「指定されている学区ではなく、隣の学区の方が通いやすい」「幼稚園の友だちがほとんど隣の学区の小学校に通う」など定められている学区ではない学区への越境入学を考えているママやパパもいるのではないでしょうか。越境入学とはどのようなものか、越境入学を検討するポイントを交えてご紹介します。
公立の小学校へ入学するとき、各市区町村の教育委員会によって設定された学区により、どの小学校に入学するかあらかじめ定められています。
自治体で指定されている学区ではなく、他の学区の小学校に入学することを「越境入学」といいます。また、他の学区に通学することを「越境通学」と呼びます。
越境入学が認められる理由は、自治体により異なります。一般的には以下の理由により越境入学が認められるようです。
その他の理由により越境入学を認める自治体もあるようです。
学区外に住んでいるけれど近い将来、学区内へ転入する予定があるときは越境入学が認められるケースがあるようです。「近い将来」がどれくらい先のことを指すかについては自治体によるそうですが、おおむね1年以内とする自治体もあるようです。
小学校卒業前に転校することが決まったけれど、卒業までの日数が短いときは、転校前の学区へ通い続ける越境通学が認められることもあるようです。「卒業までの日数」については小学校6年生の間、とする自治体もあるそうです。
共働き世帯で保護者が家庭に不在かつ、実家や親族に子どもを預かってもらうときです。
始業前に実家などへ預ける場合、放課後実家に預ける場合は、預け先の学区に越境入学ができる場合があるようです。
学童保育がない小学校から、学童保育のある小学校へ越境入学することができるケースもあるようです。民間の学童施設であっても、学童施設へ入学することが決まっていれば、越境入学が認められる自治体もあるそうです。
学区内の小学校に通うことが子どもまたは保護者にとって負荷が高いと客観的に判断されれば、個別に越境入学を認められることもあるようです。
越境入学を自治体に認められるのはケースによってさまざまです。ただし「通学距離が近いから」といった理由のみでは認められない場合が多いようです。
越境入学を検討するときは自治体に確認するとよいでしょう。
越境入学を希望するとき、どのような手続きが必要なのでしょう。
まずは、申請書など必要書類を揃えます。申請書が小学校に置いてある場合もあるようです。必要書類は越境入学を希望する理由により異なるため、自治体に確認しましょう。書類が揃ったら希望先の小学校を所管する自治体に必要書類を提出します。
越境入学をする理由によっては、希望先の小学校の校長先生と面談し、校長先生の許可が必要な場合もあるようです。
また、転校を伴う越境通学の場合は、通っている小学校に越境通学を希望する旨を連絡します。別途、転校の手続きも必要になります。
越境入学を希望するとき、住民票を学区外の住所に移動する必要はありません。子どもの住民票のみ実家や親族の家に移動する、自宅ではない場所に家を借り住民票を移動するといった方法はトラブルになる可能性があります。現在の住所で自治体に申請をしましょう。
越境入学をする際に考えるとよいポイントはどのようなことがあるでしょう。
学区は元々、子どもが徒歩で安全に通えるよう配慮され自治体によって定められている場合がほとんどです。
越境入学をすることにより、子どもが危険な道を通ることがないか、徒歩で無理なく通える距離か確認しましょう。公共交通機関を利用する場合も、同様に確認しましょう。
「通っていた幼稚園・保育園の友だちが学区外の小学校に通うため越境入学をしたい」と思うママもいるかもしれません。子どもも幼稚園・保育園の友だちと離れたくないと言うこともあるでしょう。
小学校は6年間あります。子どもが毎日通う小学校が遠くなると、日々の通学に負担がかかりますよね。また、小学校は幼稚園・保育園よりも児童数が増えるため、出会いが広がり、すぐに新しい友だちができることでしょう。
越境入学をして学区外の小学校に通う場合は、近所の同い年の子どもたちとの接点が作りにくくなるかもしれません。近所の行事にも積極的に参加し、地域コミュニティとの繋がりを作れるとよいですね。
学区外の小学校へ越境入学を検討する場合は、小学校の校風が子どもに合うか確認するとよいでしょう。希望する学校に先輩ママがいれば、小学校の雰囲気を教えてもらうことも一つの方法かもしれません。
越境入学が可能かどうかは住んでいる自治体と、越境入学をしたい理由によりさまざまです。
子どもが無理なく小学校に通える距離か実際に子どもと歩いてみてもよいかもしれません。
住んでいる自治体の制度を確認し、越境入学ができるか調べましょう。
2019年09月05日
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