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生後2カ月の赤ちゃんとの外出はいつから?お出かけ時間の目安
新生児期を過ぎて、検診で医師から「外出OK」が出たら赤ちゃんとお出かけを楽しみましょう。とはいえ、生後2カ月の赤ちゃんとの外出は、いつ・どれくらいの時間が適切か悩んでいるパパやママも多いでしょう。 この記事では、先輩パパやママの体験談をもとに生後2カ月の赤ちゃんとの外出時間の目安や気をつけていたポイント、季節別のおすすめグッズなどを紹介します。
※この記事は、2025年10月2日に更新されたものです。
生後2カ月の赤ちゃんとの外出時間の目安
生後2カ月の赤ちゃんは一日のほとんどを寝て過ごしており、外出は大人以上に体力を消耗する行為です。そのため、慣れないうちはいきなりの長時間外出は避けるのが鉄則です。最初は5分程度を目安に外の空気に慣れるところから始め、徐々に時間を延ばすようにしましょう。また、赤ちゃんの体調はもちろん、気候が良いタイミングを選んで外出することも大切です。外出に慣れてきた場合でも、電車など人ごみが多い場所は感染症の危険などもありますのでなるべく避けましょう。
【体験談】生後2カ月の赤ちゃんとの外出の頻度と時間
生後2カ月のお出かけの頻度と時間はどれくらいだったのか、保護者たちに聞いてみました。
外出する頻度
「お出かけの頻度は週2回程でした。冬の時期で天候の悪い日が続くと、お出かけしない期間が5、6日空くこともありました。天候のよい日は近所の周りを1周したり、近くの公園をぐるっとまわってみたりしました」(30代ママ)
「生後2カ月頃は冬の寒い時期だったので、外出の頻度は行ける日のみでしたが、生活リズムの中に取り入れたいと考え、2日に1回のペースで外出しました」(40代ママ)
外出の頻度は保護者によってさまざまなようです。暑い夏や寒い冬など、赤ちゃんにとって負担が大きい気候の日は無理をせず外出するようにするとよいですね。
外出する時間
「お出かけする時間は5分程度から始め、徐々に長くしていきました。近所の周りなど、お出かけの途中で赤ちゃんが泣いてもすぐ家に戻れるようなお出かけコースにしていました」(30代ママ)
「機嫌のよいときが多い午前中に、30分くらい外出をしていました。近所の方とお話しすると私も気分転換でき、赤ちゃんも機嫌よくバタバタ足を動かしていました」(30代ママ)
生後2カ月の頃は、まだ1日のほとんどを寝て過ごす時期です。寝ているときは無理をせず、家の中で過ごすのもよいでしょう。また、生後2カ月ごろはまだ赤ちゃんもママも外出に慣れていないため、何かあったときにすぐに家に戻れるよう短い時間からスタートするのもおすすめです。
生後2カ月の赤ちゃんと外出するようになったきっかけ
iStock.com/HearttoHeart0225
赤ちゃんが生後2カ月頃になると、そろそろ外出を始めようかと考える保護者もいるかもしれません。生後2カ月の赤ちゃんとお出かけするようになったきっかけについて保護者たちに聞いてみました。
「生後2カ月くらいから生活リズムを整えることに慣れていこうと考えて、外で散歩するようにしました。始めのうちは家の周りを1周するなどして、少しずつ慣らしていきました」(30代ママ)
「産後は家の中にほぼずっといましたが、私の体調が元に戻ってきたので自分の気分転換も兼ねて生後2カ月の赤ちゃんといっしょに外出しました」(20代ママ)
「産後の買い物はネットスーパーを利用していましたが、赤ちゃんが生後2カ月に入った頃から近所のスーパーに、外出も兼ねて赤ちゃんと行っていました」(30代ママ)
生後2カ月頃になると、授乳や睡眠の間隔が少しずつ広がり、「そろそろ外出してみようかな」と考える保護者の方が多いようです。
ただし、この時期の赤ちゃんとの外出には注意が必要です。赤ちゃんの泣き声が目立つ静かすぎる場所や、人ごみなど空気がよどんでいそうな場所は避けるなど、環境に配慮している先輩ママ・パパの声が聞かれました。赤ちゃんのストレスにならないよう、外出先の選び方も工夫しましょう。
生後2カ月の赤ちゃんとの外出の目的や行先
生後2カ月の赤ちゃんとの外出は、赤ちゃんの発達促進や保護者のストレス発散など、さまざまな目的があります。赤ちゃんの月齢に合わせた適切なお出かけ先を選びましょう。ここでは、おすすめの外出先と注意点について解説します。
赤ちゃんの外気浴や散歩のため
「毎日の外気浴を兼ねて、近所を散歩していました。赤ちゃんの体温調節能力がまだ未熟なので、天候や気温に注意しながら紫外線対策もしっかりしていました」(30代ママ)
外気浴や散歩は、赤ちゃんに適度な刺激を与え、発達を促す機会として、初めてのお出かけとしてもおすすめです。抱っこひもを使用する場合は、赤ちゃんの姿勢に注意し、適切な紫外線対策や体温調節を忘れずに行いましょう。
ママの買い物のため
「ショッピングモールは空調が効いていて快適なので、よく利用していました。授乳間隔を考慮してミルクを準備し、おむつ替えスペースの場所も事前に確認していました」(20代ママ)
ショッピングモールは、天候に左右されず快適に過ごせるおすすめの外出先です。人が多すぎるエリアは避け、授乳室や休憩スペースの確認、十分なおむつやミルクなど持ち物の準備を忘れずに。
赤ちゃんの予防接種や病院のため
「予防接種や定期検診のために病院へ行く機会が多かったです。車で行く時はチャイルドシートを使用し、電車の時は混雑を避けるよう心がけていました」(40代ママ)
予防接種や検診は赤ちゃんの健康管理に必要不可欠なお出かけの一つです。病院での待ち時間は思ったよりも長くなることが多いため、必要に応じておもちゃやミルクなど持ち物の準備をしておくとよいでしょう。移動手段に応じた安全対策も重要です。車を使用する場合はベビーシートが必須です。タクシーであれば、抱っこでも利用可能です。
【季節別】生後2カ月の赤ちゃんとの外出に便利なおすすめグッズ
お出かけに行く場所や外出時間によっては、赤ちゃんの基本的なお世話グッズは必要になるようですが、ここではお出かけにあると便利なものを春夏秋冬別で保護者たちに聞いてみました。
春や秋
「春先や秋は家から出たときは平気でも、歩いている最中に気温が下がって寒く感じることがあったので、外出するときは薄手のブランケットを持参するようにしました」(30代ママ)
気温の寒暖差がある時期は、体温調節にも気を配りましょう。外出中に風が冷たくなってきたら、赤ちゃんの体を冷えから守れるように、ブランケットなどを用意しておくとよいかもしれません。花粉の季節は花粉を寄せ付けないために、マルチレインカバーをかけていたという保護者の声もありました。
夏
「夏の暑い時期の外出のときは、少し歩くだけで赤ちゃんの背中がすぐ暑くなるので、背中とベビーカーの間に、保冷シートを敷いていました。ときどき冷たくなりすぎていないか確認しました」(20代ママ)
夏は紫外線対策が重要です。抱っこひもで外出するときは、UVケープを赤ちゃんにかけていたという保護者の声もありました。夏の外出は、暑さで赤ちゃんの熱がこもらないようにしたり、紫外線対策で赤ちゃんの肌を守る対策をしたりするとよいようです。
冬
「冬の外出には、保護者用コートというものを着ています。保護者用コートは、抱っこひもケープと保護者が着るアウターが一体化したもので、ケープが一体化してることで、動きやすく見た目がスッキリするので重宝しています」(30代ママ)
ベビーカーで外出するときは赤ちゃんの背中が寒くないように、クッション製のベビーカーシートをのせていたという保護者の声もありました。フットマフという寝袋のようなもので赤ちゃんを足元からすっぽり覆えるタイプの防寒用具もあるようなので、赤ちゃんや保護者にあった防寒用具を探してみるとよいかもしれません。
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生後2カ月の赤ちゃんと外出するときの注意点
赤ちゃんも保護者もまだ外出に慣れていなくて緊張することもあるかもしれません。生後2カ月の赤ちゃんと外出するとき、どのようなことに気をつけていたか保護者たちに聞いてみました。
季節に応じた時間帯に外出する
「生後2カ月のときは冬の時期だったので、旦那と子どもといっしょにお昼の暖かい時間帯にお出かけしていました」(30代ママ)
他にも生後2カ月のときは8月真っ盛りだったので、外出は午前中の涼しい時間帯にしていたという保護者の声もありました。暑すぎたり寒すぎたりする時間帯は赤ちゃんにとっても負担になるかもしれないので、時期にあわせてちょうどよい気温の時間帯に外出するのがおすすめです。赤ちゃんの体温調節能力はまだ未熟なので、外気浴も兼ねて適度なお出かけを心がけましょう。
人混みを避ける
「お出かけ場所を選ぶ際はできるだけ人混みを避けていました。人が少ない場所や空気が澄んでる緑の多い公園に行って、ゆっくり外出していました」(20代ママ)
まだ抵抗力の弱い赤ちゃんのことを考え、なるべく人混みや空気の淀んでいるところは避けているという保護者がいました。買い物も兼ねてお出かけするときは、お店が混んでいなさそうな時間を狙って外出したという保護者の声もありました。
赤ちゃんの体調を考慮する
「外出していると私も気分転換できるので、つい遠回りしてまいそうになりますが、赤ちゃんに負担をかけないよう無理をしないようにしました」(30代ママ)
外出しようと考えている日は赤ちゃんの機嫌や体調など、様子を見ながら、無理しない程度にしましょう。外出では赤ちゃんが泣いてぐずったら、外出時間をずらすなどの対策をとる、その日は無理せずお出かけしないという保護者の声もありました。
おむつやミルクなど持ち物の準備をする
「外出時には、十分なおむつとミルクを持参していました。完母ではないので授乳間隔を考慮して、余裕を持ってミルクを用意しました。外出先での授乳に備えて母乳マッサージも欠かさず行いました」(30代ママ)
外出時には、十分なおむつとミルクの準備が欠かせません。授乳間隔を考慮して、余裕を持ってミルクを用意しましょう。完母の場合でも、外出先での授乳に備えて母乳マッサージを行っておくとよいでしょう。
おもちゃも活用する
「赤ちゃんの発達を促すため、外出時にも適度な刺激を与えるよう心がけました。月齢に合ったおもちゃを持参すると、赤ちゃんの機嫌も良くなり、楽しいお出かけになりました」(20代ママ)
赤ちゃんの発達を促すために、外出時にも適度な刺激を与えることが大切です。月齢に合ったおもちゃを持参すると、赤ちゃんの機嫌も良くなり、お出かけが楽しくなるかもしれません。
予防接種後はお出かけを避ける
「お出かけの計画を立てる際は、必ず予防接種のスケジュールを確認しました。予防接種の直後は体調を崩しやすいので、外出は控えめにし、育児に専念しました」(40代ママ)
外出計画を立てる際は、予防接種のスケジュールも考慮しましょう。予防接種の直後は体調を崩しやすいので、お出かけは控えめにするなど配慮が必要です。
移動手段によって用意するものを考える
「車で移動する際は、必ずチャイルドシートを使用しました。電車の場合は、混雑時を避け、赤ちゃんの安全に十分注意を払いました。外出時の移動手段によって準備するものが変わってくるので気をつけていました」(30代ママ)
車でお出かけする場合は、必ずチャイルドシートを使用しましょう。電車の場合は、混雑時を避け、赤ちゃんの安全に十分注意を払いましょう。
ショッピングモールや病院の授乳スペースを確認しておく
「ショッピングモールや病院など、長時間の外出が必要な場合は、赤ちゃんの休憩時間を考慮し、授乳室や休憩スペースの場所を事前に確認していました。外出先でのおむつ替えや授乳の準備も忘れずにしていました」(20代ママ)
ショッピングモールや病院など、長時間の外出が必要な場合は、赤ちゃんの休憩時間を考慮し、授乳室や休憩スペースの場所を事前に確認しておくとよいでしょう。
家族で協力する
「外出の際は、旦那の協力が不可欠でした。荷物の分担や赤ちゃんの世話を分担することで、より快適なお出かけが可能になりました。旦那がリモートワークで家にいるときは育児の負担もかなり軽減されました」(30代ママ)
外出の際は、パートナーなど家族との協力が重要です。荷物の分担や赤ちゃんの世話を分担することで、より快適な外出が可能になります。
【完母の場合】授乳のタイミングに気をつける
育児用ミルクを使わない完母(完全母乳)で育児を行っている場合、外出時の授乳に関して特に注意が必要です。授乳間隔を考慮しつつ、お出かけ先での授乳場所を事前に確認しておくことが大切です。また、ミルクを併用している場合は、外出時にもミルクを持参するとよいでしょう。車や電車での移動時は、授乳のタイミングを考慮して計画を立てましょう。
生後2カ月をすぎたら、徐々に赤ちゃんとの外出を楽しもう
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生後2カ月になると生活リズムを整えるためや、保護者の気分転換のため散歩や外気浴などのお出かけをするようになったという保護者の声がありました。天候や赤ちゃんの様子を見て外出の頻度や時間を徐々に多くしていったという保護者もいるようです。季節ごとに役立つお出かけグッズを使ってみたり、外出の時間帯を変えてみたりするのもおすすめです。外出中は赤ちゃんの様子をこまめに確認しながら、楽しいお出かけ時間を過ごしましょう。赤ちゃんの月齢に合わせた適切な外出は、赤ちゃんの健やかな成長と保護者の育児の楽しみにつながります。適度なお出かけは赤ちゃんにとって新しい刺激となり、発達を促す機会にもなります。安全で快適な外出を心がけ、赤ちゃんとの貴重な時間を楽しんでください。




























