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年少の子どもに友達がいない?友達と自然と遊べるようになる方法
年少の特徴とママの接し方について
年少の子どもが幼稚園や保育園でいつも1人で遊んでいると友達がいないのではないかと心配になる人もいるでしょう。年少の育ちや遊び方に関係しているかもしれません。年少の特徴と子どもが友達と遊ばずに気になったときのママの対応方法について元幼稚園教諭の筆者が解説します。
年少の子どもに友達がいない
幼稚園や保育園に入園して、いつも1人で遊んでいたり、友達の名前が出てこないと友達がいないのではないかと心配になるママがいるかもしれません。
なかには、友達の輪に入れないのかもしれないと思い「なんでみんなと遊ばないの?」や「入れてっていうんだよ」と言ってしまうママもいるのではないでしょうか。
年少の子どもが友達と遊ばないのは育ちと年少の特徴に関係しているのかもしれません。
年少の特徴
年少の遊びの特徴を解説します。
1人遊びが充実している
年少の初めは、自分のやりたい遊びにじっくり取り組むことの面白さを味わう時期です。幼稚園や保育園に入園したばかりのときは、新しい環境で自分の好きな遊具や場所、遊びを見つけられることが大切になります。
いっしょの空間にいてもそれぞれが違う遊びをしている場合も多く、友達と遊びを共有するのはまだ難しいです。秋ごろになると自分の好きな遊びや場所にいる友達にも目が向くようになります。遊びをマネしたり、遊びを共有して友達同士で遊ぶ場面も少しずつ増えてくるでしょう。
年少は、まだまだ1人遊びが充実して好きな遊びを見つけて遊べることが大事なので、友達の輪に入れていないのではないかや友達がいないかもしれないと心配しなくても大丈夫です。
大人のマネが楽しい
年少の時期は、友達よりも先生の遊びが気になり、先生がやることをマネして遊ぶ姿も多く見られます。友達といっしょに遊ぶよりも先生の近くにいる友達と同じ場所で遊んだり、同じことをするのが特徴です。
だんだんと友だちの姿にも目が向いてくると、友だちの遊びをマネしたり、友だちの輪に入っていっしょに遊ぶようになってきます。
ママの接し方
年少の子どもに友達ができないのでは、と心配になったときママはどのように対応したらよいのでしょうか。
見守る
今は自分の遊びをじっくり楽しむ時期だと思って見守ることが大切です。
友だちの名前が出てこないと「誰と遊んだの?」や「なんでお友達と遊ばないの?」と聞きたくなるママもいるかもしれませんが、無理に聞き出さず、気になるようであれば、「何して遊んだの?」と聞いてみましょう。自然と友達の名前がでてくるかもしれません。
降園後に遊ぶ時間を作る
降園後に時間があるのならば、友達と遊ぶ時間を作るのもよいでしょう。初めはママ同士が仲良しだったり、好きな遊びが似ている、子どもが興味のある子に声をかけてみると、いっしょに遊ぶきっかけになるかもしれません。
まずは大人数よりも少人数で遊ぶ環境を作ってあげると、子どもは友達と遊びやすいでしょう。
友達と遊んで楽しかったことを言葉にする
友達と少しでもいっしょに遊んでいる様子が見られたら「○○(遊び)いっしょにして楽しかったね」と声をかけましょう。
友達といっしょだといつもよりもっと楽しいと思う経験がまた友達と遊びたいという思いにつながります。
先生に相談する
年少の子どもに友達ができない、友達と遊ばない姿がどうしても気になる場合は幼稚園や保育園の先生に相談してみましょう。ママやパパは幼稚園、保育園での姿をずっとは見られません。
先生に聞くと、今日は友達とこんな風に遊んでいたと子どもの姿を詳しく伝えてもらえたり、友達関係についての様子から具体的なアドバイスがもらえるかもしれません。
友達に断られてしまったとき
友達に「いっしょに遊ぼう」と言って断られた場合、仲間はずれにされているのではないかと心配になるママもいるでしょう。
年少の場合、いっしょに遊びたくないから断ったのではなく、やりたい遊びが違ったり、今はやりたい遊びがあるからいっしょにはできないと自分のやりたいことを優先して断る場合も多いようです。
やりたい遊びで十分に遊んだあとにもう1度誘うといっしょに遊べることもあります。子ども同士で話し合うことが難しいときは、今やっている遊びが終わったらいっしょに遊べるように大人が入ってつないだり、代弁してあげるとよいでしょう。
年少の遊び方と友達のかかわり方の特徴を知ろう
年少の子どもが友達と遊ばないでいつも1人で遊んでいたり、友達の名前が会話に全然出てこないと友達がいないのではないかや友達の輪に入れないで仲間はずれにされているのではとママは不安になるかもしれません。
年少は、友達と遊びを共有して楽しむよりも大人の遊びをマネして遊びたかったり、1人遊びが充実している時期なので、友だちがいないのかもしれないと心配しすぎないで見守ることが大切です。
友達と遊んだときには「いっしょに遊んで楽しかったね」などと声をかけて楽しかった思いを膨らめたり、少人数で遊ぶ機会を作るなど、声かけや環境づくりをしてみるとよいでしょう。
友達と遊べないと心配に感じたら先生に相談してみるのもよいですが、年少の時期の友達とのかかわり方や遊び方の特徴をとらえて見守ることが大切なのではないでしょうか。