年長の子どもが楽しめる勉強方法。ドリルを使うなど教え方の工夫や勉強時間

年長の子どもが楽しめる勉強方法。ドリルを使うなど教え方の工夫や勉強時間

2018.10.04

年長の子どもはどのように勉強をしているのか、勉強時間はどのくらいがよいのかが気になるママもいるかもしれません。今回の記事では、ドリルなどを使う年長の子どもが楽しめる勉強方法や教え方の工夫、勉強を嫌がるときの勉強を続けるコツについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

年長から始めた勉強は?

小学校入学を控えた年長になると勉強の習慣をつけようと考えるママがいるかもしれません。自分の名前を読めるようになっていた方がよいのではないかと考えるママもいるようです。年長の子どもたちは家庭でどのような勉強をしているのでしょう。

「うちの子どもはひらがなのドリルを使って勉強しています。年長の間にひらがなをいくつか書けるようになるとよいと思い、夏休みから始めてみました」(30代ママ)

「我が家では先生の話をしっかり聞くことができるように、私や夫の話を座って聞く練習をしています。聞くことができるようになったら読み書きなども始めようと考えています」(30代ママ)

年長になるとドリルを使って書く勉強を始める子どもがいるようです。数を数えたり読んだりする勉強を始める子どももいるかもしれません。どれも大切な勉強のようですが、子どもが楽しく取り組める勉強方法にはどのようなものがあるのでしょう。

年長の子どもが楽しめる勉強方法

年長の子どもが楽しめる勉強方法について、ママたちに聞きました。


ドリルを使って書く

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© tatsushi - Fotolia

「我が家ではひらがなやカタカナの勉強にドリルを使いました。1ページ書き終わる度に色塗りできるよう、各ページに子どもの好きなキャラクターが描かれているドリルを使っていたので、毎日色を塗るのを楽しみに勉強していました」(40代ママ)

文字を書く勉強のためにドリルを使っているママがいました。ドリルにはひらがなやカタカナの他に数字の練習をするものなどもあるので、子どもといっしょに選ぶとよいかもしれません。


カルタや図鑑で読む勉強

「私は子どもの読む勉強のためにカルタを使いました。年長になると子どもが読み札を読みたいと言い始めたので、読みにくそうなときには少し手伝いながらカルタ取りをしました」(30代ママ)

「うちの息子は年長になって生物に興味をもつようになったので、子ども用の生き物図鑑を購入しました。初めは私に読み方を聞きながら読んでいましたが、しだいに自分で読めるようになりました」(40代ママ)

年長の子どもの文字を読む勉強にカルタや図鑑を使うこともあるようです。いつも読み聞かせをしていた絵本を、いつの間にか子どもが自分で読めるようになったというママの声もありました。


お菓子を使って計算練習

「年長の間に数を数えたり計算したりすることができるようになってほしいと思い、子どもの好きなラムネを使っていっしょに勉強をしました。机に並べたラムネをいくつか隠して数を当てるゲームをしたところ、毎日嫌がることなく計算の勉強をしていました」(30代ママ)

子どもの好きなお菓子を使ってゲームのように計算練習をすることで、年長の子どもも楽しみながら勉強ができるようです。数を当てることができるようになったら、少しずつドリルを取り入れると嫌がることなくスムーズに取り入れられるかもしれません。

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年長の子どもへの教え方の工夫

年長の子どもへの教え方はどのようにするとよいのでしょう。ママたちに教え方の工夫を聞いてみました。


「話す聞く」は子どもとの会話で

「子どもに話をしっかり聞くことができるようになってほしいと思い、会話を工夫する方法を考えました。子どもが気をつけて聞く習慣がつくように、話の内容をまとめてから1度だけ話すように心がけました」(40代ママ)

「子どもが年長になってから、語尾までしっかり話していないことが気になったので、ていねいに話すための教え方を考えました。子どもが『ママ、ハサミ』と言ったときには『ハサミをどうしたいの?』と聞き返し、徐々に最後まで伝えられるようにしました」(30代ママ)

話すことや聞くことがしっかりできるようになってほしいと考えて教え方を工夫したママがいました。ママやパパが毎日子どもとていねいに会話しようと意識することで、聞いたり伝えたりすることが自然に身についてくるかもしれません。


絵本で役割読みをする

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「子どもが年長になった頃から絵本をいっしょに読むようにしました。ときどき役割を決めて読むようにしたところ役割読みを楽しみにするようになり、いつのまにか字が読めるようになりました」(30代ママ)

年長の子どもに字を教えるときには、役割を分けて絵本を読む教え方もあるようです。子どもはママやパパといっしょに読むうちにお話を覚えてしまうこともあるようなので、あとから文字に当てはめていくのも教え方のひとつかもしれません。


勉強の道具を手作りする

「年長の子どもが時計に興味をもち始めたので、画用紙を使って短針が動く時計を作りました。実際の時間にあわせて子どもと針を動かして『今は4時だね』と確かめ、何時かわかるようになったら、長針も動くようにしました」(30代ママ)

「私は子どもが楽しみながら数字や数を覚えられるように教え方を考えました。画用紙に子どもの好きなキャラクターを点で描き、それぞれに書き入れた数字をつなぐことでキャラクターが完成するようにしたところ、毎日数字の勉強をしたいとせがまれました」(40代ママ)

年長の子どもが楽しく勉強できるように道具を手作りしたママがいました。子どもにあう教え方を考えることで、毎日勉強をする習慣がつくかもしれません。

子どもが勉強を続けるためのコツ

年長の子どもが勉強を嫌がることなく続けるためのコツをママたちに聞きました。


勉強時間は子どもの様子にあわせる

「年長の頃はその日の体調や気分によって勉強を嫌がることもあるので、勉強時間は決めずに子どもの様子にあわせるように心がけました。ときには勉強時間をとらないこともありました」(30代ママ)

勉強時間は子どもの体調などにあわせ、様子を見ながら調整するとよさそうです。子どもが遊びたいと言ったときには勉強時間を減らして子どもといっしょに遊ぶなど、無理をしないことが勉強を続けるコツかもしれません。


子どもが使いやすい勉強道具を選ぶ

「私は子どもが字を書く勉強をするときに、細い鉛筆を持ちにくそうにしていたので、太いサインペンを用意しました。年長の子どもにも正しい持ち方ができ、ひらがなの線も書きやすそうでした」(40代ママ)

年長の子どもに使いやすい勉強道具を選ぼうとしたママがいました。子どもの手の大きさや筆圧にあう筆記用具やドリルなどを用意することで、子どもが勉強を続けやすくなるかもしれません。

年長の子どもといっしょに勉強を楽しもう

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iStock.com/Hakase_

年長の子どもが嫌がることがなく勉強を続けられるように、子どもにあうドリルを選んだり、勉強時間を考えたりしているママがいました。年長になったら教え方をさまざまに工夫して、子どもといっしょに勉強を楽しめるとよいですね。

2018.10.04

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