目の前に雲を発生させてみた!超低温の液体チッ素を使った実験
親子で楽しむ教育エンターテインメント、KIDSNA for Kids。これまでの回で超低温の液体チッ素を使っていろいろなものを冷やしてきましたが、今回はその液体チッ素を外に出すとどうなるか実験してみました!
マイナス196℃という超低温の液体チッ素を机の上に落としてみました。そうすると液体チッ素の粒が机の上を動き回る様子が見られました。いったい何が起こったのでしょうか!
液体チッ素が机に落ちた瞬間、机の熱で液体チッ素が気体になった層ができました。そして、その上に液体のチッ素が浮いた状態になったのでした。
次に、机の上にアルコールを塗布し、同じように液体チッ素を落としてみました。すると、今度は机の上にモクモクと雲が発生!
アルコールはとても気化しやすく、机に塗布することで、小さな粒が机上にたくさんできます。そこに液体窒素を流すと、その小さなアルコールの粒を核として、氷の粒ができたのです。それが雲となって見られました。
アルコールを核にして氷の粒ができたというのが今回の現象。このような現象は、地上に降る雪がチリを核にして成長するのと同じ原理です。
監修
理科実験教室アインシュタインラボ
代表 北原淳
「感動する科学体験・発見する喜び」を広めるため、神奈川県・東京都にて理科実験教室を運営。その他、全国の幼稚園、小・中学校、企業、テレビなど各種メディアにて活動中。