ママも子どもも安心! 歯医者さんに通うタイミングと9つの必須ポイント

ママも子どもも安心! 歯医者さんに通うタイミングと9つの必須ポイント

2016.11.29

「子どもはいつから歯医者に通えばいいの?」と悩むママは多いですよね。子どもを歯医者さんに連れて行くのには、不安がいっぱい。この記事では、診察が必要な時期や治療前後に気をつけるポイントをご紹介します。

いつ歯医者に通えば良いの?

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乳歯が生えてきた時

乳歯は生後6〜8カ月で生え始めます。乳歯が生え始めたら「初めての歯医者さん」のサイン。乳歯は、薄くて歯質(歯の成分)が弱いため、虫歯も早く進行します。また、成長に伴って、歯のケアが必要になってきます。乳歯が生えたら、まず一度診察を受けましょう。


乳歯が生えそろった時

生える時期には個人差がありますが、1歳半〜3歳半くらいの間に、全ての乳歯(約20本)がそろいます。固いものが食べられるようになると、口の中に食べカスが残りやすくなり、虫歯にもなりやすくなります。そのため、乳歯が生えそろったタイミングで、一度診察を受けましょう。後から生える永久歯を健康に保つためにも、時期を見て受診することをおすすめします。


生え替わりが始まった時

6歳を過ぎる頃〜12歳になるまでに、乳歯は永久歯に生え変わります。生え始めの永久歯は、乳歯と同じように虫歯への耐性が低い、溝が深く複雑でブラッシングがしにくい、などの理由で虫歯になりやすい時期です。またこの時期は、永久歯の歯並びの良し悪しが決まる時期なので、矯正治療を始めるのにベストなタイミングでもあります。生え変わりの時期には特に注意し、診察を受けに行きましょう。

歯医者さんに行く前に注意すること

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1. 子どもが好きになれそうな歯科医院を選ぶ

子どもが落ち着けるような雰囲気があり、小児歯科に力を入れている医院を選びましょう。最近では、キッズルームを完備していたり、おもちゃや絵本を充実させている歯医者さんも増えてきました。また、歯科医院のホームページでは、子どもに対しての接し方や心がけが書かれています。通いやすさや子供との相性を調べて、通うのが楽しみになるような歯医者さんを選びましょう。


2. 歯医者さんに対してポジティブな言葉がけをする

普段から、「歯医者は怖い」「痛いことをする」と言わないようにしましょう。「虫歯になって痛い思いをするよ」「歯医者さんで歯を削られちゃうよ」と言っていると、子どもは歯医者さんに対してネガティブなイメージを持ってしまいます。歯医者に行くときは、「歯医者さんで、歯をキレイにしてもらおうね」など、ポジティブな言葉をかけましょう。


3. 歯医者さんに通うメリットを説明する

普段から「歯が元気だと、ご飯がおいしく食べられるよ」など、歯医者に通うメリットを説明すると良いでしょう。歯医者さんに対してポジティブなイメージを持つことで、治療に積極的になってくれる可能性がぐっと上がります。

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治療後にママが気をつけること

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4. 子どもとコミュニケーションをとる

歯医者さんでの治療が終わったら、頑張って治療ができたことを褒めましょう。ママの言葉が子供の自信に繋がり、「次も頑張ろう」と思うようになります。「お口の具合はどう?」「歯が健康なのは、良いことなんだよ」など、予防への意識を高めるような会話をすると、歯医者さんへの苦手意識が軽減されます。


5. 気になることがあったら、相談する

治療後も口腔状態を気にかけてあげましょう。痛みを感じていないか、口の中が気になるような仕草はしていないかなどをチェックします。実際に目で見て、気になることがあれば、早めに治療を受けた歯科医院で相談しましょう。

子どもが「歯医者嫌い」にならないための工夫

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6. 歯医者さんに行くことや治療の大切さをきちんと話す

お子さんも心の準備が必要です。気持ちが整っていないうちに歯医者さんに連れて行くと、必要以上に恐怖を感じてしまう可能性があります。「明日は、歯医者に行くよ。キレイにしてもらおうね」など、事前に伝えましょう。前もって歯医者さんに行くことや、治療の大切さをきちんと話してあげると、子どもも安心して治療に臨めます。


7. 子どもが機嫌の良いタイミングを選ぶ

治療の予約は、子どものお腹が空く時間や、眠くなる時間、決まった番組を見る時間などを避け、できるだけ機嫌が良い時間を選ぶのがポイントです。集中できないタイミングに連れて行ってしまうと、診察がうまくいかなかったり、歯医者さんに対してネガティブなイメージを持つ原因になることもあります。午前中は、比較的ご機嫌な子どもが多いのでおすすめです。


8. 「痛い?」という言葉はぐっとこらえて

治療中、心配になって「痛い?」と聞きたくなりますよね。しかし、「痛い」という言葉を聞いたことで、弱気になったり緊張や我慢が切れて泣き出してしまうことがあります。治療中は、心配になっても、子どもが安心できるよう優しく見守ってあげるようにしましょう。


9. ママがリラックスすることが大切です

子どもは、ママの様子や仕草を敏感に感じています。緊張して普段と違う雰囲気を出すと、緊張や恐怖心が子どもにも伝わってしまいます。まずは、ママがリラックスして対応しましょう。

乳歯が生え始めたら、歯医者さんへ

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子どもを歯医者さんに連れて行くタイミングは、主に「乳歯が生えてきた時」「乳歯が生えそろった時」「永久歯への生え変わりが始まった時」の3つです。乳歯が生え始めたら、虫歯などの症状がなくても診察を受けましょう。

「子どもを歯医者さんに連れて行くのは不安」と感じるかもしれませんが、今回紹介したポイントを抑えるだけでも、連れて行くハードルはぐっと下がります。子どもの歯の健康を守るためにも、早いうちから歯医者さんで診察を受けましょう。


ライター:柏戸美由紀

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