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子どもの新しい世界を広げる。「おともだち」の絵本12選
入園や入学を迎える新年度。子どもたちにとって、新しいおともだちとの出会いがある季節です。今回は、「おともだち」に焦点をあて、新しい生活に胸を躍らせる子どもたちの背中を押してくれる絵本をご紹介します。
「おともだち」ってどう作るの?
「おともだちってどう作るの?」子どもに相談されたら、あなたはどのようにアドバイスしますか?おともだちを作るきっかけのヒントが隠されているかもしれません。
ゆっくとすっく きょうからおともだち
名前を知ること、覚えること、呼び合うことの大切さを教えてくれる絵本。
子どもだけでなく親からの人気も高い、「ゆっくとすっく」シリーズ。名前はおともだちのことを知る第一歩。そして呼ぶだけでどんどん好きになる、不思議なものです。おともだちがいることのすばらしさと魅力が、ほのぼのした絵からも伝わってきそうです。
ともだちがほしいの
新しい環境に飛び込むとき、自分にとって馴染みのある世界に閉じこもりそうになってしまう・・・大人でも経験のあることではないでしょうか。でも、ちょっと勇気を出すだけで目の前の世界は鮮やかに変化していきます。
主人公のふうこちゃんから、たくさん勇気をもらえる絵本です。
ともだちいっぱい
幼稚園の先生も、地面をはうアリも、みんなで歌う歌も、真っ青に広がる空も、ともだちのともだちは、みんなともだち。
どんどん広がるともだちの輪に、わくわくする気持ちと勇気をもらえる一冊。「誰もひとりぼっちではないんだよ」というメッセージが、読み進めるごとにやさしく穏やかに伝わってきます。
コッコさんのともだち
初めて仲良くなったおともだちとの初めてのけんか。けんかをしながら仲良くなっていく、おともだちになることの本質を描いた絵本です。
内気で大人しい主人公の姿に自分の子どもを重ね合わせながら、頼もしく成長していくストーリーに、大人も胸が熱くなるかもしれません。
「おともだち」と上手に付き合うために
思いやりやけんか、協力など、おともだちとの付き合い方に正解はありません。読み終わったら、子どもといっしょにおともだちとの付き合い方について考えてみてはいかがでしょう。
ごめんね!
仲良しのおともだちとちょっとしたことでけんかになってしまうこと、子どもの生活のあらゆるシーンで見かけますよね。
本当に大切なものは何なのか、素直になることがいかに大切なのかを、かわいらしい絵とシンプルなメッセージで伝えて、読む子どもの心を大きく成長させてくれそうです。
しんせつなともだち
思いやりの心を育む、ぐるぐる話。
ウサギの親切心でともだちに送り届けたかぶを発端に、ともだちからそのまたともだちへ、さらにそのまたともだちへとめぐりめぐる、他人を思いやるやさしさに溢れたストーリー。おともだちを思う気持ちの大切さが、自然と子どもたちに伝わるとよいですね。
けんかのきもち
けんかに負けた悔しさ、味方してくれない憤り、謝られるみじめさ、仲直りする照れくささ。子どもの繊細な気持ちの変化を描いたストーリーは、読む年齢によっても感じ方はさまざまかもしれません。
ダイナミックな絵から伝わってくる登場人物の感情を、ダイレクトに受け取ることができそうな一冊です。
そらまめくんのベッド
子どもたちに大人気の愉快なそらまめくんが大活躍する絵本。
心が葛藤する様子が分かりやすく描かれ、おともだち同士の「貸して」と「いいよ」を通して、関わり方を学ぶことができます。自分が相手の立場になって考えること、自分のものを誰かに貸してあげること、困っているおともだちを助けること、これらの大切さが物語から伝わってくるはず。
「おともだち」を理解する大切さ
おともだちになって、相手のことをどんどん知っていくうちに、自分との違いや個性に気づくこともあるでしょう。おともだちを理解する大切さに焦点をあてたストーリーに、大人もはっとさせられるかもしれません。
ねずみくんおおきくなったらなにになる?
「大きくなったら何になりたい?」誰もが一度は聞かれたことがある質問から、自分やおともだちの個性を認めることの大切さを感じることができる一冊です。
夢を語る姿は誰でも輝いて見えます。子どもたちが自分の得意なことを見つけて、夢を持つきっかけになるとよいですね。
ふたりのサンドウィッチ
米紙ニューヨーク・タイムズのベストセラーリスト、子供向け絵本部門第1位に輝いたヨルダン王妃の実話に基づいた絵本。
いくら仲のよいともだちでも、意見や好みが合わないこともあるでしょう。お互いの価値観を認めて理解しあうことが、おともだちとの関係を深めることだと、改めて気づかされます。おともだちとの関係性に敏感になってくる年齢の子どもたちにぴったりの一冊。
ええところ
自分の「ええところ」を見つけ出すのと同じくらい、人の「ええところ」を見つけ出せることは大事。それができるのは、大人でさえも難しいこともかもしれません。
揺れ動く小さな子どもの気持ちに寄り添い、思いやりと自己肯定感を育てるストーリー。
はっぴぃさん
作者の何かを願うことへの思いが静かに伝わってくる絵本。
おともだちになった二人が別の角度から光を当てあうことで、お互いの最大の欠点を長所に変えるという、心が満たされて、ハッピーになれるストーリーです。おともだちと話すだけで、知らないうちに自分自身も相手も幸せにできるかもしれません。
<執筆>KIDSNA編集部
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