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入学式の着物にあわせる帯。選び方や結び方のコツ
着物を着る際に用意する帯や小物
子どもの入学式に訪問着や色無地などの着物を着ようと考えているママのなかには、どのような帯を選ぶとよいのかや帯の結び方のコツが気になる方もいるかもしれません。今回は、入学式の着物にあわせる帯の選び方や帯締めなど着物を着る際に用意する小物の他、袋帯を自分で結ぶコツについてお伝えします。
入学式に着物で参列するときに気になること
小学校の入学式に参列する礼装のひとつとして、着物を着ようと考えているママもいるのではないでしょうか。ママたちに、入学式に着物で参列するときに気になることを聞きました。
20代ママ
30代ママ
着物の着つけはいつも誰かに手伝ってもらうのですが、息子の入学式には自分1人で帯を結ぶところまで行おうと考えています。自分で着物を着る場合に備えて、帯の結び方のコツを知りたいと思いました。
入学式に着物で参列するとき、ママたちは着物にあわせる帯の選び方や結び方のコツなどが気になっているようです。他にも、入学式に着物を着る際に用意する帯や小物について改めて確認したいというママの声もありました。
そこで今回は、入学式に着物を着るときに用意するものや帯の結び方などについてご紹介します。
着物にあわせる帯の選び方
入学式に訪問着や色無地などの着物を着るとき、どのような帯をあわせるとよいのか気になる方もいるようです。ママたちに、着物にあわせる帯の選び方を聞いてみました。
着物の色あいとの相性で選ぶ
30代ママ
入学式に着る色無地には、着物と異なる色の帯をあわせました。淡いピンク色の色無地に華やかさを添えられるように、桜の柄の入った光沢のあるベージュの帯をあわせる予定です。
着物の色を補うことでコーディネート全体のバランスがよくなるよう、訪問着や色無地と別の色あいの帯を選んでいるママがいるようです。ママのなかには、控えめな印象になるよう着物と帯の色あいを同系色であわせたという声もありました。
重ね襟や帯締めなどの小物の色をきかせ色としてコーディネートのポイントにもできるようなので、事前に着物の上に置いて色あいのバランスを見てみるとよいかもしれません。
着物の柄とあわせる
20代ママ
私の場合は、なるべくいつも着物と帯の柄をあわせるようにしています。古典柄の着物には古典柄の帯とあわせるようにするなど、着物を着たときの見た目に統一感が出るのではないかと思いました。
コーディネートに統一感が出るよう、着物と同じような柄の帯を選ぶのもよいかもしれません。他にも、大柄の着物には小柄の帯をあわせるなど、バランスのよい見た目になるよう着物と違うタイプの帯を組みあわせることを意識しているママもいました。
ママたちの好みや着物とあわせたときの相性にあわせて、入学式にふさわしい清潔感のある装いになるような帯を選ぶとよいかもしれません。
着物の帯を結ぶ際に用意する帯や小物
帯結びに必要な小物にはどのようなものがあるのでしょう。実際に、ママたちが帯を結ぶ際に用意した小物は以下のようです。
- 袋帯
- 帯枕
- 帯揚げ
- 帯板
- 帯締め
- クリップ
入学式というお祝いの席には、最も格が高いとされており幅と長さもある袋帯を選ぶとよいかもしれません。帯結びの際に帯の形を整えるために用いる帯枕や、帯の間に挟んでしわができないように使う帯板も用意しておくとよさそうです。
帯枕を包む帯揚げは、着物を着たときに前から少し見えるのでコーディネートのアクセントにもなるようです。セットした帯を留めたり、帯を結んだりするときに必要な着物用のクリップも忘れずに準備しているというママの声もありました。
着物にあわせる袋帯の結び方のコツ
入学式のために自分で着物を着たい場合、どのようなことをポイントに帯を結ぶとよいのか知りたい方もいるかもしれません。ママたちに、袋帯の結び方のコツについて聞きました。
帯を締めるときに中心がずれないようにする
40代ママ
二重太鼓結びを自分で行うときは、帯を三角に折った頂点部分が背中の中心からずれないように気をつけています。鏡の前でよく見ながら、位置がずれていないか丁寧に確認しました。
自分で帯を締めるとき、帯が背中の中心からずれないよう意識することで結び終わったときに美しい見た目になるかもしれません。もし背中の中心からずれてしまった場合は、巻きながらゆっくりと元の位置まで戻しているというママの声もありました。
帯はしっかり締める
30代ママ
帯結びを自分で行うときは、出かけた先で着崩れないようにしっかりと締めるようにしています。帯の三角になっている部分に人差し指を入れて、すき間が出ないようにしっかりと締めました。
小学校で着物が着崩れてしまうことがないよう、しっかりと締めることも自分で帯結びを行うときのコツかもしれません。着る時間が長い場合は、自分で少しきつめだと感じるくらいまでしっかり締めるようにしているというママもいました。
帯を手早く結ぶ
30代ママ
少しでもきれいな見た目に仕上げられるよう、手早く帯を結ぶようにしています。以前二重太鼓結びをゆっくりと結んだとき、手順通りに行っても完成するまでに着崩れてきてしまったことがあったので、手早く結ぶことが大切だと感じました。
どこから見ても着姿が整っている見た目になるよう、手早く帯結びを行うことも大切なようです。美しい着物を着て晴れやかな入学式を迎えられるよう、不安な工程がある場合は何回か練習しておくとよいかもしれません。
入学式にふさわしい着物で参列しよう
入学式の着物にあわせる帯を用意するとき、ママたちは訪問着や色無地にあう色あいや柄などさまざまなことをポイントに選んでいました。着物以外にも帯締めや帯揚げなど、着用するために必要な小物が揃っているかどうかを改めて確認しておくとよさそうです。
着物が着崩れないようにしっかりと締めることなど帯の結び方のコツも意識しながら、子どもの門出である入学式をお祝いするような礼装ができるとよいですね。
入学式に着ていく着物は選んだのですが、あわせる帯がまだ決まっていません。着物にあわせる帯は、どのようなことを意識して選ぶとよいのでしょう。