クワガタの幼虫や成虫の育て方について。季節にあわせたポイントとは

クワガタの幼虫や成虫の育て方について。季節にあわせたポイントとは

クワガタを飼うときに意識したことなど

2019.07.28

クワガタの簡単な育て方が知りたいとき、どのような土を用意すればよいのかや水は必要なのか気になるママやパパもいるかもしれません。今回は、幼虫や成虫などのクワガタの育て方や秋や冬などの季節別の育て方のポイント、クワガタを飼うときに意識したことについて、ママやパパたちの体験談を交えてお伝えします。

クワガタを育てたことはある?

子どもがクワガタを採ってきたときや興味をもち始めたときに、どのような育て方をすればよいのか知りたい方もいるのではないでしょうか。卵や幼虫からも育てることはできるのか、気になる場合もあるかもしれません。実際に、クワガタを育てたことがあるのかママやパパたちに聞いてみました。

20代パパ
20代パパ

クワガタの幼虫を甥っ子からもらったので、専用の土やケースを購入して家で育て始めました。成虫まで羽化させられるよう、子どもといっしょに大切に育てています。

30代ママ
30代ママ

パパと息子が、山へ出掛けてクワガタの成虫を採ってきました。毎日虫かごの中を観察して、ゼリーを替えたり霧吹きで水を吹きかけたりして、息子も楽しく飼っているようです。

ママやパパたちに聞くと、子どもといっしょにクワガタの成虫を飼っているという声の他にも、幼虫のときから育てることに挑戦したという声も聞かれました。

そこで、今回はクワガタの育て方のポイントや飼うときに意識したことなどについて、ママやパパたちに話を聞いてみました。

クワガタの育て方

ママやパパたちに、卵や幼虫、成虫になってからのクワガタの育て方について聞いてみました。


卵や幼虫のときの育て方

クワガタの幼虫
iStock.com/JUN2
20代パパ
20代パパ

我が家は、クワガタの産卵セットを購入してみました。菌床入りケースの上にハスクチップを敷き、餌のゼリーをセットしたところへオオクワガタのオスとメスを入れます。30日から50日ほど気温が25度位の暖かい場所へ置くと、小さい幼虫がケースの底に見えていました。

20代ママ
20代ママ

クワガタの幼虫に傷がつかないよう、衣装ケースの中に産卵ケースを土ごと空けて優しく取り出しました。幼虫をまとめ飼いすると、喧嘩して数が減ってしまうと友人から聞いたので、200cc程のプリンカップに専用の土といっしょに1匹ずつ入れて育てています。

クワガタは産卵セットなどを使うことで、卵や幼虫のときから育てることもできるようです。幼虫の育ち具合を見たときにプリンカップが狭そうに見えたときは、大きめのカップや瓶へ移し替えて育てたというママの声もありました。


成虫になってからの育て方

30代パパ
30代パパ

クワガタのさなぎが羽化して成虫になるまで、約1カ月半程かかりました。羽化したてのクワガタの体は柔らかく弱りやすいのではと感じたので、さわらないように気をつけました。

クワガタが羽化した場合は体が柔らかいため、なるべくさわらずに安静にしていることが大切なようです。できるだけクワガタが自力でさなぎから出てくるまで、気長に待ってあげるとよいかもしれません。羽化してから体が固まるまで約1カ月掛かり、実際に活動を始めるまでは数カ月後から約1年後と、温度管理やそのクワガタによってさまざまなようです。

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ママやパパたちに、クワガタの育て方のポイントを季節別に聞いてみました。


桜
iStock.com/pigphoto
20代パパ
20代パパ

去年から大事に幼虫を育てている菌糸ビンが劣化していないか、よく見て確認しました。

水分が溜まっていたりキノコやカビなどを見つけたりしたときは、新しい土に交換するようにしています。

前年から育てている幼虫が春を迎えたときは、土の状態などクワガタにとっての環境を整えてあげることを意識するとよいようです。成虫の場合は、冬眠から目覚めて活動を再開する季節のようなので、生きているかこまめに観察し、餌をあげ忘れないようにしているというパパの声もありました。


30代ママ
30代ママ

クワガタが生育しやすい環境にしてあげられるよう、家の中でも温度管理に気をつけています。風通しのよい場所に移したり、密閉空間に飼育ケースと保冷材を置くなど工夫しています。

クワガタは元々、雑木林の日陰や木の皮の裏など涼しい場所にいるため、家で育てるときも生育しやすくなるよう温度管理が必要なようです。パパのなかには、クワガタの環境を考えて、急激に温度が下がらないよう、管理に気をつけているという声もありました。


20代パパ
20代パパ

「クワガタの幼虫が無事に越冬できるよう、寒さ対策をしています。飼育ケースの温度が低くなってしまいそうなときは、エアコンの入った暖かい部屋に置くなどして温度管理をしています。

秋や冬にクワガタを育てる場合は、寒さ対策のために夏と同様に温度管理が必要なようです。秋になり、外の気温が15度以下になり始めたときに、越冬の準備を始めているという声も聞かれました。成虫の場合は、越冬するクワガタとしないものがあるようなので、今飼っている種類を確認するとよいかもしれません。

クワガタを飼うときに意識したこと

ママやパパたちに、実際にクワガタを飼うときに意識したことを聞いてみました。


餌の種類

30代ママ
30代ママ

クワガタの餌には、ホームセンターで購入した専用のゼリーをあげています。クワガタが食べやすいよう、カップから出して餌用のお皿に空けてセットしてあげています。

20代ママ
20代ママ

以前スイカやメロンを餌にしたところ、尿の量が増え飼育ケース内が不衛生になってしまったことがありました。それ以来水分の多い物は、クワガタの餌としてあげないようにしています。

成虫を飼うときは、専用のゼリーなどクワガタにあった餌を用意することが必要なようです。他にも、専用のゼリーを切らしてしまったときは、メロンやスイカより水分の少ないりんごをあげているという声も聞かれました。


飼う場所

30代パパ
30代パパ

クワガタの飼育ケースは、日があまり当たらず風通しのよい玄関の床の上に置いています。冬の温度管理が必要なときは、比較的暖かい2階の屋根裏部屋に置くなど、季節によって飼う場所を変えることもあります。

育てやすさなど、飼育ケースを置く場所を考えクワガタを飼うことも大切かもしれません。ママのなかには、夜間にクワガタが飛んだ際、土が飛び散り壁が汚れやすいので、掃除のしやすい場所で育てているという声もありました。

クワガタを大切に育ててみよう

クワガタを持つ子供
iStock.com/kohei_hara

クワガタの幼虫や成虫の育て方を聞くと、夏や秋、冬など季節にあわせた温度管理が大切なようです。カビやきのこが出ていないかなど、クワガタが住みやすい環境になっているかどうか、土の状態を含めてこまめに観察しているという声もありました。

水分の多い餌を避けることや簡単に飼いやすい場所を考えることも意識しながら、クワガタを大切に育てられるとよいですね。

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