3歳男児の子育ての悩み。叱り方のポイントやママが心がけたこと

3歳男児の子育ての悩み。叱り方のポイントやママが心がけたこと

2018.11.12

3歳になる男児の子育てをしていると、わがままを言う、大声で叫ぶなど思うようにならず、子育ての仕方や叱り方に悩むママもいるかもしれません。今回は、3歳頃の男児の反抗期の特徴や行動あるあると、男児への叱り方のポイントや心がけたことについてママたちの体験談を交えてご紹介します。

3歳頃の男児の子育ては大変?

3歳頃になる男児の子育てをしていると、子どもが自分自身でできることが増えて嬉しく感じるママもいるのではないでしょうか。その反面、ママの言うことを聞かなかったり、思い通りにならないと大声で叫んだりする子どもの行動に戸惑うことや、叱り方がわからず悩むこともあるかもしれません。

3歳頃の男児に対しては、どのような対応や叱り方をするとよいのでしょうか。

3歳頃の男児の子育ての悩み

おもちゃを散らかす子ども
iStock.com/monzenmachi

3歳頃の男児の子育てに関する悩みを聞いたりすると、うちもあるあると思わず頷きたくなることもあるかもしれません。ママたちがどのような状況にあるあると思うか聞いてみました。


じっとしていない

「3歳の我が子はじっとしているのが苦手です。スーパーでも最初はカートに乗ってくれますが、5分もするとカートを降りて走っていこうとするので、ゆっくり買い物ができず頻繁に買い忘れをしてしまいます」(30代ママ)

「ご飯の時間になってもなかなか椅子に座ってくれません。ようやく座って食べ始めても、まだ全部食べ終わらないうちに椅子を離れて遊び始めてしまいます」(40代ママ)

3歳頃の男児がじっとしていられないと感じているママがいるようです。外食に行っても自分の食事が済むと椅子の上に立ち上がったり、店内を走り回ろうとするので止めるのに時間がとられゆっくり食事を楽しめないというママの声もありました。


こだわりがある

「意外と繊細なのか細かいこだわりがあります。保育園の通園ルートがいつもと違うなど気に入らないと大声で叫ぶこともあるので、それにつきあうのが大変です」(30代ママ)

3歳男児のこだわりに手を焼くママもいるようです。勝つことにこだわりがあり、勝ち負けがあるゲームをしたがりますが負けると大声で叫ぶことがあるというママの声もありました。


だめなことほどやりたがる 

「物を投げたり叩いたり、私がだめということほどやりたがります。反抗期の特徴なのかなとも思うのですが、危ないときもあるのでどう話すとよいか悩んでしまいます」(30代ママ)

「あまのじゃくなのか、だめということをわざとして私の反応をみていることがあります。お姉ちゃんのときは違ったので、男の子の反抗期の特徴の一つなのかと思い、接し方に悩みます」(30代ママ)

3歳頃の男児のなかには、だめということほどやりたがるという子もいるかもしれません。だめというとますますやりたがるので、他の伝え方をしようと思うけれどどのように伝えればよいのか悩んでしまうというママの声もありました。

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3歳頃の男児の叱り方

子どもと話すママ
iStock.com/monzenmachi

3歳頃になると自分の気持ちを主張するようになり、しつけ方も一筋縄ではいかないと感じているママもいるかもしれません。3歳頃の男児に対してはどのような叱り方をするとよいのでしょうか。


子どもの思いを受け止める

「3歳のうちの子は意外と繊細なので、頭ごなしに叱らないよう心がけています。ご飯を食べ終えないうちに遊びだしたときは『遊びたいよね』と共感してから、『ご飯が終わったらにしよう』と話します」(30代ママ)

「子どもが思わず手を出してしまうときなどは、まず『嫌だったね』と気持ちに共感するようにしています。そのうえで『叩くことはいけない』と伝えるようにしています」(30代ママ)

子どものがわがままや危ないと感じる行動に対して、一旦は子どもの思いを受け止めるようにしているママもいるようです。気持ちを受け止めながらもいけないことはいけないと一貫した態度で接するようにしているというママの声もありました。


具体的な行動を伝える

「なるべく『だめ』『やめて』などの禁止の言葉を使わずに、その場で子どもにどう行動してほしいのかを伝えるようにしています」(40代ママ)

「もう寝る時間なのに寝たくないとわがままを言っておもちゃを散らかして遊んでいるときなどは、『寝る時間だよ。おもちゃを箱に入れようね』と具体的にしてほしい行動を話してみます」(30代ママ)

具体的にしてほしい行動を伝えるのもよいかもしれません。ダイニングチェアの上に立ち上がって危ないときなどは、「だめ」というより「降りて」と伝えた方が言うことを聞いてくれたというママの声もありました。


冷静に話す

「こちらが感情的になると子どももますます言うことを聞かなくなるので、なるべく冷静になって話すようにしています」(30代ママ)

「感情的になると、怖さだけが際立ってなぜ叱られたのか伝わらないかもしれないと思い、冷静に伝えようと思っています」(40代ママ)

感情的な叱り方をせず冷静に伝えるようにしているママもいるようです。ママのなかには、こちらが感情的になるとかえって私の反応を楽しんでいるようなときもあるので、声のトーンなどに気をつけているという声もありました。

3歳頃の男児を持つママが心がけたこと

異性でもある男の子の子育てにどうしたらよいのかと戸惑うママもいるかもしれません。実際に、3歳頃の男児を持つママたちが心がけていることを聞いてみました。


環境を整える

「なんでも自分でやりたいけれど、なかなか思い通りにならず大声で叫ぶこともあります。子どもが自分でやりやすいように物を手に取りやすい位置に置いたり、踏み台を設置するなど環境を整えています」(30代ママ)

子どもが自分でやりたいという気持ちを受け止めて、環境を整えているママもいるようです。自分で決めた服を着たいという3歳の子に、数種類の服を入れたボックスを用意してそこから自分で選ばせているというママの声もありました。


時間に余裕を持つ

「通園の途中でも大好きな生き物を見つけると、時間を忘れて見入ってしまうことがよくあります。子どもにつきあう時間を考えて、朝は早めに自宅を出るように心がけています」(30代ママ)

3歳頃の男児の子育て中は、時間に余裕を持って行動しているママもいるようです。時間にゆとりがあると気持ちにも余裕が出て、子どもの行動におおらかに対応できたというママの声もありました。


感情的になりそうなときは時間をおく

「子どものわがままが続くと、私もつい感情的になってしまいそうになります。深呼吸をする、一旦その場を離れるなど自分の気持ちを落ち着けてから、子どもと向きあうようにしいています」(30代ママ)

思わず感情的になりそうなときは、一旦時間をおくようにしているママもいるようです。心のなかで10秒数えてから子どもに接するようにしたというママの声もありました。

3歳男児への叱り方は伝え方を工夫して

見上げる男の子
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3歳頃の男児の子育てをしていると、わがままを言ったりママには理解できないような行動でママを困らせたりすることもあるあるかもしれません。気に入らないと大声で叫ぶことや繊細な一面もあることも、3歳頃の反抗期の特徴といえるかもしれません。子どもの思いを受け止めたり、具体的な行動を伝えたりと叱り方も工夫しながら3歳頃の男児の成長を見守っていけるとよいですね。

2018.11.12

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