赤ちゃんの指しゃぶりに対する悩み。対策や工夫できることは

赤ちゃんの指しゃぶりに対する悩み。対策や工夫できることは

2020.12.03

赤ちゃんの指しゃぶりにはさまざまな悩みがあるようです。月齢や年齢に応じて、ママたちはいろいろな工夫をして対応しているようです。指しゃぶりに対する悩みや卒業に向けた対策、工夫についてご紹介します。

赤ちゃんが指しゃぶりするのはいつからいつまで

お腹が空いたときや眠いときなど、それぞれの赤ちゃんによって指しゃぶりをするシーンはさまざまなようです。ほかにも、ぐずっているときや疲れているときなど、ママやパパに甘えたいタイミングで指しゃぶりをする子もいるでしょう。

いつから指しゃぶりが始まったかをママたちに聞くと、生後2カ月くらいから始まった子もいれば、2歳や3歳になって初めて指しゃぶりが始まったという子もいるようです。

また、いつまで指しゃぶりをしていたかについても、それぞれの子どもによってさまざまで、長いときは6歳くらいまで続けていたというママの声もありました。

指しゃぶりはいつからいつまで?子どもが指しゃぶりをするシーン

指しゃぶりはいつからいつまで?子どもが指しゃぶりをするシーン

月齢や年齢別にみる指しゃぶり

赤ちゃんの指しゃぶりについて、月齢や年齢別にみていきましょう。


生後2~3カ月

生後2カ月や3カ月の頃から指しゃぶりをするようになる赤ちゃんもいるでしょう。指しゃぶりをするしぐさはかわいらしい半面、いつまで続くのかや、どのようなことを気にすればよいか知りたいというママの声もありました。

頻繁に指しゃぶりをする場合は、よだれで手がべたべたすることもあるかもしれません。そのような場合は、こまめに拭いて手を清潔にするよう心がけるとよいかもしれません。

iStock.com/batuhan toker
iStock.com/batuhan toker

また、顔や口に傷ができないように爪を整えて、手に握ったものを間違って口に入れないよう、赤ちゃんの近くに物を置かないようにすることも大切なようです。

赤ちゃんが指しゃぶりをすることで母乳が足りているか心配なときは、助産師さんや保健師さんに相談することも考えましょう。

生後2ヶ月、3ヶ月の赤ちゃんの指しゃぶり。寝るときや授乳後など指しゃぶりするシーン

生後2ヶ月、3ヶ月の指しゃぶり。寝るときや授乳後など指しゃぶりするシーン

1歳

1歳児の指しゃぶりは、お腹が空いたときや眠いときだけでなく、テレビをみているときやママが家事をしているときにすることもあるようです。

1歳のタイミングで指しゃぶりからの卒業を考えている場合は、おもちゃで誘って違うところに目を向けるように工夫したり、ママやパパとのスキンシップを多くしたりしながら子どもにあった方法を試してみるとよいでしょう。

1歳の子どもの指しゃぶり。卒業するための工夫とは

1歳の子どもの指しゃぶり。卒業するための工夫とは

2歳

2歳頃の指しゃぶりは、ママが家事などをしていて一人で暇になったときや、寝る前などにすることもあるようです。

また、断乳や卒乳をするタイミングと指しゃぶりを始める時期が重なったという声も聞かれました。断乳や卒乳を2歳でした場合は、口寂しいのかなと不安になるママもいるようです。

指しゃぶりで指にタコができてしまったり、いろいろなものを触った手で指しゃぶりをするため衛生面が気になったりすることもあるでしょう。

2歳になるとママやパパとある程度の意思疎通ができるようになるため、子どものペースを見ながら前向きな声かけでサポートできるとよいかもしれません。

2歳頃の指しゃぶりが始まるシーン。気になるときの対応とは

2歳頃の指しゃぶりが始まるシーン。気になるときの対応とは

3歳

MIA Studio/Shutterstock.com
MIA Studio/Shutterstock.com

3歳の子どもが指しゃぶりをする理由について、家庭環境の変化をあげているママたちがいました。

たとえば、上の子が3歳になったタイミングで、2人目を出産、妊娠する場合は、上の子が赤ちゃん返りをして指しゃぶりをする場合もあるようです。2人目の赤ちゃんにつきっきりになり、以前より上の子と関わる時間が減ったり、ママが2人目の赤ちゃんに授乳している様子を見て授乳していたころを思い出して寂しさから指しゃぶりが始まるということもあるようです。

自然と指しゃぶりを卒業できるよう、絵本などを見せながら、なぜ指しゃぶりがよくないかを言葉で伝えたり、手を握って抱きしめたりしてスキンシップを増やしてみてもよいかもしれません。

ゆっくり子どもの気持ちに寄り添いながら、対応することが大切のようです。

3歳半頃の指しゃぶりについて。卒業するための工夫や使ったグッズ

3歳半頃の指しゃぶりについて。卒業するための工夫や使ったグッズ

4歳以降

4歳頃になると、幼稚園に入園する子もおり、園でも指しゃぶりしているか気になるといったママの声もありました。なかには、小学校に入る前までには卒業させたいと思っている方もいるでしょう。

強く注意してしまうことで、子どもが指しゃぶりに執着してしまうのが心配と考えるママもいるようです。

しっかりと子どもと向き合いながら親子で卒業を目指していけるとよいかもしれません。

5歳なのに指しゃぶりがやめられない。ママたちが抱える悩みと卒業するために工夫したこと

4歳から6歳の子どもの指しゃぶり。卒業するために心がけたこと

こちらの記事も読まれています

指しゃぶり対策で意識や工夫したこと

指しゃぶりの対策として、ママたちはどのようなことを意識しているのでしょうか。


おおらかな気持ちをもつ

指しゃぶりについて強く指摘しないよう、見守る姿勢をもったというママの声がありました。卒業することを焦るのではなく、穏やかな気持ちで受け止め、指しゃぶりの原因を考えてみましょう。

また、ほかのことに意識が向くよう促すことも大切かもしれません。指しゃぶりをしようとすると、さりげなく手をつないだり、いっしょに遊んだりすると、子どもとのスキンシップにもなってよさそうです。

指しゃぶりはいつ、どうやって卒業する?ママたちが工夫したこと

指しゃぶりはいつ、どうやって卒業する?ママたちが工夫したこと

寝るときの指しゃぶり、いつまで続く?上手にやめさせる方法

寝るときの指しゃぶり。いつまで続いたかや卒業に向けた対応について

グッズを利用する

指しゃぶりの卒業をサポートするグッズを使用したというママもいるようです。

指しゃぶり防止専用のマニキュアは、なめると苦いため、すぐに卒業できたという声もありました。そのほかにも、ばんそうこうを貼ったり、手袋や指サックを利用するのもよいかもしれません。子どもが好きなキャラクターの柄の生地や自分で選んだ布を使って、手袋を手作りすると、子どもも喜びそうです。

【体験談】子どもの指しゃぶり対策。卒業方法や使ったグッズ

【体験談】子どもの指しゃぶり対策。卒業方法や使ったグッズ

親子のペースで指しゃぶりを卒業しよう

takayuki/Shutterstock.com
takayuki/Shutterstock.com

指しゃぶりに対して、ママたちはいろいろな原因を考えながら、月齢や年齢に応じてさまざまな工夫をしているようです。

卒業する際は、声かけやスキンシップはもちろん、子どもの様子をおおらかな気持ちで見守りながら、焦ることなく対応していきましょう。ほかにも、ばんそうこうや指しゃぶり対策グッズなど、便利なグッズを利用しながら上手に卒業へ導けるとよいですね。

2020.12.03

家族カテゴリの記事

天才はどう育ったのか?幼少期〜現在までの育ちを解明

天才の育て方

この連載を見る
メディアにも多数出演する現役東大生や人工知能の若手プロフェッショナル、アプリ開発やゲームクリエイターなど多方面で活躍する若手や両親へ天才のルーツや親子のコミュニケーションについてインタビュー。子どもの成長を伸ばすヒントや子育ての合間に楽しめるコンテンツです。ぜひご覧ください。
てぃ先生が見守る!卒園生たちの”チャレンジダンスプロジェクト”

入園当初にコロナ禍となりリアルイベントが少なかった園児たちが、卒園を迎えるシーズンとなりました。園児たちのかけがえのない思い出を作りたいという想いから、”チャレンジダンスプロジェクト”が始動。子どもたちが「卒園ダンス」に取り組む様子から、てぃ先生に子どもの成長を促進するコミュニケーションを教えていただきます。コナミスポーツクラブの全面協力のもと、ダンス未経験の園児たちが一生懸命取り組み、イベント当日を目指す様子を密着取材しました。