パパが赤ちゃんの授乳をサポート。夜中などパパにできること

パパが赤ちゃんの授乳をサポート。夜中などパパにできること

母乳育児派、ミルク・混合育児派の体験談

2019.06.09

パパの授乳について知りたいママやパパは多いかもしれません。夜中にパパが授乳できるとママの疲れが軽減されそうですよね。母乳、ミルク、混合育児それぞれのよいところをふまえ、パパの授乳の仕方や工夫などを体験談をまじえてご紹介します。

母乳・ミルク・混合の特徴

パパが授乳をサポートする際、授乳方法ごとのよいところを知っておきたいママやパパは少なくないかもしれません。

母乳育児、ミルク育児、混合育児それぞれのよいところについてママたちに聞いてみました。


母乳育児派

30代ママ
30代ママ

生後2~3カ月頃まで混合育児でしたが、子どもがミルクを拒否するようになり完全に母乳育児になりました。哺乳瓶を洗う手間が省けてどこでも授乳ができて楽なので自分に合っていると思います。搾乳して冷蔵保存した母乳でパパが授乳したこともありました。

搾乳グッズがあると母乳でもパパに授乳をサポートしてもらえそうですね。


ミルク育児派

30代ママ
30代ママ

最初の1カ月は母乳育児でしたが、2カ月目から混合育児、3~4カ月目からミルク育児になりました。ミルク育児はお金がかかりますが栄養面での安心感は一番でした。パパや実家の家族にお願いするとみんな喜んで手伝ってくれました。

成分がはっきり記載されている粉ミルクは栄養が目に見えて安心できるでしょう。哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃんの姿はかわいくてパパも積極的にミルクをあげたくなりそうですよね。


混合育児派

母乳を飲む赤ちゃん
happybas/Shutterstock.com
30代ママ
30代ママ

それぞれのよいところを取り入れたいので混合育児にしています。夕方とお風呂のあとはミルクを飲ませそれ以外は母乳です。母乳は泣いたときにすぐにあげられるし、授乳間隔を気にせずあげられます。ミルクは腹もちがよいため、忙しい夕方に家事をしたいときやぐっすり寝たい夜にあげています。

40代ママ
40代ママ

母乳育児をしていましたが生後4か月から保育園へ行き始めたので、昼間はミルクを飲んでいました。母乳は赤ちゃんを待たせずにすぐに飲ませられるところがよいですね。ミルクはママ以外でも飲ませられるし、お腹がいっぱいになってよく眠ってくれるのがよいです。

30代ママ
30代ママ

薬の服用のため混合にしていました。確実に栄養を摂取できて安心できたし、パパやおばあちゃん、おじいちゃんも授乳できるので息抜きで外出もしやすく助かりました。

混合育児は母乳とミルクそれぞれの与える量や授乳間隔のバランスのとり方がむずかしいかもしれませんが、両方のよいところを取り入れられそうですね。

パパの授乳エピソード

実際にパパたちはどのように授乳しているのでしょうか?パパの授乳のエピソードを聞いてみました。


授乳や調乳、温度調整に苦労した

30代パパ
30代パパ

ミルクをあげ始めたころは吸いつきが悪く焦った覚えがあります。げっぷを出すことが難しくいろいろな姿勢を試したり苦労しました。

30代ママ
30代ママ

新生児期から片腕で抱っこしながら授乳してくれました。パパは説明書通り計量して作ることが苦手だったのでミルクは私が作っていました。

40代ママ
40代ママ

パパが哺乳瓶で飲ませてくれたとき、常温に迷って少しあたためてみたり、冷ましてみたりを繰り返し試していました。

調乳や温度調整に苦労したパパは多いようです。

回数をこなしていくうちにだんだんと慣れてきて自然と手早くできるようになったという声もありました。


子どもの泣き声に気づかず寝てしまった

30代ママ
30代ママ

最初は哺乳瓶に入っているミルクをすべて飲ませ切ろうと、パパが長い時間授乳していることがあり、無理に全部飲ませなくて大丈夫と声をかけました。ほかにも、パパが授乳を進んでやってくれたのですが、子どもの泣き声に気づかず寝たままということもよくありました。

率先して手伝おうとしてくれる気持ちはありがたいですが、仕事で疲れていると赤ちゃんの泣き声に気づかずに寝てしまうことがあるかも知れないので気をつけて見ていきましょう。


調乳やげっぷを出すことが上手だった

ミルクが入った哺乳瓶
iStock.com/Yhounie
30代ママ
30代ママ

パパは母乳をあげられないので、自然とミルクをあげる回数が多くなり調乳が私よりも上手です。パパはお湯と湯冷ましを使ってちょうどよいミルクの温度にすぐできるので助かります。

30代ママ
30代ママ

生後2~3か月頃までは母乳の量が安定せず、よくパパがミルクをあげてくれました。ミルクづくりの温度調整がむずかしかったようですが、授乳後のげっぷを出すのがパパの方が上手でした。

30代ママ
30代ママ

出産前にベビー用品店で調乳の体験教室にいっしょに参加していたので、調乳の仕方については迷いがなかったようです。乳首の買い替えや、哺乳瓶の消毒剤の補充などもパパが担当していました。私がミルクをあげた場合でも哺乳瓶を洗ってもらうことが多かったです。

50代パパ
50代パパ

赤ちゃんが飲みながら眠る瞬間を見られることがうれしく、授乳が楽しみで仕方なかったです。

今回、パパが積極的に授乳してくれたという声が多数ありました。調乳やげっぷを出すことなど赤ちゃんのお世話が得意なパパも多いようです。

新生児の慣れないうちはママとパパで協力しあうことが大切でしょう。

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パパが授乳をするときの工夫

調乳の仕方や赤ちゃんへの飲ませ方など授乳にはいろいろとコツがいるかもしれません。
パパが授乳をするときの工夫についてママやパパに聞いてみました。


落ち着く環境で授乳する

30代ママ
30代ママ

就寝前のミルクをパパが担当していて、子どもが落ち着きやすいよう部屋を薄暗くして波の音が流れる音楽を聞かせながらミルクをあげています。それで寝てくれるので大助かりです。

30代ママ
30代ママ

パパが夜授乳するときは、必ずベッドの部屋に移動し間接照明だけつけて2人きりであげていました。その時間をじっくり楽しみたかったみたいです。

30代パパ
30代パパ

授乳クッションを使用しママが授乳しているときと同じ環境になるよう心がけていました。

赤ちゃんの落ち着く環境を整えることで、ママやパパ自身もリラックスして授乳できそうですね。


調乳しやすいグッズを用意

30代ママ
30代ママ

パパは調乳ポットを欲しがりましたが、保温効果がある水筒で代用しました。最初は、ミルクを作る工程を細かく箇条書きして冷蔵庫に貼っていましたが、お出かけや夜間授乳の際は、あらかじめ計量しておいた粉ミルクやキューブタイプの粉ミルクを哺乳瓶に入れ、お湯を注ぐだけでよい状態にしていました。

夜間授乳の際など、少しでも長く睡眠時間を確保できるように水筒やすぐ使えるタイプの粉ミルクは便利そうですね。


哺乳瓶の飲ませ方を工夫する

50代パパ
50代パパ

飲み始めは勢いよく飲みますがだんだんスローペースになっていくので、一度口から離したり、哺乳瓶を回したりして動きをつけながら飲ませていました。

いろいろと工夫しながら授乳して赤ちゃんが上手に飲めたときは喜びもひとしおですね。

赤ちゃんの授乳を楽しもう

赤ちゃんを抱くパパ
iStock.com/Yuji_Karaki

母乳、ミルク、混合育児それぞれのよいところをふまえ、パパの授乳エピソードや体験談をご紹介しました。

パパが赤ちゃんに授乳するときは、環境や飲ませ方、グッズなどさまざまな工夫をしているようですね。パパの授乳時の参考にしてみてはいかがでしょうか。

赤ちゃんの授乳ができる限られた時間をパパとママでサポートし合いながら楽しめるとよいですね。

2019.06.09

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