとって安心できるところも嬉しいポイントかもしれませんね。
2~3日分の生活用水を常時確保
エコキュートの貯水タンクは、貯水タンクの容量にもよりますが370Lのユニットタイプで、20リットルのポリタンク約18個分の水が確保できます。
4人家族の想定で、使い方にもよりますが2~3日分の生活用水を常時確保できる計算になります。
「設備」で災害に備える選択肢
「お家を建てるときって、間取りやキッチンなどに目が行きがちなんですけど、意外と大切なのが設備なんです。給湯器は必ず必要になるものなので、エコキュートは断水したときに水が使える給湯器と覚えていただけると嬉しいです。」
と奥瀬さんは言います。
エコキュートで、災害に備えるという選択肢。
給湯器は必ず設置するものなので、便利!快適!だけじゃない機能を知っておくと、今後の選択に役立つかもしれませんね。
改めて、いろいろわかってよかったです。これからもますます活用していきたいと思います!
設備で災害に備えるというところが、とても勉強になりました。お家を建てるときには、ぜひ検討したいと思います!
災害対策って、もはや他人事ではないなと思っています。住宅購入を考えていますが、あまり設備について考えていなかったのでとても勉強になりました。
家族の快適な暮らしに「エコキュート」
今回、災害時の備えとして役立つ貯水タンク機能に注目したエコキュートですが、最後に、エコキュートのしくみや魅力を簡単にご紹介します。
空気の力を熱にかえる
エコキュートは、大気中の熱を自然冷媒(CO2)に集めます。熱を吸収した自然冷媒を圧縮させることによって高温になり、その熱を水に伝えてお湯にするヒートポンプ式の給湯器です。二酸化炭素の排出量が少ないため、地球温暖化対策として環境にやさしい設計になっています。
電気代を経済的に
主に夜間電力でお湯を作るエコキュートは、電気やガス、石油給湯器と比べると、給湯にかかる電気代がとっても経済的です。また、おまかせ節約モードやエコナビ機能を使うとより省エネが期待できます。
お風呂の温度を水を足さずにぴったり調整
季節や気温によって、お風呂の温度が熱かったりぬるかったり…と感じることもありますよね。エコキュートは、ワンタッチでお好みの温度にぴったり調整可能。水を足さずに温度を下げられるため、節水にもつながります。
エコキュートで安心できる暮らしを
いかがでしたでしょうか。
生活に欠かせない水に対して「設備で備える」をサポートしてくれるエコキュート。
これから家を建てるママやパパをはじめ、給湯器の買い替えを検討している家庭にとっても、緊急時の貯水タンク機能は嬉しいポイントではないでしょうか。
また、環境にやさしく省エネにもなるエコキュートは、家族の暮らしをより快適に、安心できる環境に導いてくれそうですね。
水の備えにもなるエコキュートを、防災対策として導入してみてはいかがでしょうか。
2019.11.22
災害時の備えとしては、非常食などが入ったバッグと、あとはペットボトルの水をケースで用意しています。