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これからは英語が必須?バイリンガル教育と子育て、海外の英語教育事情など

これからは英語が必須?バイリンガル教育と子育て、海外の英語教育事情など

小学校の教育において英語が必修科目(予定)となる2020年まで数年。「グローバル」という意識がより強くなっている昨今、バイリンガル教育を考える両親も多いと思います。子育てや習い事の中で「英語」は最も頻繁に使われるキーワードではないでしょうか。実際のバイリンガル子育てを見て感じたこと、また海外での英語教育事情など、筆者の体験を交えて紹介していきます。

子どもに英語教育をさせたい理由

親の理想

子どもに英語を早くから習わせたい、「自分がそんなに英語が得意ではないから、せめて子どもには……」と考えている方も多いのではないでしょうか。

一方、バイリンガルの親たちに話を聞くと、自分の子どもの英語教育に距離を置く人が多いようです。そこには英語を始める前に日本語を整えたい、小さいうちに英語を習っても、使い続けないと忘れてしまうので、「やりたいときにやればいい」という意見があります。

筆者も子どもの英語教育に関しては正直迷っています。なぜかというと、筆者自身が2歳のときに英語教育を受けたようですが、途中で日本語と英語が混在してきたため中止。17歳で留学して、現地で英語を習得しました。

グローバルな社会へ向けて

「グローバル」な社会という言葉が飛び交う昨今ですが、どの程度の英語ができれば「グローバルな社会」に対応ができるのでしょうか。

筆者はさまざまな国で起きたニュースのインタビューをテレビで見ていて、フランス人、スペイン人、インド人などの英語圏以外の人が英語で答えているのを見て単純に「すごい」と思います。これこそまさに「グローバルな社会」を意識しているからなのではないでしょうか。

日本政府観光局の資料(※下記資料)からも分かるように、近年、訪日外国人観光客が激増しており、子どもたちの英語力が今後マストとなっていく可能性が高いのは言うまでもありません。グローバル社会を生き抜く子どもたちの英語レベルの習熟度を考えると、どのタイミングで始めるのか、どんな環境を整えるかなど真に向き合う必要がありそうですね。

訪日外客数の動向→2017年4月推計値(Excel)

英語圏以外の国の英語教育と認識

英語教育自体は日本より早い国も遅い国もありますが、英語を習得し、実用化する人は海外の方が圧倒的に多いような気がします。

日本以外の国はどのような英語教育や認識なのでしょうか。

インド

現在、日本の小学校では、英語教育への取り組みが行われていますが、インドでも日本と同じく小学校から英語教育が始まるようです。

すべての教科書が英語表記であったり、民放で英語のみのテレビチャンネルがあるなど、生活の中で英語が身近なようです。インドには17の言語があり、英語が公用語の一つになっています。筆者もインドに行った際、インド人同士が英語で話し合う姿を見て驚きました。

オランダ

オランダでは脳細胞が最も多く活発な小学校低学年時に、英語を学び始めるべきだと考えられており、2012年8月より英語教育の開始年齢が7歳から5歳に引き下げられました。

さらに2014年からBPE=Bilingual Primary Education(バイリンガル初等教育)という教育制度を試験的に18校が導入し、授業を含めて30~50%の学校生活が英語で送られるそうです。

オランダ語は言語的に英語と近いところも多いので、その点では習得するのに有利かもしれません。

フランス

筆者は何度かフランスに滞在したことがあるのですが、驚くほどに英語(たまに日本語も!)を話すフランス人が多く、驚いた経験があります。

フランスでは6歳から英語教育が始まります。しかしフランス滞在の友人曰く、フランス人の英語の理解度は高いものの、「国際社会なんだから、英語が話せるようにならなきゃ!」という焦りは全くないと言います。

日本と比較してみて

日本に比べると、海外のバイリンガル教育は母国語と近い発音や文法、そして環境など条件が整っているように感じられます。さらに、教育の低年齢化というのも各国で意識付けされているようですね。

バイリンガルの教育のメリット

発音がキレイになる

日本語と英語、実は発音的には一番遠い言語といわれ、努力して習得しない限り、発音の矯正はむずかしいようです。特にまだ子どもが小さいうちなら英語の発音を習得しやすいでしょう。

英語以外の外国語の習得も

小さいころからアルファベットに慣れ親しむと、同じアルファベットを使用する外国語の習得も早くなるそうです。筆者は留学中、大学でスペイン語を習っていました。英語から入るスペイン語は文法を習うときも、英語で並べ替えができるので比較的ラクに覚えることができました。

英語、ドイツ語、オランダ語などは同じゲルマン語が派生したものなので、英語を習得すると理解しやすい外国語だといわれています。

バイリンガルの教育のデメリット

親の負担が大きい

日本でバイリンガル教育を実践しようとすると、金銭的にかなり負担がかかります。インターナショナル幼稚園などの月謝は公立幼稚園の3~4倍かかりますし、親も外国人が多いので、親同士のコミュニケーションがむずかしい場合があるようです。

また英会話スクールは月謝に加えて教材費など、月々の負担が大きくなりがちです。

言語に遅れやズレが出やすい

バイリンガル教育のなかで仕方のないことだといわれていますが、複数の言語を使っているとどちらかの言葉が遅れてしまったり、理解が浅くなったりする時期があるようです。
しかし続けることにより、子どもなりに習得して、理解を深めていくのですが、その時期を不安に思う親も多いようです。

言葉と共に学べる文化も大切に

子育てをしていく中でバイリンガル教育を始める年齢や取り組み方については、さまざまな意見がありますが、母国語以外の言葉が操れるのは素晴らしいと思います。

言語を習得するということは、言葉だけではなく、文化にもふれる貴重な経験になります。異文化を通して、自分の国の文化や言葉の良さ、美しさも発見できる機会になるでしょう。

母国以外の異文化に柔軟に対応できることこそが本当の意味での「グローバル」な社会なのかもしれません。

2017年07月10日

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