祖父母が参加する孫のイベント行事、入学式や運動会などで注意したい点

祖父母が参加する孫のイベント行事、入学式や運動会などで注意したい点

入学式や運動会など、祖父母が孫の行事に参加する機会もあるのではないでしょうか。孫に会えるイベントということで楽しみに来てくれる祖父母はつい、体力的にも金銭的に頑張りすぎてしまうことがあるかもしれません。そこで今回は、孫の行事で祖父母を気遣うポイントについて考えてみました。

祖父母を呼ぶ孫のイベント

祖父母が参加できそうなイベントとして、入学式や運動会、お誕生日会、夏祭り、クリスマス会、お遊戯会などがあるようです。イベントの中で頑張る孫の姿は祖父母にとって成長を感じられる貴重な体験ということで、イベントに参加することを楽しみにしている祖父母は多いようです。

保育園・幼稚園の行事以外では、お宮参りや七五三、習い事の発表会などの孫のイベントに呼ぶことも多いようです。

祖父母を気遣う

孫のイベントに来てくれた祖父母を気遣うポイントはどんなところにあるのでしょうか。


体力的に疲れないように

移動をするだけでも体力的に大変な場合もあるので、家や駅まで迎えに行って荷物持ちを手伝うなど、気遣いをしている家庭が多いようです。子どもの出番の時間が事前にわかっている場合であれば、その時間に合わせてピンポイントで参加してもらう方が祖父母もいろいろな面で楽かもしれません。

立って見るイベントの場合は、座れるタイミングがあればなるべく座ってもらうように声をかけてあげるのもよさそうです。


遠方からの祖父母に対して

近場であれば祖父母も気軽に来れるかもしれませんが、遠方から来てもらうとなると、新幹線や飛行機などかなりの交通費が掛かってしまう場合もあるかもしれません。その分食事に招待したり、家で食事を用意するなどしてもてなすなど気遣いができるとよいかもしれません。

また入学式などお祝い事に参加してもらう場合、祖父母に気を遣わせないよう「お祝いはいらないからね」と事前に言っておくというママの声もありました。


待ち時間の過ごし方

お遊戯会で子どもが出る時間を教えたり、プログラムを祖父母の分も渡しておくなどして、子どもの出番を見逃さないように気遣う工夫は祖父母には喜ばれるかもしれません。

待ち時間が長そうな行事の場合にはまだ見せていなかった子どもの写真を持って行って見せたりなどで気遣いを見せるママもいるようです。

孫のイベントといっても、出番の時間や控え場所が家族と違うなどで、実際に祖父母が孫と顔を合わせる時間は少ないので、その間手持ち無沙汰にならないような気配りをしてあげるとよいでしょう。

こちらの記事も読まれています

気をつけたいところ

祖父母が行事に参加する際に気をつけたいポイントを見ていきましょう。


参加を制限される場合もある

運動会やお遊戯会では、幼稚園の運動場が狭い、席の数が限られているといった理由で、同居家族までなど参観に来られる人数を制限する場合もあるようです。また制限まではしなくても、会場の都合で、祖父母は参加しづらい場合もあるかもしれません。

祖父母を招待する前に、事前に幼稚園や周りの参加者などに確認を取った方がよいでしょう。


祖父母が動きやすいように

運動会ではシートを敷いて座ることが多いようですが、祖父母が立ち上がるときに辛く感じる場合もあるようです。アウトドア用のいすを持っていくと立ち上がりやすく安心かもしれません。

また祖父母が孫といっしょに参加する種目で張り切りすぎてしまって足腰を痛める方もいるようなので、無理せず参加してもらいたいところですね。

祖父母がイベントに参加した時の体験談

祖父母が孫の行事に参加した際の体験談を、代表的なイベントごとにまとめてみました。


入園式・卒園式

入園式や卒園式など午前中で終わる行事で祖父母に参加してもらったときはママパパが招待して、みんなでお昼ごはんをいっしょに食べたという声もありました。その気遣いの気持ちがうれしく感じてもらえそうですね。

おめでたい行事なので、みんなで食事をしながらお祝いをできるのは思い出になりそうですね。


運動会

運動会ではママが全部お弁当を手作りして、祖父母には手ぶらで参加できるようにしていたというママや、お弁当の中身に関して、子どもが好きなハンバーグなどだけではなく、煮物など祖父母が好きなメニューも入れたというママもいました。主役の子どもだけではなくみんなでお弁当を楽しめそうです。

他にも、炎天下だったので日陰に大きなシートを敷いたり、祖父母の分の駐車スペースを確保しておいたりしたなどの工夫をしていたママも見受けられました。


お遊戯会

参観に来てはくれたものの、足が悪い祖父母のためにママ自身がカメラ係を担当して後からゆっくり見てもらったというママもいました。帰ってから写真やビデオを見直す楽しみもあり、よく見えなかった場合でも残っている映像などがあると安心でうれしいですね。

また、子どもの遊戯が見やすい位置を把握したり、中抜けして喫茶店など休憩できる時間を確認したという気遣いを見せるママもいるようです。

自分の孫の出番はイベントのほんの一部だという場合が多いようなので、その間の気遣いにママたちも気になるようです。

祖父母への気遣いを忘れない

祖父母とパーティー
iStock.com/tdub303

どのイベントのときでも、子どもやママパパは大丈夫でも祖父母はちょっと休憩したいと思うなどタイミングが違うこともあるかもしれないので、いつも自分たちだけで過ごすときよりも声掛けなどの気遣いを増やしたいものですね。

孫のかわいさゆえについつい無理をしてしまう祖父母も少なくないようなので、入学式や運動会などのイベント行事に来てくれるときにはいたわってあげると気持ちよく過ごしてもらえるかもしれません。

イベントに参加してくれる祖父母に感謝し、孫の行事をいっしょに楽しめるよう計画してみてはいかがでしょうか。

2018.01.26

イベントカテゴリの記事

ショート動画

教育を親の自己満足にしてはいけない。教育虐待になりうるハイパーペアレンティングの恐ろしさとは

教育熱心はどこまで?

この連載を見る

不安定な社会情勢やSNSなどを通じて得る過剰な教育情報によって、子どもの教育に奔走し、過干渉な子育てをする親が増加しています。行き過ぎた「教育熱心」が及ぼす危険性とは?そして子どもを疲弊させないために、親がどうあるべきか、各専門家に取材しました。
夫婦2人で全部は無理?「子育て・家事・仕事」現代子育てに素敵な選択肢を

共働き家庭が増加している昨今、夫婦ともに実家が遠いと、どうしてもシッターが必要になることもあるのではないでしょうか。今回の記事では、共働き家庭のママが有資格者のみが登録できるKIDSNAシッターのサービスをはじめて利用した様子をレポートします。