50歳以降の人なら一度は受けたほうがいい…大学病院の医師が全中高年に勧める"検査の種類"
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がん予防のために受けるべき検査は何か。近畿大学医学部 放射線医学教室 放射線診断学部門 主任教授 石井一成さんは「がん診断前は自費診療だが、2010年にすべてのがんに保険適用範囲が広がった検診がある。特に責任のある役職についている方は、50歳を過ぎたら1度はこの検診を受けておいたほうがいい」という――。 ※本稿は、近畿大学病院がんセンター広報誌『UmeBoshi』Vol.2の一部を再編集したものです。
※写真はイメージです
がんの広がりを調べるPETを南大阪エリアで初めて導入
近畿大学が南大阪エリアで初となるPET施設、高度先端総合医療センターを設立したのは2005年のことだ。その2年前の2003年、放射線医学教室放射線腫瘍学部門教授の細野眞は近畿大学医学部に入職していた。
「私が着任するのとほぼ同じタイミングでPETを導入するとは言われていました。しかし、本当に実現するとは思っていなかったんです」
PETとは、Positron Emission Tomography(陽電子放出断層撮影)の略だ。放射性薬剤を体内に投与して、その分布を特殊なカメラでとらえて画像化する技術を指す。
抗がん剤、放射線などの治療前にがんの広がりを調べる、あるいは治療後に効果の判定や再発がないか確認するなどの目的で使われている。
放射線を扱うこともあり、近畿大学が設立した2005年段階で、PET施設は日本におよそ20カ所しかなかった。
「医学部だけではなく、意欲的な事務方の皆さんや近畿大学原子力研究所の協力もあって、難しい計画を実現することができた。近畿大学ってパワーがあるなと驚きました」
近畿大学医学部 放射線医学教室放射線腫瘍学部門 教授 細野眞さん(『UmeBoshi』Vol.2より)