誰が自公の熟年離婚を決めたのか…キーパーソンは高市早苗でも麻生太郎でもない「連立解消」の本当の経緯
「創価学会・原田会長が主導した」は本当か
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自民党は「動物園状態」に…
大変な日本政治の転換点となっている2025年首班指名(首相指名選挙)をめぐる政治劇。26年間連れ添った公明党さんと「熟年離婚」を突き付けられた自由民主党は、いきなり単独少数与党に転落したまま臨時国会に突入することになってしまうのでしょうか。
今回は特に、日本維新の会さんとの首班指名での連携から自維連立交渉、一度は破綻して連立解消となった公明党さんとの関係性、さらには野党の動向に至るまで、かなり多面的な動きが発生していて大変なことになっています。誰か助けて。
その連立交渉も、臨時国会の召集日と見られる21日当日に首班指名が行われることから、維新との連立協議も週末土日を挟んだ20日までに着地・合意に向けて超絶急ピッチで進められております。大丈夫なのでしょうか。
高市政権発足に向けた道筋
何としても一回目の投票で過半数を取りたいと考えている高市早苗さんの新執行部としては、この維新さん35議席と過半数に足りない数議席のかき集めをやっておりますが、ここで「実は維新35議席と言いつつ所属議員をグリップできておらず、1議席どころか数議席も『高市早苗』と書いてくれませんでした」となると大惨事です。ここでいきなり高市早苗Vやねんが発生してしまうと一大事ですから、ちゃんとやってほしいと思います。
高市政権の発足に向けた動きは、当初から複雑な様相を呈していました。つまり、自民党内部の情勢に加え、首班指名に向けて衆参とにかく過半数を取れということで、NHKから国民を守る党さんや参政党さんといった一癖というか問題を抱えたインディー政党でも議席を抱えていればいいのであるという「動物園状態」に陥っていることになります。この際動物でもいいから日本語を喋って議員として投票できればいいんです。
高市早苗さんの総裁選での言動から、うっかりすると参政党と連立を組むぞという冗談を言い合っていた党員や支持者の間でも、本格的に参院で統一会派だ、首班指名で協力要請だという具体的な話が報じられ始めると頭の中が真っ白。大きな混乱と批判を生んでしまうことになります。

























