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子育てにかかるお金はいくら?子育て中に受けられる公的支援など
ママたちがした、費用を抑える工夫とは
子育てをしていたり、これから子育てをするママやパパにとって、子育てにはいくらお金がかかるのか不安に思うこともありますよね。今回は、子育てにかかる金額はいくらくらいなのかや、受けられる公的支援、費用を抑えるための工夫などをママたちの体験談も含めてご紹介します。
子育てはいつが一番お金がかかる?
子育てには、お金がかかるイメージがあるママやパパも多いのではないでしょうか。食費や日用品費、保育費などどれだけかかるのか不安になることもありますよね。
今回は、子育てにかかるお金の内訳や子育てに対する公的支援、ママたちが行っていた子育てにかかる金額を抑える工夫などをご紹介します。まずは、いつが一番子育てのお金がかかったのか聞いてみました。
0歳
「オムツやミルクの消耗品の他にも、赤ちゃんが快適に過ごせるような家具や寝具などをそろえたのでお金がかかりました」(20代ママ)
子どもが0歳のときには、消耗品が多く必要になったり最初に用意する赤ちゃん用品も多くあるのでお金がかかるかもしれません。赤ちゃん用品は、使用頻度によってレンタルを活用するのもよさそうです。
子どもを預けるようになったとき
「保育園にはお金がかかると聞いていたので不安もありましたし、実際に保育費などにお金がかかりました。しかし、保育園ではおやつなども出してもらえたので家庭でおやつ費用を払うより節約だったと思います」(50代ママ)
「保育料が高く不安でした。しかし、自治体の医療費の補助金で保育園の年齢のときは通院費や入院費が無料だったので助かりました」(40代ママ)
子どもを保育園や幼稚園、託児所などに預けるようになった時期は、その準備を含めてお金がかかるのではないでしょうか。特に保育園にかかるお金が高く、不安を感じていたママは多いようでした。子どもに対する補助金制度などを活用し、保育料以外の部分で節約の工夫をしていたという声もありました。
イベントの時期
「毎年誕生日にどこかへ泊まりで出かけたり、スタジオで記念撮影するので誕生日時期にはお金がかかります」(30代ママ)
お宮参りや七五三、誕生日など子どものイベントやお祝いには、なにかとお金がかかるかもしれませんね。
子育てには、さまざまな場面でそれぞれお金がかかることがあるようです。実際どのようなことにどのくらいのお金がかかるのでしょうか。次の項で、子育てにかかるお金を内訳をご紹介します。
子育てでかかるお金とは
実際に子育てでは、どのようなことにお金がかかるのでしょうか。内閣府が平成21年度に行った調査の資料によると、保育園や幼稚園に通っている子どもにかかるお金は年間1,216,547円、未就園児は843,225円とされています。未就学児にかかる子育て金額の内訳をくわしくご紹介します。
保育費
保育園や幼稚園に通っている子どもの子育てでは、保育費の割合が一番多く379,407円とされています。未就園児は62,790円です。この保育費には、保育料や給食費、行事費や入園の際にかかる費用などが含まれているようです。認可保育園では、保育料は保護者の所得をもとに決められるため、家庭ごとで差があるかもしれません。
食費
年間の子どもの食費は園児で224,627円、未就園児で166,387円となっています。このなかにはお弁当の材料費やおやつ代も含まれるようで、3歳から6歳では年間20万円以上の食費がかかっています。保育園や幼稚園でお弁当を取り入れている場合は、その分の食費がかかりそうですね。
子どものための預貯金や保険
子どものための教育費などの貯金や学資保険などにかかるお金は、園児で187,212円、未就園児で199,402円となっています。0歳から1歳の預貯金の割合が特に高く、子どもが生まれたことをきっかけに将来のための預貯金を行っている家庭が多いのかもしれません。
生活用品費
子どものオムツや絵本、おもちゃなどの生活用品費は、園児で92,522円、未就園児で149,425円となっています。0歳では222,491円生活用品費がかかっており、赤ちゃんのオムツやミルクなどの消耗品やチャイルドシートなどが必要になることが理由かもしれません。
この他にも、0歳ではお宮参りなどの出産祝いにかかるお金が年間128,492円で、その他の誕生日や季節行事も合わせると159,354円になっています。0歳のときはお祝いの機会なども多く、お金がかかることがあるかもしれませんね。
子育てで受けられる公的支援
子育てにはお金がかかるため不安に感じるかもしれませんが、子育てに対して出されている公的支援もあるようです。どのようなものがあるのか調べてみました。
出産手当金
出産で会社を休んだときには、条件を満たすことで給与の支払いを受けなかった期間を対象に出産手当金が支給されるようです。出産以前42日から出産の翌日以後56日目までの範囲で、「(支給開始日以前の継続した12ヶ月間の各月の標準報酬月額を平均した額)÷30日×2/3」が支給されます。
児童手当
中学校修了までの期間、0歳から3歳未満の子どもには15,000円、3歳から小学校修了までの子どもには10,000円(第3子は15,000円)が児童手当として支給されます。児童手当の支給を受けるには、自治体へ申請をする必要があるので、子どもが生まれたら忘れずに行うとよいでしょう。
乳幼児医療費助成
各自治体では、乳幼児の医療費助成を行っているところも多くあるようです。平成28年には、全国の1,741市区町村のうち、子どもの医療費を自己負担なしとしているところは1,054件とされています。医療費助成には、所得制限があるところもあるそうなので、必ず無料になるということではないようです。住んでいる自治体にどのような助成があるのか確認してみるとよいでしょう。
幼稚園や保育園の補助金
自治体によっては、幼稚園や保育園の保育料や入園金に対する補助金を支給しているところもあるそうです。また、平成27年度に「子ども・子育て支援新制度」に移行していない幼稚園に対しては幼稚園就園奨励費という補助金制度を設けているところもあるそうです。
この他にも、自治体独自の補助金があったりと受けられる公的支援がいくつかあるようです。どのようなものがあるのか確認して、活用してみてはいかがでしょうか。
子育てにかかるお金を抑えるための工夫
子育てにかかるお金を抑えるために、工夫をしていたママたちもいるようです。どのような工夫をしていたのか聞いてみました。
図書館や公園で遊ぶ
「絵本が大好きで、バスで来る移動図書館へ毎週行っていました。その他にも、市の科学館で無料でシャボン玉をさせてもらったり、子ども向けのイベントにも参加していました」(50代ママ)
「遊ぶときはいつも公園や無料スペースのようなところで遊びます。体も動かせるしよいと思います」(30代ママ)
自治体の運営する施設や公園で遊んでいたというママが多いようでした。イベントを行っていたり、広いスペースで体を動かして遊ぶことができてよいかもしれませんね。
長く遊べるおもちゃを選ぶ
「積み木のように、ひとつでさまざまな遊びができて長く使えるおもちゃを選んで購入していました」(50代ママ)
おもちゃ選びを大切にしていたママもいました。その他にも、家にあるものでおもちゃを作ったり、ママと子どもで遊びを生み出したりと、遊び方も工夫していたようです。
服やおもちゃは再利用する
「子ども服はサイズアウトも早いので、インターネット通販サイトのセールやフリーマーケットアプリで購入することが多いです」(30代ママ)
「親戚の子どもと年齢が近いので、服やおもちゃの使わなくなったものを譲ったり譲ってもらったりするようにしていました」(50代ママ)
子育てにかかるお金を、ママたちはさまざまな方法で工夫して節約していたようです。周りにある施設や遊べる場所などを把握したり、手作りおもちゃに挑戦するなど楽しみながら生活の工夫ができるとよいですね。
子育てにかかるお金を把握しておこう
子育てには、時期によって内容は異なってもさまざまなお金がかかるため、不安に感じることもあるかもしれませんが、補助金制度なども活用してみるとよさそうです。赤ちゃんの時期や保育園の時期などそれぞれ子育て金額がいくらかかるのか把握して、生活の工夫などを取り入れてみるのもよいかもしれませんね。
※記事内で使用している参照内容は、2018年11月30日時点で作成した記事になります。