【現役保育士がおすすめ】4月の読み聞かせにぴったりの絵本9選

【現役保育士がおすすめ】4月の読み聞かせにぴったりの絵本9選

2023.04.12

親子のコミュニケーションの時間でもある絵本の読み聞かせですが、どのような絵本を読んであげたらよいのか迷うこともあるのではないでしょうか。今回の記事では、現役保育士が「4月の読み聞かせにぴったりの絵本」をテーマ別に紹介します。

定番のロングセラー!4月に読み聞かせしたい絵本

定番の絵本として保育園はもちろん、ご家庭でも世代を超えて愛されている絵本の中から、春の読み聞かせにぴったりの絵本セレクトしました。


ぐりとぐら/作:中川李枝子 絵:大村百合子(福音館書店)

大人気のシリーズ絵本「ぐりとぐら」は、知っている方も多いのではないでしょうか。第1作目であるこちらは、ぐりとぐらが森の中で大きなたまごを見つけて、森のみんなで大きなホットケーキを食べる楽しい絵で締めくくられるお話です。

歌のようなリズム感のある言葉が特徴的で、何度も読むうちに子どもがフレーズを覚えるかもしれません。見やすいイラストでたくさん動物が出てくるので、何度も繰り返し楽しむ親子も多いようです。

ママの感想
ママの感想

私も子どものころから大好きで読んでいた「ぐりとぐら」を実家の本棚から持ってきて、子どもに読んでいます。ホットケーキを食べるたびにぐりとぐらの話になってほっこりします。

わたしのワンピース/作:西巻茅子(こぐま社)

うさぎさんが作った真っ白なワンピースは、お花畑に行けばお花のもように、雨が降れば水玉もようになる不思議なワンピースです。懐かしいタッチのイラストとカラフルさが子どもの目を引きます。

ママの感想
ママの感想

実際にワンピースを着るときに「この柄はなんのもようかな?」と親子で想像して楽しんでいます。大人になったら忘れてしまうファンタジーの世界を幼児期にたくさん味わってほしいです!

はらぺこあおむし/作:エリック・カール 訳:もりひさし(偕成社)

色の魔術師とも呼ばれたエリック・カールの代表作です。独特のタッチで描かれる美しい自然界の小さなあおむしの物語に、子どもも夢中になるのではないでしょうか。

シンプルなしかけ絵本なので、何度も読み聞かせできるだけでなく「初めて子どもがひとりで読んだ絵本」として挙げる人も少なくない1冊です。食べ物がたくさん出てくるので、食卓でも「これはあおむしさんもおいしそうに食べていたね」と食事の時間を楽しくしてくれるきっかけになるかもしれません。

ママの感想
ママの感想

絵がきれいなので、大人も楽しめる絵本だと思います。エリック・カールさんの他の作品もつい集めてしまいました。

進級や入学の時期に読みたい絵本

4月は環境の変化から子どもも大人も不安定になりがちな時期です。スキンシップをとりつつ絵本の読み聞かせの時間を大切にしてくださいね。


ぐるんぱのようちえん/作:西内ミナミ 絵:堀内誠一(福音館書店)

ひとりぼっちのぞうのぐるんぱの挑戦や失敗を描く絵本。どこに行っても毎回「もうけっこう」と追い出されてしまうぐるんぱですが、あるものを見つけてからは…?

新しい環境で不安だったり、孤独を感じている子どもたちをポジティブな気持ちにさせてくれる物語です。

ママの感想
ママの感想

お話の内容もとてもよく、絵もかわいいので読んでいて大人もやさしい気持ちになります。子どもも自分に重ね合わせて何かを感じ取っている様子でした。

【絵本の世界再現レシピ】ぐるんぱのようちえんの大きな大きなビスケット

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一年生になるんだもん/作:角野栄子 絵:大島妙子(文化出版局)

入学までの1年間を描いた絵本なので、5歳児にはタイミング的にぴったりです。ひらがなの練習や健康診断など、小学校生活の様子がわかるので、ぜひ入学直前直後の子どもに読んであげてください。

もちろん、3歳や4歳の時に読んで、小学校に対するイメージを高めておくのもよいですね。小学校という新しい世界を知るのにちょうどよい1冊です。

ママの感想
ママの感想

うちの子はこの絵本で小学校にポジティブなイメージを持つようになり、早く小学校に行きたい!と張り切っています。

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0~1歳の子どもも環境の変化や4月のそわそわした雰囲気を感じ取ります。ママやパパが余裕があるときだけでも、積極的に親子の時間を持つようにしてあげてください。読み聞かせは寝る前の少しの時間にちょうどよいコミュニケーションになると思います。


おひさまあはは/作:前川かずお(こぐま社)

明るくてやさしい色づかいからおひさまの温もりが感じられる絵本です。子どもの印象に笑顔が残るように、ママやパパも笑顔で読むと子どもも笑ってくれるかもしれません。

ママの感想
ママの感想

疲れているときに読むと、大人も少し気持ちが前向きになります(笑)

まあるいたまご/絵:西内としお(学研)

はっきりとした色が目を引くので、0歳児や1歳児も楽しめる絵本です。保育園でも人気の「まあるいたまご」という手遊びを題材にしているので、かわいい絵と一緒に歌も楽しめます。

ママの感想
ママの感想

息子が1歳のときこの絵本がとても好きで何度も読み聞かせをしました。歌を楽しむかわいい姿を覚えています。

ごあいさつあそび/作:きむらゆういち(偕成社)

絵本を通してあいさつが楽しく覚えられるので、新学期が始まる4月にぴったりのしかけ絵本です。ページをめくると動物たちが「こんにちは」とあいさつするのを楽しめます。子どもも真似してあいさつが自然とできるようになるかもしれません。

ママの感想
ママの感想

きむらゆういちさんの絵本は子どもにもわかりやすく楽しく読み聞かせできるので、好きでよく読んでいます。

はるといえば/著:新井洋行(アルファポリス)

見やすい絵で「春といえば桜、桜といえばひらひら、ひらひらといえばちょうちょ…」と連想ゲームが楽しめる1冊です。言葉の想像力が豊かになりそうですね。ママやパパがアレンジしながら読み聞かせてもおもしろがってくれそうです。

ママの感想
ママの感想

きれいな言葉にたくさん触れてほしいと思って、この本を読み聞かせしています。子どもが少し大きくなると、一緒に言葉遊びができるのもいいですね。

大人も一緒に4月の絵本を楽しもう

4月おすすめ絵本
iStock.com/monzenmachi

絵本の読み聞かせは親子の大切なコミュニケーションの時間のひとつです。お互いの体温を感じながら、リラックスして絵本を読む時間は、大人にとっても癒しになるのではないでしょうか。

新しい環境での第一歩が始まる4月だからこそ、親子でゆっくり絵本を読む時間を持つことができたらよいですね。もちろん、毎日ではなく時間に余裕があるときだけでかまいません。

ママやパパが楽しんでいる雰囲気は子どもにも伝わります。大人も読んでいて楽しいと思えるような4月の絵本が見つかるとよいですね。

2023.04.12

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