こちらの記事も読まれています
幼稚園見学はいつから?入園までのスケジュールや準備のポイント
初めて幼稚園を選ぶ際、幼稚園見学をいつから始めればいいか迷う方も多いでしょう。近所の園探しやママ友からの情報収集も重要です。そこで今回は、幼稚園見学をいつから始めたかの体験談に加え、申し込み方法、当日の服装や持ち物、見学で確認したい質問等、さらに入園までのスケジュールについて、ママたちの経験を交えて解説します。
※この記事は、2025年10月15日に更新されたものです。
幼稚園の見学はいつから?
子どもを幼稚園に通わせたいママは、どの園に通うかを決めるために幼稚園の見学をしたいと考えるかもしれません。多くの幼稚園で入園のための見学会などを設けているようですが、幼稚園の見学はいつから始めればよいのでしょうか。
「はじめての子どもでいつから幼稚園の見学に行ったらよいか悩みましたが、ママ友から情報収集するなどして入園する前の年の4月頃から幼稚園見学などの準備を始めました。早く始めたのでじっくり選ぶことができました」(3歳児のママ)
「一人目は認可保育園だったので保活がありましたが、二人目は幼稚園に入れることにしたので入園の前の年の9月頃から見学を始めました。市が主催となり、いくつかの幼稚園・保育園で合同見学会があり、短い期間で効率よく幼稚園の見学ができました。これから見学を始めるママたちにもおすすめです」(3歳児のママ)
「入園の前年の6月頃から始めました。子どもの年齢によっては、入園までの期間にゆとりを持って、早めに準備をかけることもできると思います。」
時期に関係なく個別で幼稚園見学ができることもあるようですが、今年度の入園児や進級が落ち着いた5〜7月ごろから見学会などを設けている幼稚園もあるようです。なかには、子どもが早生まれのため、早めに1歳の頃から幼稚園入園へ向けて、近所の幼稚園を見学したというママの声もありました。
また、市や区など行政主導で合同オンライン説明会を開催していることもあるようです。いつから幼稚園の見学が可能かは、希望している幼稚園に直接確認してみるとよいかもしれません。
幼稚園見学の準備
幼稚園の見学に行きたいとき、どのような準備を事前にしておくとよいのでしょうか。ママたちに申し込みの方法など、見学の準備について聞いてみました。
申し込みの方法
「幼稚園のホームページに見学は電話予約ができると書いてあったので、電話で申し込みました。電話をするときは、質問したいことを書いたメモを用意して聞き漏らしのないようにしました」(4歳児のママ)
幼稚園に電話をするときは、登園や降園などの忙しいと思われる時間を避け、先生たちが電話に出やすい時間を選ぶとよいかもしれません。園開放やイベント参加のために幼稚園へ出向いたときに、直接申し込みをしたというママの声もありました。また、インターネットで申し込みができることもあるようです。今年のスケジュールをしっかり確認し、日時を間違えないよう注意しましょう。
行く前に事前に確認しておくこと
iStock.com/sbayram
「園内見学会の申し込みをしたときに、雨が降った場合のことも聞きました。晴れている日の方が外の活動も見れると教えてもらったので、雨の降ったときは別の日に変更しました」(4歳児のママ)
車や自転車の利用がある場合は、駐車場や駐輪場の場所を確認したり、持ち物や服装を確認しておくと、園内見学の日を安心して迎えられるのではないでしょうか。不安なことや気になることは幼稚園に電話などで問いあわせてみるとよいかもしれません。
チェックポイントや質問をまとめておく
「仕事をしていたので、預かってもらえる時間や夏休みや冬休み中の預かり保育ができるかなど、質問したいことをリストにしてまとめておきました。相手もプロなので、理解できるようにきちんと教えてもらえ、幼稚園選びの決め手にもなりました。」(3歳児のママ)
幼稚園の準備や入園後のことで気になることもあるのではないでしょうか。園内見学時、先生に直接聞くことができるので、聞きたいことを事前にリストにし、聞き忘れのないようにしたいですね。
幼稚園見学の服装や持ち物、時間帯
幼稚園の見学に行くときの服装や持ち物、時間帯など、見学前におさえておきたいポイントについて、ママたちに聞いてみました。
子どもの服装
「お受験のある私立幼稚園の見学会に行ったときは、例に習って白のポロシャツに黒のズボンと、きちんとした服装でいきました」(3歳児のママ)
「どのような服装がよいか幼稚園に電話で聞いたところ、普段着でよいと言われたので、Tシャツにチノパンで行きました。子どもも遊ぶ時間があったので、動きやすい服装でよかったと思いました」(4歳児のママ)
見学のときの服装は、幼稚園の雰囲気にあわせて選ぶようにするとよさそうです。きちんとした服装が好まれる園の場合、男の子は白いシャツと黒いズボン、女の子は落ち着いた色合いのワンピースなどを選ぶとよいかもしれません。服装に指定がなくカジュアルな服装で行く場合でも、子どもが動きやすい服装を選ぶとよさそうです。
父親母親の服装
「私立幼稚園のお受験は見学会からスタートしていると聞いたので、服装にも気を使い、父親はスーツ、母親の私はシンプルなワンピースで行きました。園庭など地面を歩くことも考え、靴はヒールが低いものにしました」(4歳児のママ)
「公立幼稚園の見学会に行きましたが、父親はチノパンにポロシャツ、私はジーンズにチュニック、靴はふたりともスニーカーという服装で参加しました。周りの保護者の方もカジュアルな服装できていました」(3歳児のママ)
パパやママの服装も幼稚園の雰囲気や子どもにあわせて選ぶとよいようです。お受験のある幼稚園の場合は、アクセサリーやスリッパにも気を配ったというママもいました。
持ち物
iStock.com/yipengge
「園内見学するので上履きと、説明されたことなどをメモできるように筆記用具を持っていきました。帰りに幼稚園のパンフレットをもらったので大きなバッグで行ってよかったです」(4歳児のママ)
子どもの上履きと大人用のスリッパは忘れずに持っていくようにするとよさそうです。オムツや飲み物など、子どもが必要になりそうなものも持って行くとよいかもしれません。
見学時間帯
「園児の活動のメインの時間帯にあたる、午前中に見学に伺いました。時間帯は園からいくつか提示されたので、自分の都合にもあわせやすかったです」(3歳児のママ)
幼稚園では一日の活動スケジュールがあり、時間帯によって園見学でみることのできる内容は異なるようです。また、食事の準備中や食事中は園見学の対応ができる先生が空いていないことも考えられるため、避けるほうがよいでしょう。それを考慮した上で幼稚園だと10時〜11時、もしくは13時〜16時がよいかもしれません。
一方で、ママの体験談にもあるように、自由に時間を選ぶことのできる園と時間を指定される園があるようなので、指定がある場合はその時間に合わせて伺うようにしましょう。なかには、何時に予約をすればよいのか不安だったので、園見学について問い合わせしてみると何時ごろに予約を入れればいいのか目安を教えてくれたというママの声もありました。
幼稚園見学当日に確認したいポイント
幼稚園に見学に行ったときにはどのようなところに注目したらよいのでしょうか。確認したポイントをママたちに聞いてみました。
先生や子どもの様子を見る
「先生たちが子どもにどのような接し方をしているかを意識して見ました。優しいだけでなく、いけないことをしたときは子どもと目線をあわせてきちんと伝えようとしている先生の姿に好感がもてました」(3歳児のママ)
「園内見学のときはやはり子どもたちの様子に目がいきました。子どもたちが楽しそうにすごしているか、たくさん笑っているか、あいさつができるかなどを見ていました」(4歳児のママ)
保育者の雰囲気や子どもへの接し方は、実際に見学をしないとわからないこともあるのではないでしょうか。自分の子どもが実際に幼稚園生活や幼稚園遊びをしている姿をイメージをしながら見学したというママの声もありました。子どもの表情や、保育者の身だしなみも確認するポイントになりそうです。
施設の設備を確認する
「雨の日の幼稚園見学だったのですが、広いお遊戯室があり雨の日でも思いっきり体を動かして遊べるようになっていました。雨の日のすごし方はなかなか見れないと思うので、見れてよかったと思いました」(3歳児のママ)
トイレや遊具、教室の環境など、子どもの目線に立って見学すると幼稚園の施設や設備のチェックがしやすいかもしれませんね。延長の時間にすごす場所や通園バスなど、子どもがどのようにすごすのかをイメージし、必要な場所の見学のときに確認ができるとよいですね。
教育方針を確認する
「園が目指す子どもの姿や目標、そして教育方針が自由保育(遊びを中心とした保育)なのか、一斉保育(設定保育や集団行動を重視した保育)なのかを確認しました。また、英語や体操、音楽など、専門講師(プロ)による指導がどの程度あり、それが通常の保育時間内にかける時間なのか、課外活動なのかも確認しました」(5歳児のママ)
教育方針やクラス編成についても、確認しておきましょう。また、家庭との連携について、園と家庭の連絡手段(連絡帳、アプリなど)や、保護者面談、運動会や発表会などの参加行事の頻度も重要かもしれません。例年どのような行事が行われているか聞くのも参考になりますが、今年度の予定は特に詳しく確認しておくと安心です。
見学後、幼稚園入園申込みまでのスケジュール
幼稚園を見学したあと、入園までどのような流れなのかをまとめました。
プレ幼稚園への参加
この幼稚園にしようかなと思う園が見つかったら、その幼稚園のプレに参加すると、もう少し具体的に幼稚園のことを知ることができるかもしれません。
プレとは、「プレ幼稚園」「プレ保育」「未就園児クラス」「未就園児教室」などと呼ばれることもあり、正式に入園する前に幼稚園生活を体験することができるようです。
説明会への参加
園見学のあとは、説明会が開催されることが多く、園の方針や特色のほか、保育内容、年間行事や昼食の形式などについて、園長や先生、担当スタッフなど保育者から説明があるようです。募集要項や願書の配布日程、入園金、入園までの流れもこのとき伝えられることが多いでしょう。
説明会では願書が配布されることもあるようですが、配布場所が説明会に限られたり、配布期間が短かったりすることもあるようです。配布方法と期間はあらかじめ園に確認しておきましょう。
入園申込
幼稚園への願書提出方法は、定められた日時に直接持参したり、期日までに郵送やインターネットで提出したりするなど、園によってさまざまなため、日時を間違えないよう確認することが大切でしょう。園によっては入園申込みのあと、間をあけずに面接や試験・テストが行われるところもあるようです。
面接や試験・テストが行われる幼稚園では、入園を希望する歳の1年くらい前から幼児教室や教材で対策を始めておくと安心かもしれません。面接は、親子いっしょの場合や保護者のみで行われる場合など、園によって異なるようなので、あわせて準備しておくと安心でしょう。
合否発表は、直接手渡しや郵送、園内での掲出などで行われるケースが多いようです。
幼稚園の見学会は準備をして行こう
iStock.com/Masaru123
幼稚園の見学はいつ頃からできるのかは幼稚園によって違いがあるようです。いつから見学ができるのか、雨の日などは見学できるかなどの質問は、見学の予約をするときに電話などで聞いてみるとよいかもしれません。子どもや父親母親の服装は、お受験のある幼稚園など幼稚園の雰囲気によって変わってくるようですが、指定がない場合は動きやすい服装を選ぶとよさそうです。
見学会で質問したいことをまとめたものや上履きなど持ち物も忘れずに準備し、幼稚園の見学をしっかりできるとよいですね。