だからスーパーも定食も「ノルウェー産サバ」ばかり…日本人の食卓から「国産サバ」が消えつつある危機的理由
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2月、水産庁は今年の太平洋におけるサバ漁獲枠を現行の2〜3割に削減する案を示した。国産サバに一体何が起こっているのか。時事通信社水産部の川本大吾部長は「かつては太平洋側だけで年間100万トン獲れていたが、昨年は7万トンまで落ち込んだ。獲れるのも細い小型魚ばかりで、国産サバは食卓から縁遠くなっている」という――。
資源の減少が心配される太平洋のサバ
21年ぶりに30万トン割れとなったサバ漁獲量
国産サバの漁獲状況が振るわない。2018年までマイワシを上回って日本一の漁獲を維持していたものの、この数年、水揚げは減少傾向。2023年の年間漁獲量は26万トンに落ち込んで21年ぶりの30万トン割れとなり、24年はさらに減ったとみられている。
農林水産省「海面漁業生産統計調査」を基に筆者作成
今年2月上旬、水産庁は「歴史的にみて非常に厳しい状況にある」として、サバの漁獲枠を現行の2~3割に削減する案を示した。漁業関係者などと調整し、6月に最終決定される予定だ。