
離乳食の鯛はいつから取り入れられるのか、進め方やレシピなど気になるママやパパもいるのではないでしょうか。今回の記事では、離乳食の鯛の進め方や目安量、離乳食初期から中期、後期、完了期の鯛を使った離乳食レシピとアレンジ方法についてまとめました。
魚を離乳食に取り入れるときは、白身魚から始め、赤身魚、青皮魚と進めていくとよいようです。白身魚の一種である鯛は年間を通してスーパーなどに並び、調理がしやすいため、離乳食として用いられることが多いかもしれません。
離乳食の鯛はいつから食べられるかや、目安量についてご紹介します。
厚生労働省の資料によると、鯛などの白身魚は、離乳食初期の5〜6カ月頃から取り入れられるようです。
鯛を離乳食に初めて取り入れるときは、1さじずつからはじめ、体調や子どもの様子を見ながら、少しずつ与えていきましょう。離乳食の進み具合にあわせてお粥や他の食材と混ぜて進めていくとよいかもしれません。
魚の一種である鯛はどのくらいの量を与えるとよいのでしょうか。厚生労働省の資料をもとに、時期別の目安量をご紹介します。
・離乳食初期(5~6カ月)
調理形態の目安は、なめらかにすりつぶした状態
子どもの様子を見ながら、1日1回1さじずつ始める
・離乳食中期(7~8カ月)
調理形態の目安は、舌でつぶせる硬さ(豆腐くらい)
1回当たりの目安量は10~15g
・離乳食後期(9~11カ月)
調理形態の目安は歯ぐきでつぶせる硬さ(バナナくらい)
1回当たりの目安量は15g
・離乳食完了期(12~18カ月)
調理形態の目安は歯ぐきで噛める硬さ(肉団子や茹で卵の白身くらい)
1回当たりの目安量は15~20g
鯛を使った離乳食にはどのようなレシピがあるのでしょうか。離乳食初期、中期、後期、完了期のレシピをご紹介します。
生後5カ月から6カ月頃の離乳食初期の食事のタイミングは、体調やご機嫌がよいときなど子どもの様子にあわせて考えるとよいでしょう。
鯛をなめらかにすりつぶしてお粥に混ぜたり、鯛入りマッシュポテト、鯛のとろとろなどが食べやすそうです。離乳食に鯛を与えるときは下茹でして、中までよく火が通っていることを確認してから調理しましょう。
離乳食を開始して1カ月を過ぎた離乳食中期は、1日2回食にして食事のリズムをつけていくとよいでしょう。
鯛を舌でつぶせるくらいの硬さにして他の食材といっしょにリゾットやあんかけ、ミルク煮などやわらかく調理するとよいかもしれませんね。
生後9カ月から11カ月頃の離乳食後期は、1日3回食に進めていくなど、大人に近い食生活が始まる時期といえるでしょう。手づかみ食べをする子どももいるかもしれません。子どもが食べやすいように硬さや大きさを工夫して調理するとよさそうです。
鯛団子のレシピは手づかみ食べをする子どもにぴったりかもしれません。麺類が好きな赤ちゃんには、鯛のあんかけうどんを作ってみてはいかがでしょうか。
生後12カ月から18カ月頃の離乳食完了期は、1日3回の食事のリズムを大切にし、生活リズムを整えるきっかけ作りとする時期と言われています。
離乳食完了期には鯛グラタンや、鯛のフライ風などを取り入れて離乳食のバリエーションを広げられるとよいですね。
離乳食の鯛レシピのリメイクやアレンジレシピを知りたいと思うママやパパもいるかもしれません。鯛を使ったバリエーションレシピをご紹介します。
離乳食に鯛を使うとき下茹ですることが多いでしょう。下茹でした後の鯛の煮汁には、鯛のうま味や風味が溶けだしているため、鯛の煮汁を残さず離乳食に活用できるとよいですね。
煮汁をリメイクして鯛粥や、鯛そうめんを作ってみましょう。
1年を通して手に入りやすい鯛と、いろいろな食材と相性のよい白菜を組み合わせてアレンジレシピが作れるようです。
鯛と白菜のスープや、鯛と白菜の炊き込みご飯などいろいろな簡単アレンジレシピがあるようです。
離乳食に魚を取り入れたいと考えるママやパパは多いでしょう。離乳食初期から取り入れられる白身魚の鯛は、離乳食づくりで活躍する食材のひとつといえそうです。
他の食材と相性のよい鯛は、さまざまな食べ方やアレンジレシピがあるため離乳食に取り入れやすいでしょう。
子どもの離乳食の時期や様子にあわせて鯛を上手に活用し、レシピのバリエーションが広がるとよいですね。
※記事内で使用している参照内容は、2019年12月4日時点で作成した記事になります。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食の一例です。新しい食材をとり入れる場合は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
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