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1歳児が食べてはいけない果物はある?気をつける点や適当な量・与え方とは
果物を食べないときや食べすぎと感じたとき
1歳児に果物を与えるとき、食べてはいけないものはあるか、適当な摂取量や、生で食べてもよいのかなど気になる保護者もいるかもしれません。今回は1歳児に果物をあげるときの注意点やポイントのほか、果物しか食べないときや果物を食べないときの工夫、また離乳食・幼児食についての知識についてなど、体験談を交えて紹介します。
1歳が食べてはいけない果物はある?
離乳食後期から完了期の1歳児にとって、厳密に「食べてはいけない」とされている果物はないようです。しかし、この時期の子どもの発達状況は個人差が大きいため、果物の種類や与え方に注意を払うことが重要です。
アレルギー反応のリスクがある果物や固いものなどは特に注意が必要です。食べても問題ないものの、そのまま与えるとのど詰まりの原因になるものは適切な大きさに切り分けたり、柔らかく調理したりすることで安全に与えるようにできるとよいでしょう。
赤ちゃんの発達状況に応じて、新しい果物を少しずつ導入していけるとよいですね。
1歳児に果物をあげるときに気になること
子どもが1歳頃になり、さまざまな果物の味を知ってほしいと感じたことがある保護者もいるのではないでしょうか。1歳頃に食べる果物について、気になることを聞いてみました。
30代ママ
20代ママ
モモやリンゴなどの果物は、今まで火を通してからあげていました。娘は最近1歳になりましたが、生の果物はいつからあげてもよいのでしょうか。
1歳頃の果物について、どのくらいの量をあげてよいのかわからないと感じているママや、生の果物をあげるタイミングが知りたいと感じているママがいるようです。
そこで今回は、1歳児の子どもが食べる果物について、体験談とともにお伝えします。
1歳が食べる際に気をつけたい果物
離乳食の完了期に入った1歳児でも、果物の種類だけでなく、食べ方や選び方に注意が必要なようです。保護者が気をつけたことについて聞いてみました。
のど詰まりが起きやすいもの
30代ママ
農協主催の幼児食講座に参加したときに、固い果物はのど詰まりを起こしやすいと聞いたので、柿などは3歳くらいまで控えていました。
30代ママ
幼児がぶどうやミニトマトでのど詰まりを起こしたニュースを聞いたので、あげるときは細かく切って慎重にあげていました。
のど詰まりのリスクを避けるため、固い果物や大きな果物は適切な大きさに切り分けることが重要です。特に、ぶどうやさくらんぼなどの小さな果物は、皮をむいて縦半分に切るなどの工夫が必要です。また、赤ちゃんの様子を注意深く観察しながら、食べる力に合わせて提供することが大切です。
アレルギーを起こしやすいもの
30代ママ
キウイはアレルギー反応を起こしやすい果物だと聞いたので、1歳の息子には様子を見ながら少しずつ試しています。最初は舌で味わう程度から始めて、アレルギー反応がないかチェックしています。
30代ママ
私の母がモモのアレルギーがあるので、遺伝があるかと思いモモは離乳食後期から少量ずつ試しました。皮をむいて加熱してから与え、徐々に生のモモに移行しましたが問題なかったので安心しました。
果物アレルギーは個人差が大きいため、新しい果物を与える際は慎重に進めることが重要です。特に、キウイやモモなどは注意が必要なようです。最初は少量から始め、アレルギー反応がないか注意深く観察しましょう。心配な場合は、小児科医や栄養士に相談するのがよいでしょう。
20代ママ
かんきつ系の果物やグレープフルーツは酸味が強くて、1歳の娘の口に合わないようでした。そこで、オレンジやみかんなどの比較的甘めのかんきつ系から始めて、徐々に酸味の強い果物に慣れさせていきました。
40代ママ
保育園の栄養士さんから、パパイヤはたんぱく質に対する分解酵素が強く刺激になると聞いたので、離乳食の頃は避けて、幼児食に慣れてから少量あげるようにしました。今ではパパイヤ大好きのようです。
かんきつ系などの強い酸味やパパイヤなど南国系の果物に多く含まれる酵素は、赤ちゃんの舌や胃に刺激を与える可能性があります。またあまり刺激が強いと果物の味が苦手になってしまうかもしれません。赤ちゃんの反応を見ながら、徐々に酸味に慣れさせていくことが大切です。また、牛乳やヨーグルトと混ぜることで、酸味を和らげる工夫をしていたという声もありました。
1歳児の子どもに果物をあげるときのポイント
1歳の子どもに果物を毎食あげてもよいのかと考える保護者もいるのではないでしょうか。子どもが果物を食べるとき、ポイントにしていることを聞いてみました。
量
20代ママ
1歳の息子に果物をあげるとき、1日にだいたいの食べる量を決めています。野菜が少なめだと感じたときは果物を増やすなどして、果物と野菜であわせて一定量になるようにしています。
30代ママ
牛乳とフルーツを一緒に与えるときは、量のバランスに気をつけています。特に、離乳食完了期に入ったばかりの頃は、牛乳の摂取量が減らないように注意しました。また、食材の組み合わせをチェックして、栄養バランスが偏らないように心がけています。
1日に食べる量を決めているというママがいるようです。厚生労働省によると、1歳児が食べる果物の一回当たりの目安量は、野菜と果物をあわせて40から50グラムとあるため、野菜と果物で摂取量のバランスが取れるとよいかもしれませんね。離乳食から幼児食への移行期には、果物の甘さに偏らないよう注意したという保護者の声も。野菜の摂取量とのバランスを考えながら、適切な量をためせるとよいでしょう。
切り方
40代ママ
1歳の娘は手づかみで食べることが好きなので、指でつまんで食べられるサイズに切っています。ミカンはひと房ずつ、イチゴは4分の1に切るなどしています。
30代ママ
幼児食の中期から後期にかけて、料理の際に食材の切り方を工夫しました。赤ちゃんの口の大きさや咀嚼力に合わせて、徐々に大きさを変えていきました。例えば、バナナは最初スプーンですりつぶしていましたが、そのうち1cm幅の輪切りにし、最終的には半月切りにしました。
手づかみやスプーンを使うなどの食べ方や歯の生え方にあわせて、切り方を工夫している保護者もいました。指でつまめるサイズやひと口で食べられるサイズにすると、子どもが食べやすいようです。離乳食の完了期から幼児食への移行期には、徐々に大きさや形状を変えていくことで、咀嚼力や飲み込む力を育てたという声もありました。のど詰まりのリスクには常に注意が必要です。
タイミング
30代ママ
うちの場合、果物を食事といっしょに出すと果物ばかり食べて食事が進まないことがありました。果物は食後にデザートとして出すことで、食事もよく食べてくれるようになりました。
20代ママ
野菜の摂取量を増やすため、離乳食初期から野菜を先に与えるようにしています。果物は離乳食後期から徐々に取り入れ、完了期では食後のデザートとして提供しています。こうすることで、野菜の味に慣れさせつつ、果物も楽しみながら食べられるようになりました。
食事と果物を同時に出すと食事が進まないと感じて、果物を食卓に出すタイミングを変えた方がいるようです。子どもが果物を食べすぎてしまうときや果物しか食べないと感じたときには、食後に出したりおやつの時間に出したりと、食べる時間を変えてみるとよいかもしれません。
特に、離乳食から幼児食への移行期には、果物の与えるタイミングを工夫することで、バランスの良い食事習慣を身につけたいと考える保護者は多いでしょう。野菜や主食、タンパク質をしっかり摂取した後に果物を提供することで、栄養バランスを整えている保護者の声も聞かれました。
実際に1歳児の子どもが食べている果物とは
1歳頃の子どもは、実際にどのような果物を食べているのでしょうか。1歳児の子どもがよく食べている果物を聞いてみました。
バナナ
30代ママ
うちの子はバナナが好きなので、朝晩で1本のバナナを食べることもあります。果物のなかでも安価で手に入るものなので、ついあげすぎてしまいそうになります。
30代ママ
のど詰まりを防ぐため、バナナは必ず食べやすい大きさにカットしています。離乳食後期から完了期にかけては、バナナの繊維に慣れさせるため、潰す割合を徐々に減らしていきました。また、毎日チェックして、熟し具合や傷みがないかを確認しています。
果物のなかでも安価で通年手に入りやすいバナナを、よく食卓に出しているという声がありました。火を通さなくても柔らかい食感のため、初めて生の果物を食べる場合に挑戦しやすかったという体験談も。
バナナは栄養価が高く、離乳食や幼児食に使う方が多い食材ですが与えすぎには注意が必要です。バナナの量を調整しながら、ほかの果物や野菜とバランスよく取り入れている保護者が多いようです。
イチゴ
20代ママ
野菜が足りないと感じたときには、小さめのイチゴを2個くらい食後に出しています。イチゴがもっと欲しいと泣くときもあるので、小さめに切って量が多く見えるように工夫しています。
30代ママ
牛乳にまぜてあげたり、ヨーグルトと一緒に提供したりすることで、イチゴの酸味を和らげつつ、乳製品も摂れてよいですよね。離乳食後期から始めて、完了期では生のイチゴも少しずつ試しています。
イチゴなどの赤い果物は食欲が増しそうですね。ママのなかからは、イチゴの酸味が強いと感じたときは、牛乳やヨーグルトに混ぜて酸味が和らぐようにしているという声もありました。
アレルギー反応を引き起こす可能性もあるので、最初は少量から始めて様子を見たという保護者もいました。また、イチゴの甘さに頼りすぎず、野菜の摂取量とのバランスを取るようにしたという声もありました。
ミカン
40代ママ
冬になるとミカンが実家から段ボールで届くので、よくミカンを食べています。房の皮が残って嗚咽することがあったので、厚い皮や白いところは取るようにしています。
30代ママ
かんきつ系の果物は酸味が強いので、離乳食後期から少しずつ試しました。完了期に入ってからは、ミカンの房を半分に切って与えています。また、ミカンを食べる前後は、野菜もしっかり食べられるようバランスを意識しています。
ミカンの種類によって、1歳頃の子どもでは房の皮が噛みきれないこともあるようです。食べやすいように取り除いてあげるとよいかもしれません。
かんきつ系の果物は酸味が強いため赤ちゃんの様子を見ながら与える量を調整したという保護者の声が多くありました。のど詰まりを防ぐために、食べやすい大きさに切り分けるなどの工夫をしているという声もありました。
果物を食べないときや食べすぎてしまうときの工夫
1歳児の子どもが果物を食べないと感じたり果物をあげすぎかもしれないと悩む方がいるかもしれません。保護者は、食卓でどのような工夫をしているのでしょう。
果物を食べないとき
20代パパ
下の子は上の子に比べて果物を食べない方でした。旬の果物を楽しめる果物狩りに行くと、自分で取った果物を食べることが楽しかったようで、それ以来食べてくれるようになりました。野菜をあまり食べないのでビタミンの補給にできるだけ食べさせたいです。
20代ママ
うちの場合、果物の酸味が苦手なようだったので、ホットケーキに混ぜると食べられました。最近では牛乳やヨーグルトに入れて食べるのもお気に入りです。
子どもが果物を食べないとき、ママやパパたちは果物狩りに行ったり、牛乳などほかの食材と混ぜたりして、果物が楽しめるような工夫をしているようです。子どもによっては、手や口の周りが汚れることや食感が苦手なこともあるため、子どもの様子を見ながら食べていない原因を探ってみるとよいかもしれません。
また、離乳食初期から中期、後期と段階を踏んで果物を導入することで、徐々に味や食感に慣れさせることができます。果物の甘みを生かした料理を工夫するのも一つの方法です。
果物ばかり食べすぎるとき
30代ママ
うちの子が1歳後半の頃、果物ばかり食べすぎなのではないかと感じたので、食べるのに時間がかかる冷凍した果物をあげていました。暑い季節は冷たくて気持ちよいのか舌で転がしたり、大事そうに少しずつ噛んだりしていました。
30代ママ
お中元でもらったパパイヤを食べたがったので、酵素の刺激が強いと聞いたので少量から始めて様子を見ながら与えました。食べやすい大きさになっているかチェックし、のど詰まりにも注意しました。幸い、パパイヤは問題なかったようですが、果物が好きなので野菜の摂取量とのバランスも意識しています。
果物ばかり食べていると感じたときは、冷凍のブルーベリーやイチゴなどをあげていたというママもいました。噛んだり溶かしたりしてゆっくり味わえる冷凍の果物は、食べすぎを予防してくれそうです。
離乳食の完了期から幼児食への移行期には、果物の甘みに偏らないよう注意したり、野菜や主食、タンパク質源とのバランスを考えながら、適切な量の果物を提供するように気をつけたりしている保護者もいるようです。果物の種類を変えることで、さまざまな栄養素を摂取できるような工夫ができるとよいかもしれませんね。
離乳食や幼児食の知識はどこで得る?
1歳児の食事や料理について悩む方は多いようです。離乳食から幼児食への移行期には、さまざまな知識が必要になります。果物や野菜の与え方や量、種類など、保護者がどこで情報を得ているか聞いてみました。
自治体の離乳食講座
30代ママ
離乳食初期から中期、後期と段階に分けて開催される自治体の講座に参加しました。果物の導入時期や与え方、注意点などさまざまな知識を学べて参考になりました。
20代ママ
幼児食への移行について相談できる人がいないと悩んでいたときに、自治体の栄養士さんによる個別相談を利用しました。果物と野菜のバランスや、のど詰まりを予防する食材の切り方など、具体的な知識を教えてもらえて助かりました。
自治体が開催する離乳食講座や幼児食教室は、専門家から直接アドバイスを受けられる貴重な機会のようです。地域の特性に合わせた情報も得られるため、積極的に参加することをおすすめしたいという保護者の声がいくつかありました。
料理本やレシピサイト
30代ママ
離乳食の料理本を参考に、果物を使ったレシピを試しています。月齢や発達に合わせたレシピが載っているので、安心して作れます。
40代ママ
幼児食のレシピサイトを活用しています。果物を使った簡単なおやつのアイデアが豊富で、子どもも喜んで食べてくれます。
離乳食や幼児食について知りたい場合に、料理本やレシピサイトを見たことがないという方はいないかもしれませんね。特に具体的なレシピや調理方法を知るのに役立てている保護者の方は多いようです。ただし専門家の監修がないサイトなど情報の信頼性には注意が必要です。複数の情報源を比較しているという保護者の声がありました。
保育士や管理栄養士に相談
30代ママ
保育園の先生に、果物の与え方について相談しました。集団生活での実践的なアドバイスをもらえて参考になりました。
20代ママ
子育て支援センターの管理栄養士さんに、果物と野菜のバランスについて相談しました。個別の相談なので、娘の好みや食べ方の癖に合わせたアドバイスをもらえました。
保育士や管理栄養士などの専門家に相談することで、個々の子どもの状況に合わせた具体的なアドバイスを得ている保護者の声がありました。定期的な相談を利用することで、成長に合わせた適切な料理ができ、役に立っているようです。
1歳児の食事に果物を取り入れてみよう
1歳頃の子どもに果物をあげるとき、適当な量や生で食べてもよいのかを知りたいというママがいました。毎食果物ばかり食べる子どもに、あげすぎかもしれないと考える方もいるかもしれません。
果物は栄養価が高く、子どもの成長に欠かせない食材です。しかし、与え方や量には個人差があります。離乳食の完了期から幼児食への移行期には、果物の与え方や料理方法にも注意が必要のようです。
のど詰まりなどのリスクに気をつけながら、徐々に種類や量を増やしていくという保護者も多く、果物だけでなく野菜や主食、タンパク質源などとのバランスを考えながら幼児食への移行をしているようです。
果物しか食べないときは、果物の切り方や食卓に出すタイミングなど、さまざまな工夫をすることが食べすぎを防ぐポイントのようです。子どもが果物を食べないときは、缶詰を使ったり果物狩りに行ったりして、さまざまな果物に触れることで食べる楽しさが知れるとよいですね。
※今回の記事でご紹介したものは、離乳食・幼児食の一例です。新しい食材・料理を取り入れる際は、お子様の消化機能の発達に合わせた適当な食材・調理法を選びましょう。
1歳になる双子がいるのですが、2人とも果物が好きなようで食べすぎていないか気になります。1歳の子は、果物を1日にどのくらい食べてもよいのか知りたいです。