双子の寝かしつけのコツ。ママたちの悩みやスムーズにするための方法

双子の寝かしつけのコツ。ママたちの悩みやスムーズにするための方法

双子の寝かしつけを大変だと思っているママとパパもいるかもしれません。今回の記事では、双子ならではの寝かしつけの悩みや、実際取り入れている1歳児、2歳児の双子寝かしつけの方法、スムーズに寝かしつけるためのコツや日中のすごし方について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

双子の寝かしつけの悩み

双子を育てているママの中には、寝かしつけが大変だと感じている方もいるのではないでしょうか。双子ならではの寝かしつけの困りごとなどもあるかもしれませんね。ママたちに寝かしつけの悩みを聞いてみました。

「寝る時間が過ぎても2人でずっと遊んでいて寝てくれません。寝る時間がどんどん遅くなるので、ついつい叱ってしまうこともあります」(1歳児ママ)

「2人の寝る時間がバラバラで、寝かしつけにいつも2時間以上かかってしまいます。1人がやっと寝たかと思うと、もう1人が泣いて起きるの繰り返しで、気がつくと私が先に寝てしまうこともあります」(2歳児ママ)

「今は双子2人を抱っことおんぶで寝かしつけています。ときには1時間以上寝かしつけが続くので、体力的にも大変です」(1歳児ママ)

寝る時間なのに2人で遊び始めてしまったり、ひとりずつしか寝なかったりするのは、双子ならではの悩みかもしれません。2人を同じタイミングで寝かしつけるにも、ママひとりでは大変だと感じることもあるようです。

ママたちの双子寝かしつけ方法

双子の赤ちゃん
iStock.com/321photography

双子のママたちが取り入れている寝かしつけ方法を1歳児、2歳児別にご紹介します。


1歳児の双子の寝かしつけ

「子どもたちが1歳をすぎるまでは、パパと協力して1人ひとりずつ寝かしつけをしていました。子守唄を歌ったりおでこをさすってあげたりして、スキンシップをしっかりとるようにしました」(3歳児ママ)

「1歳半前までミルクと母乳の混合であげていました。1人を抱っこで母乳をあげて、片方の手でもう1人の子にミルクをあげて寝かしつけていました」(2歳児ママ)

家族と協力して寝かしつけを分担した、2人同時に授乳しながら寝かしつけていたというママの声がありました。1歳児のときは抱っこや授乳など、スキンシップを取り入れながら寝かしつけするとよいのかもしれません。さまざまな方法を試しても寝なくてどうしようもないときの方法で、車に乗せて近所をドライブするとすぐ寝たというママの声もありました。


2歳児の双子の寝かしつけ

「2人同時に寝てくれることはほとんどないので、眠たそうにしている子の方から寝かしつけるようにしました。1人に集中して順番に寝かせることで、寝かしつけもスムーズになったと思います」(3歳児ママ)

「私を真ん中にして、両腕で子どもを包むような感じで寝始めます。すんなり寝ることもありますし、どちらかがぐずることもありますが、このスタイルが定着してきました」(2歳児ママ)

2歳くらいになってくると、2人同じタイミングで寝かしつけることはなかなか難しいようです。一度に寝かせようとせず、一人ずつ対応するのもよいかもしれません。座りながら1人を縦抱っこし、横になっているもう1人は背中をトントンして寝かしつけしていたというママの声もありました。

こちらの記事も読まれています

双子をスムーズに寝かしつけるためのコツ

ちょっとしたコツを取り入れるとスムーズに寝てくれることもあるかもしれません。双子をスムーズに寝かしつけるためのコツをご紹介します。


布団の中に入りたくなるようなお芝居

「寝る前には2人が大好きな絵本を読んであげます。読み終わった後は絵本のストーリーの続きとして、布団に入りたくなるような話を創作すると、すんなり布団に入ってくれます」(2歳児ママ)

寝かしつけのコツとして、子どもが布団に入りたくなるように工夫したママもいるようです。「布団に入らないとおばけが来るよ」と言うと、2人とも怖がりながらも笑って布団に入りそのまま寝てくれるというママの声もありました。


ママが寝たふり

「寝る時間になっても2人して遊んでいるときは、私が寝たふりをしています。最初はうるさく遊んでいるのですが、しばらくすると私にくっついて寝始めるようになります」(2歳児ママ)

ママが寝たふりをするのもよい方法かもしれませんね。ぐずって寝ないときは、わざと大きな寝息の音をたてるようにすると、そのうち寝るようになるというママの声もありました。


早く寝る競争をした

「双子の子どもたちは、いつもかけっこやジャンプの高さを競うのが好きです。寝かしつけるときもどっちが早く寝れるか競争すると、2人ともすぐに布団の中に潜り込んで寝ようとします」(2歳児ママ)

どちらが先に寝るかをゲーム感覚で取り入れると、子どもたちも楽しく寝てくれるのかもしれません。「ねるねる競争」と名付けて、先に寝た子どもは次の日その子の好きな絵本を読んであげているというママの声もありました。

双子を寝かしつけるための日中のすごし方

双子を寝かしつけるためには、日中からのすごし方も意識してみるとよいかもしれません。日中どのようなすごし方をしていたのか、双子のママたちに聞いてみました。


たくさん遊ばせる

シャボン玉で遊ぶ双子
iStock.com/bee32

「夜はぐっすり寝てもらいたいので、昼間は子どもたち同士で思う存分遊ばせるようにしています。たくさん遊ぶと体が疲れて夜はすぐに寝ついてくれます」(1歳児ママ)

日中に子ども同士でたくさん遊んでくれると、夜も寝かしつけがしやすくなるかもしれませんね。子どもたち同士で遊べるようなおもちゃや遊びを考えてあげると、ママも体を休める時間を作ることができそうですね。


生活リズムを整えるようにする

「夜は寝る時間になったら眠くなるように、1日の生活リズムを整えるようにしています。お昼寝は午後3時までに起きれるように、お昼ご飯を食べたらお昼寝という順番を崩さないように意識しています」(1歳児ママ)

夜の入眠がスムーズに行くように、1日の生活リズムを整えることを意識したママもいるようです。前日の夜寝るのが遅くなってしまっても、次の日の朝はいつも通りの時間に起こすようにして、生活リズムを崩さないようにしたというママの声もありました。

双子の寝かしつけはときに割り切る必要も

双子
iStock.com/bee32

双子のママたちは、双子の寝る時間がバラバラ、2人同時に寝かしつけるのは大変などさまざまな悩みがあるようです。1歳児、2歳児それぞれの成長を見ながら、無理のない寝かしつけの方法を見つけれるとよいかもしれません。日中のすごし方を意識したり、寝たふりやゲームのようにやるなどちょっとしたコツを活用し、双子の寝かしつけを楽しく乗り切れるとよいですね。

2018.09.23

レクチャーカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。