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2017年07月05日

「子ども留学」はいつから?就学前に知っておくべき費用や注意点

「子ども留学」はいつから?就学前に知っておくべき費用や注意点

グローバル化する社会で、未来を担う子どもたちはさらに英語力が必要とされていくことでしょう。そのような社会で生きていくため「将来子どもを留学に行かせたい」と考えるママも多いのではないでしょうか?今回は生きた英語を学べる「留学」という選択肢について、留学の現状や費用などを調査してみました。

留学の現状

最近では子どもが単身で行く留学の低年齢化が進み、小・中学生の留学が注目されています。

また、幼少期からネイティブの英語に触れることで、これからの社会に適応できるよう、

就学前から英語環境に触れさせようとするママが増えている

ということも要因の1つのようです。

種類

留学にもさまざまな種類があります。今回は代表的な4種類の留学方法について、特徴を説明していきます。

サマースクール

現地の語学学校などが6月から8月下旬に実施する夏期の短期語学研修プログラムです。

子どもの夏休み期間を利用して参加するケースが多く、短期間で手軽に海外生活を体験できることから非常に人気のあるプログラムです。

ボーディングスクール

学生や教師が同じキャンパス内で寝食を共にする、寮制の私立学校のことを指します。

24時間体制で英語を学べる環境にあるため、

卒業を目的とした長期留学のために通うケースが多いようです。

また、多くの学校では英語力テストなどの入学試験を設けています。

名門校であれば高い学力を求められることもありますが、学校が求める学生像とマッチするか多角的に判断するため、過去の課外活動実績や将来の抱負などを出願書類として提出させる学校もあるようです。

公立校留学

現地の公立校へ入学し、短期留学~長期留学の体験ができるプログラムです。

国や地域によって2~4週間の短期留学を受け入れる学校もあれば、長期留学しか受け入れない学校もあり、入学審査なども学校によって異なります。

・将来の長期留学に向けて海外生活に慣れておきたい

・本格的に英語を身につけたい

など、目的に沿った国選び・学校選びが重要です。

交換留学制度

子どもが海外に姉妹校などがある学校に通学している場合は、学校側が交換留学制度を設けている場合があります。

日本と現地校で相互に留学生を派遣し、双方の生徒を受け入れ合うという制度です。

日本の学校に在籍したまま海外の締結校へ留学するので、現地での授業料などは発生しないケースがほとんどです。

留学に行く年齢は?

小学校低学年頃(6歳~9歳くらい)

この時期の子どもは非常に語学の吸収力が高く、子どもならではの「耳の良さ」を持っているため

ネイティブ並みの英語力を習得しやすい年齢です。

ただ、年齢が低いほど受け入れてくれる学校も限られてくるため、子どもに合った慎重な学校選びが重要です。

小学校中学年~中学生頃(10歳~15歳くらい)

小学校の英語必修化に習い、小学生であれば徐々に英語を学び始め、中学生であれば学校で毎週必ず英語の授業を受けている年齢です。

簡単な単語やあいさつを知っている分、

現地で積極的にコミュニケーションを取りやすくなります。

密なコミュニケーションを取りやすい分、現地で出会った友人と長く付き合うようになるケースも多いようです。

費用

アメリカ留学を想定した際の、おおよその費用を調査してみました。

【サマースクール】

約40万円~50万円(2週間留学した場合)

【ボーディングスクール】

約400万円~650万円(1年間留学した場合)

【公立校留学】

約110万円~200万円(1年間留学した場合)

【交換留学制度】

学校の交換留学制度を利用する場合は、在学中の学校の制度によって費用が大きく異なります。

ボランティアのホームステイ先に滞在できる場合は宿泊費はかからず、学校の指定する寮に滞在する場合は宿泊費や食費などの費用が発生します。

まずは子どもが通っている学校の交換留学制度がどのようなものか、学校側に聞いてみるのが安心かもしれません。

※各費用は編集部が調査したおおよその費用です。実際に留学される際は、ご自身で必要費用についてご確認ください。

留学の注意点

日本語がおろそかになる危険性

子どもが幼い内からの留学は、ネイティブの英語を習得しやすいというメリットがある一方で、日本語教育がおろそかになってしまう危険性もあります。

特に長期留学を考えている場合は「英語は喋れるけど、日本語が喋れない日本人」になってしまわないよう、現地でも休日は日本語補習校に通わせたり、一時帰国している間に親が意欲的に日本語を教えるなど、献身的なサポートが必要です。

子どもの意思を尊重する

親が留学させたくても、子どもが留学したいという意思を持っていない場合は、身にならないケースがほとんどです。

むしろ現地で英語嫌いになってしまったら、帰国後英語が喋れるようになるまで積極的に勉強する、という望みはかなり薄いでしょう。

子どもが留学する意思がないのであれば、まずは日本で英語教室に通わせてみるなど、子どもの意思を尊重した英語教育を行うことをおすすめします。

後悔しない時間を過ごすために

成長途中の子どもの大切な時間を使うからこそ「留学」に対しては、じっくりと子どもと向き合い、親がきちんと下調べをすることが非常に重要です。

その上で、親子ともに納得がいく場合は「留学」という選択肢を視野に入れてみましょう。

安易に答えを出さず、時間をかけて挑む留学であるからこそ、親子ともに後悔のない実りある時間を過ごすことができるのではないでしょうか。

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