お食い初めはいつ行う?一般的に行われる時期や日程の決め方など

お食い初めはいつ行う?一般的に行われる時期や日程の決め方など

赤ちゃんの健やかな成長をお祝いする行事である「お食い初め」。具体的な行事の意味や、いつ行うのがよいとされているのか知りたいという方もいるかもしれません。そこで今回は、一般的とされる時期や日程の決め方、お宮参りといっしょに行いたい場合のお食い初めとの違いについて、ママたちの体験談を交えてご紹介します。

お食い初めとは

一般的にお食い初めとは、赤ちゃんが健やかに生後100日を迎えたことへのお祝いや、「赤ちゃんがこれからの人生において食べ物に困ることがないように」という願いを込めて行われる、ママやパパが赤ちゃんの口にごちそうをつける真似をする行事。

生後100日ごろは赤ちゃんの乳歯が生え始める時期とも言われており、地域によっては、「歯が生えたことをよろこぶ」という想いを込めて、お食い初めを「歯固め」と呼んでいたり、生後100日前後にお祝いすることから「百日(ももか)祝い」、「真魚始め」「箸ぞろえ」「箸始め」と呼んだりすることもあるようです。

赤ちゃんの生後100日が近づくと、お食い初めのタイミングについて考える家庭もあるでしょう。お食い初めは具体的にいつ行うのがよいのでしょうか。

iStock.com/ia_ai
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お食い初めはいつ、どのようにやればよい?お食い初めの基礎知識を解説

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赤ちゃんの健やかな成長を願うお食い初めのやり方

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お食い初めはいつ行う?

お食い初めを行う時期や日程の決め方について、ママたちの体験談を交えてご紹介します。


お食い初めを行う時期

お食い初めを行う時期は、赤ちゃんが生まれた日を生後1日目と数え、生後100日目から120日目の間に行うのが一般的とされています。女の子は110日目、男の子は120日目というように、性別や地域よってもお祝い日が異なる場合もあるようです。

生後100日目のお祝いといっても、地域によって違いもあり、必ずしも100日目に行う必要はないようです。お食い初めをする日が100日より前になっても、100日を過ぎてしまっても、特に気にする必要はないのかもしれません。

生後100日に祝うお食い初め。100日より前や100日過ぎても大丈夫?

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お食い初めを行う日程の決め方

お食い初めを経験したママたちに、どのように日程を決めたか聞くと、1人で準備をするのは大変だと思い、パパの協力を得られる休日に合わせたという声や、両祖父母にも参加してもらいたいと考え、生後100日前後の全員の予定が合う日程で決めたという声がありました。お食い初めをいつ行うかは、誰とお祝いをするかによって変わってくるかもしれません。

なかには、ママや赤ちゃんの体調を考慮して、お食い初めの日程を決めたという声も。生後100日目の頃は、赤ちゃんの体調はもちろん、出産という大仕事を終えたママの体調もまだ不安定かもしれません。100日目という正確な日程にこだわらず、家族や親戚が揃う日や、赤ちゃんやママの体調が万全な日など、みんなにとって都合のよい日で柔軟に設定してもよいでしょう。

お食い初めの時期はいつ?日程の決め方や行う時間帯について

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お食い初めとお宮参りの違い

お宮参りに行く予定の日がお食い初めの日と近い場合など、ふたつをいっしょに行う家庭もあるかもしれません。お宮参りとお食い初めでは意味を始め、いくつか違いがあるようです。


お宮参りとは

お宮参りとは、赤ちゃんの誕生をお祝いし、これからの健やかな成長を願うために神社などに出向き参拝をしたり、ご祈祷を受けたりする行事とされています。

「初宮参り」とも呼ばれ、生後30日前後に行われる行事のようですが、時期に明確な決まりはなく、赤ちゃんやママの体調や家族の予定が合う日程でスケジュールを組む家庭もあるようです。

祖父母が遠方に住んでいる場合は、お宮参りやお食い初めをいっしょに行うことで、お祝いに来てもらうのも一度で済ませることができたという声もありました。

お宮参りと100日参りは違う?お宮参りとお食い初めをいっしょにやってよい?【体験談】

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服装の違い

お宮参りの服装は、和装では白羽二重の着物を着せその上から祝い着をかける服装、洋装では白色のセレモニードレスが正装とされています。

しかし、服装に必ずという決まりはなく、色付きのセレモニードレスやロンパースなどを着せる家庭も最近では増えているようです。写真撮影やご祈祷のときに、セレモニードレスやロンパースの上から着物をかけてあげてもよいかもしれませんね。

kai keisuke/Shutterstock.com
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お食い初めでは、赤ちゃんが色付きの小袖を着る「色直し式」というものが行われるようです。これは、白い産着を着ていた赤ちゃんが色付きの晴れ着を着るという儀式のようで、このときに色付きの着物を着せるとされています。

この時期の赤ちゃんは、オムツ替えが頻繁に必要なこともあり、着物だと脱ぎ着に時間が掛かることも。正装とは言えど、お宮参りと同様、必ずという決まりではないため、セレモニードレスやお出かけ用のロンパースなど、普段着よりも華やかな服装で、赤ちゃんのお世話がしやすいものを選んでもよいかもしれません。


写真撮影の違い

お宮参りやお食い初めでは、記念に写真館などで撮影をしようと考える家庭もあるでしょう。

上記のように、お宮参りとお食い初めの正装には少し違いがあるため、写真館で撮影する場場合は、それぞれの正装で撮影することが多いようです。お宮参りとお食い初めをいっしょに行うのであれば、どちらでも正装とされている着物や、セレモニードレスで撮影してもよいかもしれません。

また、生後30日頃の赤ちゃんと100日頃の赤ちゃんでは、表情に違いがあることも。赤ちゃんによっては首が座り始めたり、顔つきが変わってきたりすることもあるようなので、お宮参りを生後30日頃に行った場合と、100日頃に行った場合では、写真に残る赤ちゃんの表情に違いが見られるかもしれません。

お宮参りとお食い初めは一緒でもよい?写真や服装の違いについて

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お食い初めをいつ行うかは体調や家族の都合に合わせて

iStock.com/kyonntra
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お食い初めは、赤ちゃんが生後100日を迎えたことへのお祝いや、「赤ちゃんがこれからの人生において食べ物に困ることがないように」という願いを込めて行われる行事のとされています。

お食い初めを行う時期は、赤ちゃんが生まれた日を生後1日目と数え、生後100日目から120日目の間に行うのが一般的なようです。お食い初めをいつ行うかは、100日目という正確な日程にこだわらず、親戚が揃う日や、赤ちゃんやママの体調が万全な日などを選べるとよいでしょう。

みんなにとって都合のよい日で柔軟に設定し、赤ちゃんの健やかな成長を願うお食い初めを行えるとよいですね。

2021年03月11日


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