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小学校低学年に読み聞かせは必要?メリットやおすすめの方法とコツ
子どもが小さい頃はしていた方も多いであろう読み聞かせですが、小学校に入るとみんなはどうしているの?と思っている方も多いのではないでしょうか。小学校低学年の子どもへの読み聞かせの必要性と本選びのコツ、時間がなくてもできるおすすめのアイデアを体験談と共にご紹介します。
小学校低学年になっても読み聞かせは必要?
周りのママたちに聞いてみました
「小さい頃から寝る前の習慣にしていたけれど、最近は時間の余裕がなく回数が減ってしまいました」
「長いお話のときは途中まで読んで、続きは明日読むようにしたり、短めのお話がいくつか入っている本を読むようにしたりしています」
「学校の読み聞かせのボランティアに月2回行っています。本選びにもこだわっていて、みんな楽しみにしてくれているので、低学年でも読み聞かせは必要と感じています」
低学年になると読み聞かせの頻度が少なくなったと感じているママが多いようです。
いつまで続けたらよいのか?
「回数は減ったけれど、子どもが『読んで』と言ってくる間は続けたいと思っています」
「うちはそろそろ読み聞かせは終わりかな、と感じ始めています」
読み聞かせをいつまで続けたらよいのか、と気になっているママが多いようです。
時間が許す範囲で読み聞かせをすることはよさそうですね。
ママが感じる低学年での読み聞かせのメリット
知識量や語彙力の向上
「お散歩中に『ママ、このコオロギはメスだよ。鳴くのはオスだけなんだよ』など、親も知らなかったことを話してくれて、ときどきびっくりさせられます。本の知識が蓄積されているのを感じます」
「しりとりや言葉遊びのカードゲームが得意で、大人と互角に勝負できるので親も真剣に相手をしています」
スポンジのようにぐんぐん知識を吸収しやすい時期に、たくさんの言葉にふれることは大切なようですね。
読解力の向上
「音読が上手で、句読点も意識しながらすらすらと読めます。学校でも褒められるようで、本人も自信がついたようです」
「算数の文章問題が得意なのは、読解力がついているからかな、と感じます」
「ものごとを進めるときに集中力があるのは、長い本でも読みきれる普段の読書の習慣が関係あるように感じています」
「本を読むことでさまざまな登場人物の気持ちや感情、考え方を知ることで、相手の立場になって考える力がついているように感じます」
読んで理解することで、問題解決に繋がる力がついていくのかもしれませんね。
表現力の向上
「絵本の世界を楽しむことで、日常生活での不思議や感じたものを子どもなりに想像することができている気がします」
「『て・に・を・は』を間違えず使うことができるようになった子どもに親が指摘されるときもあり、こちらも気をつけなくては、と感じます」
自然に正しい言葉遣いが身につくことで、自分の想いや考えを相手に伝わりやすい言葉で表現できるようになるのかもしれませんね。
本選びのコツ
読む本もステップアップ
低学年になると、絵本だけでなく児童書を読める子も多くなるでしょう。成長とともに学年にあわせた内容の本を選ぶのがよいでしょう。
探し方のコツ
昔から読まれ続けている名作のほか、学年ごとに適した本が紹介されている全国学校図書館協議会が選定した「よい絵本」や、「夏休みの本」リストを活用するのもよいかもしれません。
おすすめの絵本リストを年齢別に作っている書店や図書館もありますので、本選びの際やプレゼントをするときに参考にしてみてはいかがでしょうか。休日のお出かけに、本屋さんや図書館に行って親子で探してみるのよいかもしれませんね。
いつ読むのがおすすめ?
1日の最後
いちばん落ち着くという理由で、寝る前の読み聞かせがよいようです。小さいときからの習慣にしている家庭も多いのではないでしょうか。
気をつけるポイント
寝る前に怖い本を読んでしまったことで、夜中に泣いて起きたり、暗い場所を怖がるようになったりした経験がある方も多いのではないでしょうか。
寝る前の読み聞かせにおすすめなのは、結末が怖い・悲しい本よりも、楽しい気持ちになれる本や心地良い眠りにつながるような穏やかな結末の本がよいでしょう。
時間がなくてもできるアイデアとコツ
子ども向けの短編集
1話10分程度で読める短編集もたくさん出ていますので、長い本はちょっとハードルが高いという方や、今から読み聞かせを始める方にもよいのではないでしょうか。
親子でお話日記づくり
最近はママだけでなく、小学生も宿題や習い事で忙しい日々を送っていることが多いかもしれません。寝る前に時間がないときや、手元に適当な本がないときは、自分たちでお話をつくってみてはいかがでしょうか。
今日の出来事を絵本を読むようにつなげれば、オリジナルのお話ができあがります。例えば、休日に動物園に行った日、
ママ「今日ママは、家族みんなで動物園に行きました」
子ども「あいちゃんは、ずっと楽しみにしていたので、車の中で早く着かないかなぁとワクワクしていました。おやつも持ってきましたよ」
ママ「あいちゃんは弟のゆうきくんと、手をつないで仲良く歩いていましたね」
子ども「ゆうきはすぐどこかへ行ってしまうので、お姉ちゃんがしっかり手をつないであげていたのです」
子ども「お弁当の後に食べたアイスクリームがとっても冷たくておいしかったです。今度はいちご味が食べたいです!」
ママ「ママはとっても助かりました。あいちゃん、ありがとうございます」
文法や言葉遣いなどはあまり深く考えすぎず、楽しみながら親子で日記を作るイメージで、思いついたことや感じたことをお互いに言い合うのです。
親が気づかなかった子どもの気持ちが見えたり、思いがけない発見があるかもしれません。お題を決めて、空想のお話を作っても楽しそうです。
子どもの成長に合わせ、未来につながる本選びを
低学年になって本を自分でも読めるようになってきたけれど、「読んでもらえるなら読んでほしい!」と思っている子どもも多いのかもしれません。
限られた時間の中でも親子のコミュニケーションタイムを作って、楽しみながら読み聞かせをしてみてはいかがでしょうか。