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日常にひそむ危険から身を守る。防犯・防災を学べる絵本10選
7/1は国民安全の日。子どもたちの日常には避けることができない危険がたくさんひそんでいます。大人が子どもを守るのはもちろん、一人で外出する機会が増える小学校入学前に、自分で自分を守る知識や方法を普段から学んでおきましょう。幼児期の子どもが防犯や防災をわかりやすく学べる絵本10選をご紹介します。
防犯意識を高める
外の世界は楽しいことばかりではないということ、社会は常に危険ととなりあわせだということを、子どもにきちんと伝えることは保護者としての大切な役目かもしれません。小さい子どもでもわかりやすい絵本を通して、親子でいっしょに防犯意識を高めることから始めましょう。
まもる!
シール遊びやしかけページなど、子どもが大好きな要素がいっぱいつまった防犯絵本。
子どもにとって危険な場所やどうすれば自分の身を守ることができるかなど、かわいらしい絵とわかりやすい文章で教えてくれます。子どもとゆっくり話し合いながら読むことで、防犯について自分で考えるきっかけをくれそうな一冊です。
きをつけなくちゃ!
人気絵本作家のなかやみわさんが、母親の視点で描いた大人気のくうぴいシリーズ。
小さい子どもが親しみやすいイラストで、タイトル通り「きをつけなくちゃ」と思うシーンがわかりやすく描かれています。主人公のくうぴいをお手本に、防犯の意味と大切さを学ぶことができます。
正しい交通ルールを学ぶ
外に出ると必ず必要になる、正しい交通安全の知識。小学校に入学すると行動範囲がいっきにひろがり、保護者といっしょのときよりも危険なシーンが増えるのも事実です。時には思いもよらない行動をとってしまう子どものためにも、小さいころから交通ルールを学んでおくと安心かもしれません。
たろうのおでかけ
人や車の多いところでは走らない、突然道路に出ない、信号をきちんと守る、横断歩道を渡る……など、交通ルールのマナーがたくさん学べるのはもちろん、元気いっぱいの主人公の姿にすがすがしい気持ちになれる一冊です。
単純明快なストーリーとポップで鮮やかなイラストで、繰り返し読むうちに交通ルールを守る大切さを自然と理解できそうです。
ぴかくん めをまわす
コミカルなイラストの表紙が印象的なこの絵本は、数多くの絵本の名作を生み出した長新太さんの作品。
信号の見方をしっかり教えてくれるだけでなく、信号機のぴかくんが、働きすぎて目をまわしてしまうという遊び心あふれるストーリーを純粋に楽しめる一冊です。信号好きの子どもが積極的に交通ルールを学べるかもしれません。
子どもといっしょに備える防災
地震や火事、豪雨など、自然災害はいつ起こるかわかりません。もしものときのために、日ごろからどのような備えをしておくと安心なのでしょうか。子どもといっしょに防災について考える絵本や災害に備える準備をするときに役立つ絵本を集めました。
あっ!じしん
地震をただ怖い存在としてとらえるのではなく、どうして地震が起きるのか、どんなことを引き起こすのか、どうしたら身を守れるのかを、きちんと理解できる一冊。
いざというときも落ち着いて行動できるように、この絵本を通して、備えることの大切さを子どもに伝えていきましょう。
火にきをつけて、ドラゴンくん
火事の対処法をドラゴンという子どもが大好きなキャラクターでわかりやすく伝えてくれる絵本。
保育園や幼稚園などで定期的に訓練が行われていても、実際に火を目の前にするとどのように対処すればよいかわからない子どもも多いのではないでしょうか。言葉で伝えることが難しいテーマも、絵本であれば、子どもに抵抗なく上手に伝えられるかもしれません。
こどもぼうさい・あんぜん絵じてん
交通事故、犯罪、火事、大雨、台風、落雷、大雪、地震、津波、火山噴火……子どもたちの身のまわりにある危険をわかりやすい絵で解説し、子どもたちが自分で考え、自分の身を守る力をつけることができます。
がけ崩れの前ぶれやさわると危険な植物、台風や雷が発生するメカニズムなど、大人にとっても学びの多い内容で、一家に一冊もっておきたい絵じてんです。
自分のからだを守る
子どもの身の安全のために防犯グッズを利用している家庭も多いのではないでしょうか。それに加えてこれからは、自分を守るために、子ども自身が防犯に関する知識を得て、意識することが大切です。日常の生活の中で子どもが注意すべき点を親子で話し合って、防犯につなげていきましょう。
ぜったいについていかないよ! ゆうかい・つれさりにあわない
防犯について子どもにどのように伝えるとよいのか、悩む保護者も多いでしょう。ただ「知らない人にはついていかない」と言っても、子どもにとってはわかりづらいこともあるかもしれません。
この絵本は、「おかあさんが事故にあった」「道を教えて」「欲しいものをあげるからおいで」など、さまざまな具体例をあげて、どのように対処すればよいかをわかりやすく伝えてくれます。自分の身は自分で守るという意識が自然と身につきそうです。
とにかくさけんでにげるんだ-わるい人から身をまもる本
迷子や誘拐から、性被害に関するシーンまで、あらゆる防犯をわかりやすく描いた絵本。
子どもを守るためには、保護者が伝えづらいと感じることも、きちんと躊躇せずに教えることが重要でしょう。何が起こるかわからない昨今に、一度は目を通して親子でしっかりと話し合う時間をもってほしいと思う一冊です。
いいタッチわるいタッチ
人を愛したり守ったりする「いいタッチ」と、人に暴力をふるい権利を奪う「わるいタッチ」を学ぶことができる性教育の絵本。
人に見せたり、触らせたりしない場所である「プライベートゾーン」をテーマに、子ども自身が自分を守るために大切なことは何なのかをやさしく教えてくれます。子どもが小さいうちから伝えていくことで、当たり前のこととして受け入れられるだけでなく、他人に対してもやさしく接することができそうです。
<執筆>KIDSNA編集部
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