「勉強しなさい」と言うから勉強しなくなる…鬼才・落合陽一を育てた母が「代わりによくかけていた言葉」
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勉強好きの子供に育てるにはどうすればいいのか。筑波大学准教授の落合陽一さんと、母でテレビ番組の制作を数多く手がけてきた落合ひろみさんの共著『「好き」を一生の「強み」に変える育て方』(サンマーク出版)より、一部を紹介する――。
「勉強しなさい」は効果的なのか
「勉強しなさい」
「宿題やったの?」
どんな家でも聞こえてきそうなセリフですが、本音では、
「こんなこと言わなくても自分で勉強してくれたらいいのに……」
と思っている親御さんがほとんどではないでしょうか? そして子どもも、「言われなくてもわかってるよ!」と内心考えているのではないかと思います。
では、「勉強しなさい」は科学的に効果的なのでしょうか?
両親もしくは同性の親と暮らしている小学生低学年のお子さんたちに対し、親の勉強への関わりと勉強時間についての調査*1があります。親の関与の仕方として、①勉強したか確認している、②勉強を見ている、③勉強する時間を決めて守らせている、④勉強するように言っている、の4通りで調べたところ、母親の関わり方で最も効果が高かったのは「勉強する時間を決めて守らせている」でした。
一方「勉強するように言っている」は、あまり効果が高くなく、特に女の子に対しては、マイナスの効果(学習時間が減る)があったそうです。
天邪鬼の子どもには「勉強しなさい」は禁句
一方、父親の関わり方で、最も効果が高かったのは「勉強を見ている」でした。特に男の子への影響が高いようです。
これを見ると、「勉強するように言っている」と言うのは、必ずしも、一番良い方法ではないように思われます。
ちなみに、この研究では、ゲームやテレビの時間をなくしたところで、勉強時間はさほど増えず、親の関与が大事であるということを伝えています。
さて、我が家ではどうしていたかというと、「勉強しなさい」とは言わないことにしていました。
子どもは天邪鬼です。親が「やりなさい」と言ったことはやらないし、やらなくてもいいと思っていたことはやろうとします。
そこで我が家では、「勉強しなさい」と言わないことを、決めていました。
むしろ、夜遅くに勉強しようとすると、「夜遅くに勉強しないで!」と言うことさえありました(子どもは「いつ勉強したらいいんだ!」と思っていたかもしれません)。
夫の落合信彦からも「子どもに『勉強しなさい』と言ったら必ずしなくなるぞ。それだけは気をつけてほしい」と言われていました。