お小遣い帳を楽しく続けるには?つけたくなる工夫や活用して金銭感覚を磨くコツ

お小遣い帳を楽しく続けるには?つけたくなる工夫や活用して金銭感覚を磨くコツ

お小遣い帳を子どもがつけたくなるようにするにはどうしたらよいのでしょうか。幼少期から金銭感覚を磨く方法のひとつとして気になりますよね。今回は、お小遣い帳を始めるタイミングや基本的な記入方法、子どもがつけたくなる工夫、お小遣い帳を活用して金銭感覚を磨くコツ、ママたちの体験談についてまとめました。

「お小遣い帳」とは

※写真はイメージ(iStock.com/kazuma seki)
※写真はイメージ(iStock.com/kazuma seki)
お小遣い帳とは、大人の通帳と同じように子どもの収入や支出を把握して記録しておくものです。

項目があらかじめ書かれた市販のお小遣い帳があるほか、一般的な大学ノートに自分で線を引いて使ったり、スマホで使えるお小遣い帳アプリもあり、形態はさまざまです。

小学校低学年向けにひらがなで書かれたものや英語で書かれたものもあり、子どもの成長に合わせて使い分けるとよいかもしれません。

お小遣い帳のメリット

お小遣い帳のメリットは、定期的につけることでお金の流れが見えるようになり、計画的にお金を使う自己管理能力が身につくことです。

いくら手持ちのお金があって、いつ何にどのくらい使ったか、ずっと覚えているのは難しいかもしれませんが、お小遣い帳があれば、自分がどのようにお金を使っているか、後から振り返ることができます。

「欲しい物があったのにお金を使いすぎて買えなかった」「後でよく考えてみたら後悔するものを買っていた」など、自分のお金の使い方のクセもわかりやすいでしょう。

さらに、同じ商品でも時期や店舗によって値段が違うことに気づきやすいなど、金銭感覚を磨く練習にもなるかもしれません。

お小遣い帳は、絶対に必要なものというわけではありませんが、子どもがお金のやりくりを身につけるために、ぜひ1度は試しておきたいものですね。

お小遣い帳を始めるタイミング

※写真はイメージ(iStock.com/ProjectB)
※写真はイメージ(iStock.com/ProjectB)
お小遣い帳を始めるタイミングは、基本的にはいつからでもよいですが、お小遣いをあげる時期に一緒に始める家庭が多いようです。

具体的な時期としては、子どもがおもちゃのお金と本物のお金の区別がつくようになってきた頃や、数字が書けて簡単な計算ができるようになった頃、小学校に入学する頃などが目安になるかもしれません。

子どもが、お金に興味を持って質問をしてきた時や、お金がたまった貯金箱の中身を毎回数えなおしているのを見て、そろそろお小遣い帳をつけ始めたほうがいいなと思ったというママの声もありました。

お小遣い帳を始めることを条件に、お小遣いをあげ始めたというママもいるようです。

計算に自信がない子も、お小遣い帳をきっかけに計算が好きになったり得意になることもあるかもしれませんね。

お小遣い帳の基本的な記入方法

お小遣い帳の基本的な記入方法として、まずは無理なく続けられるように、できるだけ少額で簡単な記入から始めてみましょう。

最初から子どもひとりで管理すると、さぼってしまったり記入が抜けてしまうこともあるので、子どもが要領をつかむまでは親子で一緒につけるようにするのがおすすめです。

記入項目は、「日付」「内容」「収入」「支出」「残高」欄のみといったシンプルなフォーマットであれば、小学校低学年の子でも書きやすいでしょう。

また、細かく分類してつけたいということであれば、「おやつ」「おもちゃ」「本やゲーム」「文房具」「友だちとの交際費」といったように時々必要になる支出の項目を作ってもよいかもしれません。

欲しい物が高額な時に、その金額を別枠に記載していたというママの声もありました。

お小遣い帳をつけたくなる工夫

お小遣い帳をただつけるだけではなかなか続かない場合もあるかもしれません。子どもがお小遣い帳をつけたくなる工夫についてご紹介します。

声かけしたりほめてあげる

※写真はイメージ(iStock.com/monzenmachi)
※写真はイメージ(iStock.com/monzenmachi)
お小遣い帳をつける習慣がつくまでは、お小遣いを渡した時や子どもが買い物をした時などに、「記帳してみる?」など声かけしましょう。

子どもにもよりますが、記帳をし続けることはとても根気がいる作業です。もし、ちゃんとできていたらしっかりほめてあげるようにしましょう。

お小遣い帳を〇〇日続けたら〇〇円のご褒美をあげるというママもいるようです。

お小遣い帳の目的を認識する

また、お小遣い帳をつけていると、現金が足りなかったり多すぎるなど、手元にある現金と残高に誤差が生じることがありますが、子どもを叱りつけることはやめましょう。

お小遣い帳の目的は、現金と残高を合わせるためだけにつけているのではなく、お金との付き合い方を見直してどのようにやりくりするか計画を立てることです。

子どもがお金と上手に付き合えるよう、手助けをしてあげる気持ちで見守りましょう。

子どもの好きなキャラクターのお小遣い帳を使う

子どもが好きなキャラクターのイラストがたくさん描かれたお小遣い帳を使えば、やる気がアップすることもあるでしょう。

キャラクターものの市販のお小遣い帳では、通帳タイプや学習帳ノートタイプのものが人気があるようです。きちんと記帳できたら、キャラクターのシールを貼って「よくできたね」とほめてあげても子どもがよろこんでくれそうですね。

子どもに合ったお小遣い帳アプリを使う

子ども向けお小遣い帳アプリの中には、飽きずに続けられるようさまざまな工夫がこらされているものもあるようです。

項目を選んだりもらったお金を入力するだけの操作がシンプルなもの、支出がカレンダーにどんどん登録されていくもの、収支がグラフ化されるものなどは楽しんで続けられそうですね。

さらに、お金を貯めることでキャラクター育成できるもの、目標設定機能で貯金トレーニングができるもの、金利設定すれば貯金するほどお金が増えていくお小遣い帳アプリも。

ママやパパと共有できる機能がついているアプリもあり、定期的にチェックして子どものお金の流れを把握し、アドバイスを送ることもできそうですね。

お小遣い帳を活用して金銭感覚を磨くコツ

子どもの金銭感覚を高めるお小遣い帳のコツをご紹介します。

漠然と書くだけではなく定期的に振り返る

※写真はイメージ(iStock.com/recep-bg)
※写真はイメージ(iStock.com/recep-bg)
子どもの金銭感覚を磨くためには、お小遣い帳をただ漠然と書くだけではなく、定期的な振り返りを続けることが大切です。

まずは、1カ月お小遣い帳をつけてみて「どんなものが欲しかったか」「欲しかったけど我慢したものはあるか」「お金の使い道でうまくいかなかったことはあったか」を振り返り、親子で共有してみましょう。

あらためて言葉にすることで、失敗したことや改善策を実感しやすく、来月の目標へつなげていきやすいかもしれません。

親だけだとなかなか振り返りができないので、きょうだいや友だちと一緒に振り返ったという子もいるようです。

子どもが何か欲しいものがある時に、貯金の計画を一緒に考えるという声や、定期的にお金に関する相談にのるというママの声もありました。

「親が買うもの」「子どもが買うもの」の線引きをその都度はっきりさせたり、計画通りにお金を使えなかった場合の問題点を話し合うことも大切かもしれません。

子ども名義の口座を作る

お小遣い帳とあわせて、子ども名義の口座を作りお年玉のようなお祝い金などを一緒に預けることで、お金教育につながっていくこともあるかもしれません。

子どもの将来のために貯金し実績が目に見えると、貯蓄の大切さを教えることができ、親子でお金の使い方を話し合うきっかけにもなりそうですね。

子ども用の貯金と家計とを別に管理できるので、貯金しやすいというママの声もありました。

また、子ども名義の口座管理には、一定以上の貯金金額に贈与税を支払う義務が発生するほか、子どもが成人した場合は親が開設した口座であっても、子どもからの委任状がないと引き出せないこともあるので注意しましょう。

お小遣い帳についてのママたちの体験談

※写真はイメージ(iStock.com/SB)
※写真はイメージ(iStock.com/SB)
子どものお小遣い帳についてママたちに体験談を聞いてみました。
 
子ども自身がつけたことはまだありませんが、子どもといっしょに私が代理で記入しています。お小遣いをあげてもすぐに使ってしまうので、何に使っているか振り返るためと、視覚化することで貯まる喜びに目覚めてくれたらいいなと思いました
 
お小遣い帳を始めて、今2カ月くらいなのですが特に変化は見受けられません。『利息をつけるからお金を使わない方がもっとたくさんおもちゃが買えるよ』と言っても相変わらず使っています
 
子どものお小遣い帳は、ノートに線を引いて、使ったお金、入ってきたお金、内訳、利息、合計など手書きで書いています。もう少ししたら市販のお小遣い帳を買うか、アプリで管理してもらおうと思います
 
我が家では、今まで月のお小遣いをあげたことがないです。基本は、お年玉や祖父母からもらうお小遣いで、たぶん子どもが自分でやり繰りしていたのではないかと思います。

中学生になると小学生の時以上に忙しく、また部活動などで週末出かけて遠征なども増えるため正直なところ、お小遣いと必要経費の線引きがよくわかりませんでした。

高校生くらいになって週1でアルバイトをするようになると、月2万円程度のお小遣いを自分で稼ぐようになりました。きちんとスマホアプリでお小遣い帳をつけているようです
 
お小遣い帳は、息子たちが5歳、7歳のときに少しつけさせていました。きっかけは銀行で口座をつくったとき、子ども用のお小遣い帳をもらったからです。

とても書きやすそうでいい!と思ったのですが、やっぱり長続きしませんでした。子どもだと数字に実感が薄く、そんなにお金も動かないので、継続はむずかしいと感じました
 
中学生になった長男は、交通系ICカードの使用が多いので履歴を紙に出していくら使ったかを定期的にチェックしています。

本人はアプリでいいのではと言っていますが、紙の方が親子で共有しやすく、お金の重みを少しは感じてもらえるかな?としばらくこの方法でやると思います
 
子どもがお小遣い帳を続ける工夫をいろいろ試しましたが、結局親がよほどがんばらないと無理!と感じました。紙でもアプリでもたぶん同じだと思います。親がマメならできるかもしれません
 
うちはまだおこづかい帳はつけさせられていませんが、まさに今お金教育の記事などを見ていて、やはり必須なんだなと実感しているところです。

長男は11歳で銀行の預金口座も使わせていますが、やはり専門家の意見を知るにつけ、収支を明確に把握することがなにより大切なのだと思いました。

ただ、今更手書きで記入も面倒なので、なにかしらのアプリを活用しようかなと考えています。本人専用のスマホは持っていないので、私のスマホに入れて一緒に管理してみようかなと思います

子どもが楽しく続けられるよう見守ろう

※写真はイメージ(iStock.com/Yagi-Studio)
※写真はイメージ(iStock.com/Yagi-Studio)
お小遣い帳は、必要不可欠なものではありませんが、お金の計画的なやりくりを身につけるために役立ちそうです。

子どもがお金の価値が分かるようになってきて、自分で管理ができそうと思ったタイミングが来たらぜひ導入しておきたいですね。

ただ漠然とお小遣い帳をつけるだけでは飽きてしまうため、好みのお小遣い帳を使う、欲しいものを我慢してみる、貯金の目標を立てるなど楽しむ工夫をしましょう。

もし子どもがお金を上手く管理できないときは、大人がうまくサポートしてあげて子どもが無理なく続けられる環境を作ってあげるとよいかもしれません。

子どもが大人になってお金の面で自立できるように、子どものうちからお金の大切さを知り、お金に関するさまざまな学びを得られるとよいですね。

2022年03月18日

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