600円以下の味噌は「裏面」を見たほうがいい…見た目は同じでも栄養価がレベル違い「本当に効く味噌」の選び方

600円以下の味噌は「裏面」を見たほうがいい…見た目は同じでも栄養価がレベル違い「本当に効く味噌」の選び方

心身ともに健康で長生きするには何を食べればいいのか。「日本発酵文化協会」上席講師の藤本倫子さんは「味噌がおすすめだ。季節やシチュエーションによって、効果的な味噌の種類や食べ方がある」という。ライターの笹間聖子さんが聞いた――。

季節の変わり目で不調を感じるときは…

前編から続く)

待ちかねた桜が花開く一方で、春は卒業、入学、転勤、転職など環境の変化が多く、心身に不調をきたしやすい時期だ。発酵食品の正しい知識や楽しみ方を広める「日本発酵文化協会」上席講師の藤本倫子先生は、そんな不安定になりやすい時期におすすめの食べ物は断然味噌だと言い切る。

「特に白味噌がおすすめです。京都の西京味噌もいいですね。白味噌にはGABAが多く含まれ、ストレス緩和やリラックス効果を発揮してくれます。ブドウ糖も多く、シャキッと脳を働かせてくれる効果もあります」

イチオシの調理法は、定番の味噌汁。具材は、神経伝達に関与する「グルタミン酸」が多く含まれる、昆布やトマト、玉ねぎ、ブロッコリーがおすすめ。自律神経を整え、よりリラックス効果が高まるという。また、「疲れている」と感じたときは、ビタミンやミネラルが豊富で、疲労回復や免疫力向上のサポートをしてくれる春野菜と合わせるのもいい。

ちなみに味噌ではないのだが、春の不調の代表格である花粉症には、「にごり酢」をぜひと藤本先生。酢の中でもにごり酢に多く含まれる酢酸菌が、花粉症やアレルギーに有効な免疫細胞の働きを高め、症状を和らげることが近年わかってきたという。おすすめの調理法は、味噌と合わせる「酢味噌」だそうだ。

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「日本発酵文化協会」上席講師の藤本倫子さん

夏、秋、冬に「おすすめの味噌」

では、春以外の季節にぴったりの味噌や味わい方はどんなものか。聞いてみたところ、まずこれからの暑い時期には、汗をかいて塩分が不足しがちなので「減塩でない味噌」を選ぶのがポイントだという。そして、秋も最近は暑いので、「減塩でない味噌」を選ぶのに加えて、「ぜひ味噌蔵に足を運んで欲しいですね」と藤本先生。

なぜなら秋は、暑い夏に発酵・熟成が進んだ香りのいい「蔵出し」味噌が出てくる季節。一年で一番おいしく、身体にもよい味噌に出会いやすいタイミングなのだそうだ。

寒い冬はというと、「代謝を上げる」という意味で、アサリ、シジミ、ハマグリなど貝類を使った味噌汁がおすすめだという。貝類に含まれる「コハク酸」という成分に、食べたものをエネルギーに変える際に働くアミノ酸が含まれているため、代謝促進につながるからだ。

味噌汁の具材というところから、季節に関係なく、特に女性におすすめの味噌汁の作り方も教えてもらった。美容を意識するなら、細胞が生まれ変わるときに必要なイノシン酸、ジメチルアミノエタノール(DMAE)を含む具材を味噌汁に入れると良いそうだ。例えば、カツオ、イワシ、煮干しなど魚出汁を使ったり、鮭やサバを味噌汁に入れたりしてもおいしい。

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2025.04.18

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