医学部入学祝は大学と駅の間にある「タワマン」…国立と私立では違う医大生が普通に乗っている"外車格付け"
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今どきの医学部生はどんな大学ライフを送っているのか。「プレジデントFamily」編集部の取材に難関の医学部に合格した4人の男女が明かした、その赤裸々な内容とは――。(後編/全2回) ※本稿は、『医学部進学大百科2025完全保存版』(プレジデントムック)の一部を再編集したものです。
実際のオペに入り医師の指示で腸を切ることも
【私 茂雄くん】高学年で行く病院実習も、医学部ならではの体験だよね。
【私 明子さん】内科系の実習だったら、「外来陪席」といって、私たち学生が診療室の隅っこに座って、診断や治療のプロセスを学ぶ実習がある。外科系なら、オペ室に入って見学。見学だけでなく、実際に患者さんに関わることもあります。
【私 茂雄くん】結構学生と雑談してくれる先生もいて、和むことも。手術室に入ったとき、先生によっては腸を切らせてくれたり、最後の工程をやらせてもらったり。もちろん、先生の監視のもとで。診療科によっては、患者さんが麻酔で眠っているとき、音楽をかけている先生もいたな。オペの種類や患者さんの状態、チームメンバーによっては、結構穏やかな雰囲気だよ。
【国 太郎くん】そう聞くと、病院実習もちょっと楽しみになってきます。
【私 明子さん】あと病院の実習に行ったときに実感したのは、産婦人科はもちろん、どの診療科にも、女性がいるということ。大学にも病院にも活躍する女性の先輩が多くいるから、しっかりと働くイメージを持つことができています。